シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

珠の涙

涙は、人の心を磨いてくれる魔法の水

 

東田直樹さんの言葉

全文じゃない

抜粋で…ごめんなさい

 

ありがとう

 

東田直樹さん

見知らぬひとの心無い言葉ずっと

いまも…ただこらえてるかなあ…って

いつもおもう

 

東田直樹さんの言葉

どんな言葉も

ありがたい言葉たちだ…

 

つたえてくれてありがとうと読む

 

珠の言葉だ

ありがとう…

 

昨夜

痛みと眠れなくて

ラジオも聞けなくて

ラジオで知った戦争の悲劇おもってた

親よりも先に死んでゆくしかない

ちいさいひとたちが

おしまいに向かってゆくときに

親きょうだいにつたえる言葉たち

 

どんなおとなより

立派で

かなしかったなあ…って

 

お釈迦さまの言葉みたいに

そうおもわれる言葉たちだ

宮澤賢治さんのお妹さんの言葉も

そういう言葉

珠のようにおもわれた

 

十代の頃

おともだちになって

こころをかよわせてくれた子

自閉症

こころかよわせてくれたこと

うれしかった

東田直樹さんを知ったとき

ただうれしかった

 

 

もの始末もの捨てって

ほんとう

たどることだ…

もの古びてもそのまま残ってて

あのとき…そのまま置き去りされてて…

 

背中の痛み

全身の筋肉痛

足つりきたり一睡もできず明け方うとうと…

くるしかった

そんなときにきてくれた言葉たち

ありがとうしていた

 

シーちゃん

生きてるよ

生きて起こしてもらえたよ…

すぐに神仏のお仕度して

ママに

おねえちゃんに

ごめんなさいとお祈りした

 

パパやおじいちゃんたちご先祖さま

ほとけさま…ごめんなさいと

ずっと祈った

お経はやっぱりかなしくて…

お線香切らさずお祈りした

 

 

泣くな

ってわたし

何万遍?きいたかなあ…?

泣き虫はわるいとおもってた

そのうち

自分にも泣くな泣くなと言いつづけた

 

道元さま泣き虫だったと知って

うれしかった

きっと

お釈迦さま

お祖師さまがたも…っておもって

うれしかった

 

珠の涙だ…って

 

涙わたしの涙ならば

ただ

ごめんなさいなんだ

 

ごめんなさい

ごめんなさい…

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀佛…

 

ひとつ

さずけられて

うまれてこられるというひと

まことのこころ

うまれながらに

うずめられているひと

 

ありがとうと

ごめんなさいと祈る

 

 

もの始末もの捨てしてきて

猛暑も極寒も申し訳無さに

なんにもできず使えなくなって…

死んじゃっててもなんの不思議も無かった

ただ生き延びさせてもらってきたんだ

また猛暑だよ…パパママって

やっと冬まかないの膝掛けやら手をかけた

寒がりがひどすぎて…昨日も膝掛けしてた

 

 

身動きとれなくなったわたし

役立たずのわたし

 

無力のわたし

 

一切他力

絶対他力

すべては

慈悲

 

おねえちゃんの慈悲

 

パパママおじいちゃんたちの

ご先祖さまの慈悲

ほとけさまの慈悲

 

ありがとうして

やっぱりかなしくて

お線香ずっと切らさず

ちっちゃくなったお線香も

消えぬまに移してたいてた

 

ここに

うまれてこられたこと

ありがたいこと

 

お釈迦さまとそのみおしえを

信じて祈るひとたちのお家だ

 

お釈迦さまのみおしえと珠の言葉と

修行して珠のようにみがかれた

お祖師さまがたの言葉たちにも

かすかにでも…

めぐりあわせてもらえたよ…

ありがとう

 

なのに悪わたし

ごめんなさい…

 

くの字になって正座くずした

ママ

ごめんなさい…

お祈りした

 

南無阿弥陀

 

 

なにかしら食べて

生きねばならない

冷蔵庫の残ってるもの

壊れた冷蔵庫見ながら食べて

 

ぽっちゃりさんめざすなどと…

血迷っていたりして

馬鹿だった…悪食だ

馬鹿みたい食べた…

っておもって

ごめんなさいと食べていた

冷蔵庫壊れたことで

いよいよおもう

 

食べてならないわたしだ

働かざるものは…ここはそういうお家だなあ

 

わたしを生かしてくれているのは

おねえちゃん…

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

 

フリースの布や膝掛けは

わたしの一枚のぞいたら

あとはぜんぶママとおねえちゃんのだ

そのおかげで冬も生き延びていられた

くるくる不思議煮豆もママので包めた

 

使ってあげられたんだけど

いざ洗うとなると

驚くほど大量だ…

洗濯機でだから…ごめんなさいと

ありがとうと洗えた

ありがとう

 

ごめんなさい…

 

 

なんにも考えられてないわたしって

壊れた冷蔵庫と生きてて知らされる

やがて

わたし生きて餓鬼道にいたかなあ…って

知らされてく

おっかなくなる…

 

死んでよい?いのちじゃないか…

すでに一生分以上をそれ以上も

食べてしまったんじゃないか…

 

ごめんなさい

 

 

平和

祈る

 

祈らせてくださいと

お祈りした

 

痛みにくりかえし体育座りして

ごめんなさいして

今日ありがとう

いま生きていられてるよ

ありがとうだよママ…

 

一所懸命

お祈りした

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

 置き所無きわれ知らず

 餓鬼道をきたるをかへす

 南無阿弥陀

 

 涙とふ珠とうまれて

 泣き嘆き始末しまひて

 南無阿弥陀

 

 

そういえば…

パパがわたしに泣くんじゃない!って

そう言って叱ったとき

黙ってそばにいてくれてたのは

おねえちゃんだ…

 

そうだ

泣くな!ってパパに最後に叱られたとき

感激してるんだから!って

パパを制してくれたのも…

 

ごめんなさい…

 

泣いた…

 

どうにもしようの無い

働かざるものわたしだ…

生きる資格無いもの生かしてもらってて

ごめんなさい

 

ありがとう…

 

 

ものにも知らされる無力

すててやることが

祈って捨ててやることが

ものの供養かなあ?ママ

 

どこにもゆけなくて…

へとへとよたよた

ひとつ

必死…

一所懸命

 

ひとつかなえてもらえた

 

ごめんなさい

 

食べられて生きていられた…

いま

ある

 

おねえちゃん

 

パパママ

 

 

ありがとう

 

ありがとう…

 

 

 

しずかに

無事に

こえられること

 

かならず明日へと

つなげていただけること

 

倒れていないこと

無事にいてくれること

 

祈ります

 

幸福と

安心と…

 

無事に…

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい