シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ただ白し

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀

お念仏

 

ありがとうと起きた

生きています

ありがとうと

神仏祈る

 

 

くるしくなれば

お経おとなえできない

くるしさにただ

お経おとなえしていたり…

ごめんなさいと

ありがとうと

すわっていた

 

あまりの突然の真夏

ふらふら

しんどい…

おっかなくなって

食べよう…飲もう

いっしょに…と

五観の偈おとなえして食べる

 

食べられた!ありがとうと

お腹いっぱいになるまで食べて…

 

ごめんなさい…

 

ありがとう

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀

南無阿弥陀佛…

 

 

ぼんやり靄かかってる頭

なんにも考えられない頭

 

ご先祖さまたち

パパママおじいちゃんたち

ただおもう

おねえちゃん弟おもう

ただ

おもう

 

 

ここに

いること

生きていること

知っていてくれてる…

 

迷惑かけて

ごめんなさい…

 

生きています…

 

知っててくれてるんだ

 

 

ひとつでも

おもうけれども…とても暑くて

ふらふらくらくらしてしまった

ごめんなさい…

 

ありがとう

 

南無阿弥陀

 

 

ママ生きててくれたときから

ただ生きてる報告ブログといって

ここに書いてきた

 

だれかに

たったひとりに

ひとりのひとにでも

生きてるなあ…って

ただ

そう知っててもらえたら…?

 

ともに

祈ってもらえたらなあ…って

 

あのときも無力に

はらはら

ひとつ

生きてるだけで

 

祈るしかなかったなあ

 

 

ごめんなさいしか無くなった

ごめんなさい

つなげてる

 

悪わたし

だれかと

ひとりとも

つながってならないわたしなんだなあ

まざまざ知らされたりもした

それらも

ぜんぶ

わたしありきの悪

わたしの業

 

わたしひとり悪

 

わたしからつなげられないで…と祈った

 

祈っている

 

 

祈ってゆく…

 

 

すべてひと

幸福に

祈る

 

無事を

平和を

 

ただ

幸福を

祈る

 

 

祈らせてください…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 子めくまま白し白しの念をつぐ

 南無阿弥陀

 南無阿弥陀

 

 こめくまましろししろしのねんをつぐ

 なむあみだぶつ 

 なむあみだぶつ

 

 

もの始末して

ものすこしは減った

 

かなしみが

かさなってくのは…

ただ自分の

よわさ

 

よわいなりの

おもいやりと

よわいからこその

こらえよ…

つなげておれなかったわたしの

いま

 

 

恐怖に

過ぎて食べて

ふとったとしても

パパママのように

よろこんでくれるひと

この世に

ひとりもいないのに

 

自分を傷めてゆくことばかり

かさなってゆくいま…

 

ただかなしい

 

ごめんなさい

 

なんにもまともでなくても

なんにも考えられなくても

どこにもゆけなくても

生きて

いま

 

いま

生きている…

 

ありがとうする

 

愚か悪

懺悔する

 

黒し赤し

というのだなあ

わたしのようなもの

いにしえの言葉なら

 

おもいついても

短歌には

 

おっかなくてつかえない…

 

白し白し

としたよ…ママ

 

南無阿弥陀

 

阿弥陀さま…

おもえば

 

ほんとう

そうなんだもの

 

ほとけさま

ただ白し

 

お浄土のひとも…

 

ありがとう

 

 

南無阿弥陀

 

南無阿弥陀

 

 

お念仏申す

いま

 

お念仏ただ申して

いちにち

いのちつなげていただく

 

ありがとう

 

いのち

大切にできなくなって

 

ただ

生きていて

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

ありがとう…

ありがとう

 

 

半分に裁って手をかけた残り

手放すつもりのもの

ママのお洋服

ずっと

捨てられない

 

見ると

かなしくて

かたまってしまっていた

 

ママは

お浄土

そして

 

わたしのなか…

まっさらな

まことのこころと

修行していてくれてる

 

ごめんなさい

 

南無阿弥陀

お念仏しながら

また無意味な繕いをした

着るの…?な

へんてこりん

 

笑ってよ…

笑ってねママ

 

おお…すごい

って…

ママの声するきもちした

 

永遠に子だ

 

ごめんなさい…

 

親にもなれず

伴侶もあたえられぬ

愚か悪

徳無きわたし

 

おねえちゃんがいてくれて

弟がいてくれて

 

生きてこられて

 

いま…

 

ふとるほど食べて

ごめんなさい…

 

おねえちゃん

ごめんなさい…

 

倒れていないように…

 

元気に

無事にいてください

 

 

鏡に

笑うと

わたしのなか

みんないる

 

みんな

つながってる…っておもわれた

 

みていてくれてる…

知っててくれてる…

 

 

ありがとう

 

ごめんなさい…

 

ありがとう

 

 

さっぱりと

すがすがしいところ…

この

暑さを

味方に?

でもふらふらだ

 

かなしみも浅い愚かだ

 

 

ものわかるひと

かなしみぬいて

くるしみぬいて…

 

灯り

見つけられるのだなあ…

ごめんなさい

 

南無阿弥陀

 

お念仏

いつしか

しみてくれた

 

ただ

信ずる

安心

 

ただ

いま

一瞬でも…

 

それでも

たどりつくこと

かなえてもらえた

 

ありがとう

 

お仏壇のまえ

つたえた

 

こころに

つたえた

 

南無阿弥陀

 

 

祈る

 

 

 

無事に

しずかに

いちにち終わってくれていること

倒れていないこと

祈ります…

 

 

夜こえられて

かならず

無事にこえられて

 

明日へ

かならず

無事につなげていただけること

 

食べられて

やすめていること

 

お祈りしています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい