さんげ
ごめんなさい
は
あわれみを…
の
祈り
あわれんでください
そうして
あわれんでくださって
ありがとうございます
という
これで
祈りと
言えるかなあ
雪
ものすごい…
シーちゃん
って
真夜中
どきどきみた
はらはら
ふらふら
頭
なんにもかんがえられなくなってるのに
まるで雪みたい
さらに
まっしろく
もやかかってしまったようで…
倒れそう
深呼吸した
懺悔滅罪くりかえしていた
ニュースよりも
降っているなあ
またか…って
線状降水帯と同じように
線状降雪帯なのかなあ…
自然の為すこと
運
縁
逆らえず
抗えない
どうにもしようのない自分になって
どうにもしようのない自分を生きて
さんげするより
生きようなくなって
おろかな祈り
おろかな
いちにち
いちにちは
ただ
いま
きり
そうしか
生きようなくて
ごめんなさい
背中
痛くて
正座ができない
ニュース
いよいよ
おっかないことばかりに…
どこか
ゆっくり
眠れる場所があるならなあ
と
おもったら
すぐ
ここ
お家
ここに
生まれた…
ここに
パパママ
ご先祖さま
お釈迦さまも
お祖師さまがたも
神さま
観音さま
お浄土の
ひとたち
いてくれるよ…
こころに
おねえちゃんも…
と
ありがとう
となって
ごめんなさい
となって
ただ
懺悔滅罪
おとなえした
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
以前おねえちゃんに
部品注文してもらい
自分で直していた古いミシン
せっかく注文してもらったのに…と
重たくて持ち運びが危険だなあ…と
よろよろ
気をつけて…
気をつけて…と運んでおいた
明日は
ないかも
って
壊れてもしようのない古いミシン
ずっと使わないとミシンは壊れる
あわれだなあ…
まるでわたしだ
って
いつものように
きれいにお掃除して捨ててあげよう
と
ふらふら
お掃除して
注油して一所懸命みがいてあげたら…
動いてくれた…
もう
ミシン
買うことないから
きっと
きっと
パパだ
って
パパが
直してくれた
って
くの字になりそうな背中
痛む背中
のばして
ありがとう
と
すわった
正座
いちばん
安心する
パパ
ありがとう
と
すわった
真夜中のラジオ
カソリックのシスターのお話
まあいいか
に
ゆきついた
って…
なんとかならない
なるようにもならない
どうにもしようのないわたし
シスターのように
長く生きられるはずもない…
それでも
祈りと
おれば
まったき祈り
ただ
ひとつも
いまきり
でも
いつか
きっと
かなえていただけること
あるのだなあ
と
おもわれた
見知らぬシスター
見知らぬ
祈りとあるひと
おもっていた
ただしずかな祈りと
ひとことの言葉もなく
まったく会話もせずに
生涯
神さま
のみと
会話して
捧げ尽くして
祈っていた
という
亡きシスターのお話
きいて
また
わびた…
こころに
おもうばかり
ごめんなさい
夜
こえられるように
今日が
しずかに
無事に終わってくれるように
倒れていないこと
眠れて
食べて
やすめていること
お祈りしています…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい