もう
正気
で無いのかなあ
くるしい
体力気力失せた
肉体はふとったのに
飢えたこころにふとったからか
正気と
自分でもおもえないことばかり
積みあがってく
ごめんなさい…
いのち
お浄土のひと
おねえちゃん
わたしのいのち
わたしのものじゃないのに
この身体もなにひとつも
自分のものじゃないのに
ごめんなさい
また
どうにもしようなくなった真夜中
はらはらどきどき
ただ
こわいまま
朝になった
生きてる
起きてお祈りしよう
ありがとうしよう
シーちゃん
今日
生きてめざめられた
ありがたい今日だ
おばあちゃん
ありがとう
おねえちゃん
ありがとう
ごめんなさい
気をつけて…と
ふらふら
神仏のお仕度
またお団子してお供えした
眠くて眠れなくて
寒くて暑くて
真夜中
たすけて…
正気で無くなった
壊れてる自分の
どっかから
たすけて…と
あの死ねばいいんだ
と
ぐるぐる
めぐる
いったい何度こんなくりかえし
つなげてきたんだろう
どこに?
いったいどこに
たすけを?
無力
は
たすけさえ求める力
無い
いまも
これまでも
おねえちゃんに負担迷惑かけていて
すがってならないその慈悲によって
ただ生きていて
その慈悲による
絶対他力に
生きてるんだ
野菜ひとつも自分ではつくれない
お買い物にゆけたとしても
それら
すべて他力だ
死ねというのは…
病
そのまま
あきらかにもしてもらえない病から
発されているようにおもわれたら
そのとき
は
かならずくる
と
パパママおもってた
まったく気づかないはずのない病
パパママも
そのまましてしまって
おしまいへとつなげられていった
そうだ
死ぬなら
死のう
そうしか無いこと
死さえ
ただ
あたえられるもの
南無阿弥陀佛と
ありがとうと
パパにママに
おばあちゃんに
祈った
阿弥陀さまと
イエスさまとが
重なって
こころにめぐる夜
ありがとうと
南無阿弥陀佛
お念仏申すわたしの
信ずるものは…?
宗教ひとつ
と
こころ定めて
求められるわたしで無いなあ
無力は
どこまでも無力なんだ
世のすべてのひとに見捨てられ
ひとりその孤独と闇に
落ちたとき
神は
仏は
あなたを
わたしを
照らしている
イエスさまも
阿弥陀さまも
ただひとびとのため
ひとり
命懸けで祈ってくれた
だれのためにもならなくても
ただあたえられるいちにち
なにもかも
あたえられたものだ
やがて
おかえしするものだ
ありがとうと
お片付けしよう
ひとつでも
たったひとつでも
おねえちゃんに
なんにもつたえられなくなったごめんなさい
南無阿弥陀佛といっしょになってく
つなげられてく
こころにしか
ここにしか
言えなくて
ごめんなさい…
ありがとう
死のお片付け終えたい
そうすれば…となっていたなあ
くるしくて
よわって
ままならなくなってわかったこと
死のお片付けと
お片付け終えたいと
命懸けに…ひとつでも
そんなひとつ
おもうにまかせなくなって知ったこと
…だったらなあ…っていう
どうにもしようなくて
かなわないことは
ちっぽけなわたしの
ちっぽけなことだから
ぜんぶ
生きてるにんげんには必要不可欠なことで
それらがかなわない自分になってしまえば
ただ傷つく
そういう自分になったことに
自分が
ただ傷ついてしまうんだなあ
死のお片付け
かなえられたら?
そしたら
病院
ゆけるよ…
こわさ
すこしも
かるくなるよ…
きっと
きっと…
けど
きっとは
夢なんだ
かなわない
無いもの
夢
いつまでも
かなわないんだ
死のお片付け
手をかけられないもの
ばかり
積みあがってしまう
死んで
のこしてゆくもの
いらないものだけ
わたしもすでに
だれにも
いらないものだ
こわさに
あたりまえのひとのようではなくなっても
冬もおかしなことばかりして冷えきっても
生きてこられた…
おねえちゃんの慈悲にすがるばかりだけど
生きてこられた
すべて他力
ありがとう
ありがとう…
お浄土のひとに
ありがとうと
すわった
いま
ある
ありがとう
ここまで
生きてこられたこと
ありがとうして
命懸けに
と
自分に言った
役に立たないものならば安心して…
あの言葉おもって
まだまだ果てしないお布団や布系
その山
ひとつ
ひとつだけでもと
手をかけた
洗った
ひきこもりのひと
ラジオでいつか言っていたなあ…
自分は入れなくなってしまったけど
お家のお風呂のお掃除毎日しているって
うん…そうだね
と聞いてた
わたしもだ…ありがとうって
こわくてお風呂入れなくても
わたしもお掃除しているよ
って
いま生きてるねえ…って聞いてた
こわくて出かけられなくなったから
出かけられるようにお仕度しよう
ほんとうそうおもうんだけど…
どうしてか自分おろそかになってしまう
ひきこもり
どっかのだれかも
そんなこと言ってたなあ…
そうだね…ほんとうそうだねと聞いてた
だれのためでもなくなった
お家のお片付け
死のお片付けだ
もう住んでいていけないお家
朽ちてゆくしかないお家
けれども
ここに
いる
ここにうまれ
ここに育った
そして
ここに
死ぬ
ありがとうと
お掃除してお片付けしよう
死のお片付け
ここに住まわせてもらって
ここにいる無力のわたしの
するべきことだ
たったひとつでも
命懸けになって
するべきことだ
おねえちゃんに
お家に
パパに
ママに
ご先祖さまたちに
ありがとうと
つなげてもらってきたお片付け
くるしくて
かなしくて
正気で無くなったとしても
そういうわたしなんだ
わたしの
生きるは
おしまいは
そういうわたしを
おしまいまで
生きるということ
しあわせなこと
生きていること
いま
ある
横になって
背中の痛み
よわまってくれるの待ったりしながら
そっと起きあがって
ひとつでも
と
つなげられたなら
すわって
ありがとうと
お祈りした
ただ
ありがとう
と
お祈りした
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
よろこびとひとつを為さむ
いまあるを弥陀と祈らむ
南無阿弥陀佛
おおすぎるなあ
山と積まれたもの
切り崩して
洗って仕分けして
仕舞えば…?
永久のごみ?
真冬あんまり寒くて
ぼろぼろのお布団も
捨てられなくなったりして
ほんとう
馬鹿
背中が痛くて
暑くて寒くて
おかしな
いちにち
生きていられた
はらはら
ふらふら
ただ
ひとつ
ただ
いま
ありがとう
いちにち無事に終わってくれて
平和な夜になるように
祈ります
夜
こえられること
倒れていないように
明日
かならず
つなげていただけるように
祈ります
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい