きいておれないニュース
きこえてきたら
すぐ
消す
ふと
お仏壇のまえ
すわるあいだ
ほんのすこしでも
と
おもいつく
風邪気味なんだけど…
くしゃみ鼻水の
ぐしゃぐしゃで
踏ん張ってる
もう
できなくなってしまった
そのひとつ
仏教の
ほかの本
読めなくなって
たとえ
一頁でも…と
ぼんやり繰ってみた
ごめんなさい
すぐ
きた
ただ
お浄土のひとたちと
いたいだけ
って
ごめんなさい
やすむねえ…って
横になるねえ
シーちゃんって
ごめんなさいって数頁を繰る
短歌の本だ
そのなかに
と
あった
見せ消ち…
デモ
と
テロ
デモを
絶叫戦術
と言い
テロ行為とその本質は変わらない
と
あからさまに言い
すぐ撤回
打ち消す
見せ消ち
知らなかった…
特定秘密保護法案に反対するデモに対しての
石破茂の発言
そうか
ずっと
こうか…
と
すわってられなくなった
ずうっと
この国
こんなにも
不穏
こんなにも
困難
こんなにも
過酷
いま
戦争にむかってゆく道すじかなあ…って
もの知らぬ自分
恥じていた
全身
こわばってしまった…
いっそう
なにもかも
こわくなった
見せ消ち
かの党の
一等の
戦略戦術なのか…
くりかえして
ひとびとを
鈍麻させて…?
そうして
いま
なのか
そう
おもったら
あの
わたしの知らない戦争の
まえも
こんな?
って…
強風の
こわさと
あいまって
なんにも
ひとつも
できなくなってた
かんがえられなくなった
風邪気味のぐしゃぐしゃの日に
見つけられたんだ
刻まれてしまったんだから
平和
祈るように
つよく
きよく
平和の道へ
むかわなくては…
そう
こころに
念じた
ニュース
みんな
すべて
胸がつぶれそう
だけど
目
そむけてならないなあ…
消されたことで
焼き付けられる
見せ消ち
ふかく
息した
一首
ひびいてくれて
せつなかった
なんにも
なんにも
できない
どこにもゆけない
ぐしゃぐしゃの自分に
ただ
てらしていた…
身辺をととのへゆかな
春なれば
手紙ひとたば草上に燃す
小中英之
現実
手紙は叢に
燃したのでなかっただろうなあ…
春に
身辺の変化に
身動きとれない病弱の自分の
やきつくような
追われるような
いたたまれない
焦燥感なのだろうなあ…
平和
世界平和でなくては…
よわさ…
祈るしかなくて
よわって
よわっていて
ごめんなさい…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
いちにち
無事に
ただ
無事にいてくれるように
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい