シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

すべてに

過酷な冬だった

この冬

 

古家は

重みに歪んで

狂いが生じて

 

もう戻らない

わかった

 

そうか

狂いか歪みか

おもった

 

 

狂う

壊れる

そういう言葉たち

 

自分には

ひとには

もう

言わないでおこうねえ…

パパ

ごめんなさいした

 

神仏のお仕度した

 

いつもの

祈らせてください

 

かなえられそうもなくて

 

くるしいなあ

シーちゃん…って

 

それは

やがて

ごめんなさいだから

 

やっぱり

起きられた

ありがとうだ

なって…

 

 

いま

 

すべてに

謝る

 

ゆるしてください

 

そうして

 

すべてに

ありがとう…となる

 

 

すっかり忘れてたけれど…

 

あの本

あの天国の

登山家の本

忘れてしまってるなあ

また

読めるかなあ…って

 

せつなくなってゆく…

 

謝る

って

そのようなこと言ってた記憶ある

 

過酷な自然には

登らせてくださいという

そのこころもちでゆくらしくて

 

挑戦

という言葉

山に登るほど

嫌いになってゆく

って

 

でも自然は

どこまでも自然で

 

過酷で

 

命懸けであるのに

変わりなくて

 

はじめ

怒り

きて

そのうち

 

すべてに

謝って

謝っている

 

仕度した道具のすべてに

ともにゆく

すべてのものに

さん

つけてたはず…

おもってた

 

勇敢な

覚悟あるひと

じゃなかったなあ…

おもってたら

 

 

よわいわたしが

たどりついた

いまだなあ

 

いま

すべてに

恐怖して

身動きとれないわたしだけど

 

すべてに

謝って

 

すべてに

ありがとうして

 

なにより

いま

ある

って…

 

 

挑戦なんて

おもったことないし

なにとも

たたかえない

そういえば…

 

ネズミにも

さんつけて

 

どこかに行ってねえ…と

お掃除してたなあ

 

ものたちにも

ごめんなさいして

ありがとうと捨ててた

 

 

立ち向かおう

 

そこからし

すでに

無茶なんだ…

 

どこにもゆけないのに

 

 

祈らせてください

ねがうとき

 

me

でなく

us

おもった

 

われら…

 

よわいから

 

こころに

いま

いてくれるひとらへ

こころに

いてくださいと

そう

ねがって

 

祈ってきたんだなあ…

 

 

のりこえる

してこられなくて

 

いまはもう

お浄土の

ひとたち

 

いてくれている

 

いっしょにいてください

いっしょに

祈ってください

って

 

 

 

どうして…

後悔

たくさんありすぎる

 

 

すべてに

謝る

 

さんげする…

 

 

自然

母であり

父である

登山家が言ってたけど…

 

自然の

歩み

ひとと

ともに

あって

 

 

謝るしか

ないんだなあ…

おもっていた

 

負荷

なるべく

減らしてゆけるように…

 

 

平和

かなえられる

自然

ひとのこころ

 

お祈りしていた

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

どうしよう

おもっても

 

どうにもしようのないわたしにも

 

謝ろう…

 

病にも

 

歯にも…

 

こころにも

 

 

そうして

 

お浄土のひとたち

ご先祖さまに

 

お釈迦さまに

 

お祖師さまがたに…

 

 

やっぱり

 

やっぱり

 

おねえちゃんに…

 

 

すべてに…

 

 

いま

生きてあるいま

 

ありがとうして

 

すわる

 

 

こわいんだけど…

 

こえてゆけるように

 

 

無事にいてくれるように

 

 

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい