シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

かなしいもの

わたしのものたち

つかってるものも

捨てられないものも

 

かなしいものだ…

 

恥ずかしいものだなあ

パパママ

シーちゃん

 

かなしいよ…痛いよ…

 

生きて起こしてもらえたよ

ありがとうだよ…

いっしょにお茶を飲もう…って

 

のばせない背中

よろよろふらふら

くの字にしながら

神仏のお仕度

 

お浄土のひとと

お話してるのって…

おじいちゃんの死から

ずっと

 

ずっと

かなしいわたしだよ

 

ずっと

いっしょにいるんだよ…

 

お浄土のひとたちに

独り言…

 

お仏壇からお下がりいただくのに

おじいちゃんいただきますと

お祈りしてたちびの自分が

まだ

いるなあ…

馬鹿なんだ

 

パパママも

お浄土へ

それからは

パパママおばあちゃんの声…

いよいよ

ほんとう

いっしょとおもわれる

 

生きてる

いま

 

生きてこられた…って

ありがとう

ありがとうと

お祈りした

 

 

いれものを無くすると

しまわれてたものたち

ほんとう

かなしい

 

でも

重たいものに詰めこまれ

そのまま…

もっと

切ない

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀

 

神仏お祈りしながら

痛む背中くの字にしながら

かなえられそうな

ひとつつなげてた

 

南無阿弥陀

ただ

お念仏申す

 

ふと

迷い

 

お念仏

途切れた

 

ひやり…

 

うわっ!

おお…

 

一瞬の

迷いに

親指ざっくり切ってしまうところだった…

 

 

ありがとう

 

南無阿弥陀

 

ありがとう…

南無阿弥陀佛…

 

深呼吸した

親指は無事だった

 

 

壊れた冷蔵庫

このままじゃ

夏こえられない

生きてゆけない

 

ここに

生きているわたし

 

ここに

生きていてよいのか?

そもそも…わたし

生きていてよいのか…

 

生きていてごめんなさい

 

ごめんなさいも

ありがとうも

どちらも

いまの

わたしなんだ

 

慈悲に

他人の飯を食って生きるものの

こえがたい迷いというならば

あまりに愚か

 

馬鹿だ

わかってるんだけど…

 

一茶のことおもってた

かなしみ

おもった

 

卑近

いわれても

おのれのこころ

見つめつづけたひとの

つよさ

 

深いかなしみ

 

馬鹿なわたしなんだ

どこまでも

 

裁きみたいものさえ

迷いなんだ

迷いの

自問自答なんだ

 

馬鹿なんだ

それは悪で

 

あきらかだ…

 

親のおしまいにも

馬鹿なわたしで

悪つなげて

 

こらえられ無かったんだなあ

 

ごめんなさい

 

南無阿弥陀

 

南無阿弥陀

ごめんなさいと

すわった

 

たどる

って

迷いながらたずね歩くという

そういう意味もある

いにしえの言葉

 

こんなにも迷うわたしの自問自答

おしまいへの道なんだ

 

生きて

ある

いま

 

ただ

ありがとうなんだ…

 

たどるならば

ただくらくらしてしまうものたち

迷う隙の無かった朽ちたものたち

それら始末かなえてもらえた

 

時間に

こころに

 

おねえちゃん

 

ありがとう

 

お家に

ご先祖さまに

パパママに

 

神仏に

ありがとうしてた

ありがとうと

くの字の

つづき

 

 

わたしがわたしを裁こうと…?

そうなるわたし

いったい

なんの悪の葛藤なんだろう

どんなこころなんだろう

 

われひとり悪

われひとり悪

 

であっても

おしまいまで

こらえて

生きるように

 

そういうものと

そなえられて

ひとと

うまれてこられた…

 

信ずる

 

詫びる

 

信じて

 

こらえよ…

 

悪の

魔の

迷い

 

南無阿弥陀

 

捨てて捨てて

捨ててきたわたしさえ

かなしいものたち

残されていたら

 

捨てるものは

もっとかなしいのになあ…

 

馬鹿なわたしの

生きるは

そのような悪のかなしみと

生きることだったんだけど

 

すてよ

こらえよ

 

ごめんなさい…

もの

使われるためにつくられてる

捨てること

かなしくないはず無いけれど

買ってならない

それだけは

しみついた

 

けど

今度は

最低限の

生きるのためのものまでも…

やがて

 

生きていてよいのか

 

悪くる

 

ごめんなさい

 

ごめんなさいしかないんだよ…パパママ

おねえちゃん

 

捨てたもの

捨てられないもの

かなしいものたち

ごめんなさい

 

死のお片付けならば

 

一生棒に振るに足る

 

迷うわたしのお片付けなんだ

 

愚か悪

迷うばかり

 

ひとつに

他力に

慈悲に

つなげてもらえて

いま

 

ありがとう

 

ひきこもりになって

なんにもできなくなって

どこにもゆけなくなって

 

それでも

生きて

いま

 

ありがとうと

ある

いま

 

よろこぼう…

 

かなしくても

いま

よろこぶ

 

ありがとうしかないんだよ…って

ごめんなさいしか

なくなるんだよ…って

ずっと

お念仏と

つたえてる

 

こころに

 

ここに

 

おねえちゃん

ありがとう

 

パパママおじいちゃんたち

親指無事だ…ありがとう

 

くの字の作業

やっとのことで

終えられた

 

ささやか…ごめんなさい

 

どこまでも馬鹿

ごめんなさい…

 

ニュースこわい…

いまにも

戦争が…

となってこわいんだけど

 

かなしいけどニュースきく

 

 

おのれの

こころの

平和

かなえられなくて

 

大切なひと

傷つけた

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

ただ

平和

祈る

 

祈らせてください

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 たどりゆくすつるのさきの

 わがこころ

 かげもみえざる

 南無阿弥陀

 

 

自分のこころ

と言ったって

悪わたし

 

こんなにも

わからない…

 

ひと

すべて平和に

 

ただ

平和

祈っている

 

信じて

 

祈ってゆく

 

ひと

こころ

 

平和に

 

幸福に

無事に

 

祈る

 

 

 

孤独

わたしを殺すのならば

そのようなわたしなんだよ

自分に

言った

 

ひと

すべて

孤独とあって

 

こらえて

生きてゆく

ひと

 

すべて

すててゆく

ひと

 

 

 

どうか

無事に

幸福に…

 

かならず無事に…

 

倒れていませんように

 

 

平和に

おだやかな夜となってくれて

 

かならずこえられて

 

明日

生きて

めざめられて

 

かならず

つなげていただけるように

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい