まだ
わたし
ひとならば
詫びなくては
しっかり
詫びなくてならない
そう
わかっているのに…
後悔に
言葉が
逃げてゆく
これも
これも
ちがう
ただ
ごめんなさい
と
なる
ただ
こころに
だけ
詫びる
詫びている
眠れていない
こわいくらい
ふらふら
もたもた
何度も
雪
ただ
みた
なんにも
どうにも
できないのに
ただ
みていた
ただ
みる
おねえちゃんに
パパママに
おじいちゃんに
雪にも空にも…
ごめんなさい
やっぱり
こころに
つたえていた
とんでもなく積もった雪に
建具つぎつぎ開かなくなり
ただ
恐怖する
なのに…
なんにも
できない
どこにも
ゆけない
ここに
お家に
住まわせてもらっていて
神仏が
あって
日々朽ちてゆくものたち
あって
神仏のこと
死のお片付け
それだけは…と
ねがう
なのに
お祈りだけで
祈るばかりで
なんにも
なんにも
できなくなってしまった…
ごめんなさいと
言えてたらなあ
あのとき
シーちゃん
って
起きた
真夜中
しんしん
きりきり
刺すように寒かった
おそろしく降り積もった屋根雪
真っ暗のなか
何度も
みてた
なんにも
しっかり
まともに
かんがえられなくなっている
動物と
ひとつ
ちがう
とするなら
祈り…
ただ
それだけ
ごめんなさいも
言葉にして
ちゃんと
つたえられなくなって
ごめんなさい…
どんなに
悔やんでも
後悔しても
悪
つなげたのはわたしなのだなあ…
わたしひとりだ
わたしのほかに
だれも
だれひとり
わるくない
せめては…
と
背筋を
正して
すわった
そのうち
真っ暗の
寒い仏間に
しずかに
ちいさく
お経
おとなえしていた
ごめんなさい
祈らせてください…
真夜中のニュース
おっかない言葉たち…
過ぎて食べてしまう悪
慈悲に他力にすがる身
ここまで
つなげた
悪
みせつけられているきもちする
自然も
世界も
ごめんなさい…
おじいちゃんに
絶対平和主義の
つよくて
立派な
おじいちゃんに
詫びる
詫びて
お経
消えそうに
おとなえした…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
明日
ないなあ
いましか…
それなのに
身動きできなくなって
詫びる
も
言葉さえ
見つけられず
ごめんなさい
は
わたしの
ごめんなさいは
まことの懺悔と
なってくれるか
つたわるんだろうか…
どこまでも
ただ
悪のわたしの
懺悔
また
悪業
つなげてしまうわたしなのでは…
自分
おっかなくて
ひとならば
ひとならば…
明日
あたえられるならば
ほんとうばかだ
おろかだ
明日は
この
いまは
なくて
永遠にないかもしれなくて…
おじいちゃんに
パパママに
おねえちゃんに
詫びる
ここに
こころに
ごめんなさい…
詫びて
祈った
意味なんて
ない
わたしの
生
いのち
ひと
傷つけてしまうばかり
悪
詫びる…
こころに
どうして…
後悔しても
消えてくれないけど
その
後悔とも
ずっと
ゆくんだ
かなしみと
くるしみと
後悔と
ごめんなさいと
ゆくんだよ…
生きていて
生きてこられて
いま
ただ
ありがたいのに
ありがとう
もっと
もっと
いつも
しっかりと
つたえたかった…
どうして
ひるんだの…?
臆せず
素直になって
ずっと
つたえたかった
ごめんなさい…
ただ
ここに
こころに
つたえる
ありがとう
ごめんなさい…
どうか
雪も
風も
どうか
しずかに…
こわい自然とさせてしまった
ひと
その
ひとり…わたし
ましてやの
貪り…
恐怖に
食べて
食べていて
ごめんなさい…
祈らせてください
ゆるしてください
ひとならば…
明日あたえられたなら…
無事
祈ります
かならず
無事に…
無事に…
倒れていないこと
祈ります
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい