シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

大事の一

雨になった朝

 

いちにち

寒い…

 

本を読めたら

お針できたら

 

どんなにか幸福だろう…?

いや…

 

いま

幸福

 

めざめられた

しあわせ

ありがとうと

起きられた

 

ありがとう…

 

ありがとう…

 

南無阿弥陀

 

音楽を聴けなくなってても

本を読めなくなっていても

たとえ

もうお針も

お片付けも

かなわいのだとしても

 

 

音に

聞く

聞こえてくれる

 

しずかな雨のさいわい

 

しずかな祈りの

お念仏

こころに

とどいてくれる

 

ありがとう…

 

お仏壇のまえ

お祈りのお仕度ととのい

ほとけさまのまえに

ご先祖さまのまえに

正座した

 

こうべをたれ

ただ手をあわせる

お経おとなえできない

こころもちであっても

 

お茶

いっしょにいただく

しあわせ

 

自分のお茶の度ごと

おとりかえする

へんてこりんご飯も

おそなえする

 

空海さま

だけでなくて

 

お釈迦さま

お祖師さまがた

そうして

 

きっと

あまたの

あちらの

お坊様たち

 

お家の

代々の

お坊様たちも…みんな

 

いまも息していて…?

 

ただしくは

息づくままにおられて

 

祈り

ねがって

 

未だ修行していてくださる

おもわれる

さいわい

 

幸福

 

ともに

祈りとあるひとと

それら

ひたすらの祈りに

つなげていただいたのだなあ

 

ありがとう

すわった

 

 

そういえば…ご近所さんの女性

しあわせになってくれてたんだ…

 

もう

お芝居みたいに絶叫したりしていない

彼女の正義こうあるべきというご家族?

には

まだなってはいないみたい

でも

 

叫んだり怒っておしえたり

無い

助けてもらっているようだった

 

ああ

うれしい…とおもった

 

お釈迦さまの

阿弥陀さまの

ほとけさまのおかげ

うれしいわたし

なのに

 

よき

うれしいこころもち

いま

このいまの

いましかない

いまに

 

くもってしまうのか…?

もしも

くもり濁るこころの

つたわってしまったなら

 

ごめんなさい

となったんだけど…

 

しっかり

ほとけさまの祈りは

つたわってくれてるんだ

おもいなおした

 

彼女の長年のカルトの友?とは

あいかわらずのようだけれども…

きっと

このままか

 

これからは

おのずと離れてゆける

おもった

 

 

大事の

 

一大事

 

ただ

 

生死

しょうじ

 

生死ときらうな

涅槃とねがうな

という

 

であり

涅槃

 

生死

ありがたい

ありがたい

生死

 

ならば

 

死のお片付けとは

 

お片付けぜんたい

はじめから

そうだったのだなあ…

 

こわくて

よわって

へとへとで

お片付けかなわくなったいま

 

ほんとうに

そうおもわれる…

 

はじめは

まだパパが生きていてくれてるときなんだから

 

どれほどの時間

段階的な徒労と

心身の乱高下と

 

絶望と

 

幸福と

 

つなげて

つなげてきたんだろう…って

それでも

 

ぜんぶ

ありがとうだよ…って

 

パパに言ってた

 

こころに

おねえちゃんに

ありがとう言ってた

 

おまいさんしかできないんだぞ

 

パパあの言葉

わかるんだけど…

 

こうなってみれば

ほんとうにそうだったんだけど…

 

パパわたし

お片付けできてたのは

パパやママおばあちゃん

おねえちゃんやおばさん

それから友のおかげだよ

 

選んでくれたり

贈ってくれたり

 

一所懸命作ってくれたり

一所懸命自分で作ったり

 

そういう

わずかの

ほんのわずかの

 

こころこもった

大事な

もの

だけしか

持たなかったおかげ

 

その

幸福

ささやかで

 

あったかい

ちっぽけさの

おかげ

 

そうでしかなかったみたいなんだよ…って

言っていた

お仏壇のまえ

 

パパママにも

おねえちゃんにも

やっぱり

ごめんなさいしていた

 

ごめんなさい

 

まだ

恥ずかしいよねえ…

パパ

シーちゃん…って

 

起きられたのに

やっぱり死のお片付け

かなわなくなってきてるなあ

 

浮腫んでしまうほど

うごいていたんだ…昨日は

って知らされた朝

雨の寒い朝

 

ものすごいおっかながりの自分になって

身動きできなくなって…

はじめて

 

つくづく

おもうこと

恥じだったんだなあ…って

 

おねえちゃんが怖れてたのは

きっといまでも怖れてるのは

恥じ

って

しみじみおもわれていた

 

あのときは

パパがひとり

いまなら

わたしがひとり…

ひとり

このお家で…

 

そのとき

恥じ

 

そのことなんだなあ

 

面倒事の始末と

そこからの

恥じ

 

恥じ

って

 

おっかないもんなあ…

 

ものも

手に余ると

おっかないんだけど

 

ぼんやりしていまい

どんなにおもっても

とにかく寒くて

 

ごめんなさい…

ありがとう…

つなげてた

 

ありがとう

ごめんなさい

 

いっぱい

食べた…

 

ありがとう…

 

 

捨てたものたち

とにかくほんとう大量

ごめんなさいしかない

なのに

 

まだまだごちゃごちゃ

 

ほんとう

恥じ

おもう

 

恥ずかしいのに

 

できなくなってきたよ

パパ…

 

ごめんなさい

 

おねえちゃん

ごめんなさい…

 

 

なぜだか足の浮腫みには

正座に助けてもらえる

椅子は

たちまち浮腫んでしまう

 

昨日いちにち大半を立ってて

ふらふらうろうろしてたおかげで

 

パパ直伝の

もこもこ冬まかないのおかげで

壊れかけてしまって

零下のお部屋にいても…

また

今日

あたえられて

 

この冬も

こえられたんだなあ…

 

ここまで

そうして

生きてこられたんだろう

 

ありがとう…

 

 

いま

ありがとう

 

ただ

ありがとう…

 

いま

しかない

いま

 

ありがとう

 

ありがとう

つなげて

 

ゆこう

 

祈りと

お念仏と

 

いま

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

 いま生くも

 ねむりさめても只涅槃

 南無阿弥陀

 南無阿弥陀

 

 

いったいこれ…短歌?

 

なんか

すごいごめんなさいな…

でも

 

もう

恋も

夢も

うたうことないときと

 

いま

ただ

いまを

あたえられて

 

祈りを

あたえられて

 

祈る

いま

きり

 

それきり

無いわたしなんだ…

 

お釈迦さま

ほとけさま

 

ごめんなさい…

 

おねえちゃん

ごめんなさい

 

パパ

ママ

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう…

 

 

 

無事に

 

しずかに

 

かならず

こえてゆけるように…

 

こえて

明日を

かならず

かならず

あたえられるように

 

祈る

 

祈るばかりの

夜です

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい