お砂糖水が飲みたい
そう言って
珍しく
おねだりした娘さん
すこし風邪気味だったというのに
作ってあげなかった母親
もどってからね…
と
制して
工場に送りだしてしまったと
泣いていた母親の告白
忘れられない
つい昨日のことみたいに話していて
娘さんとは
それきり…それきり…
ラジオ
知らない戦争
言葉にして
伝えてくれるひと
なんにも
知らない愚か悪わたし…
知ったら
ただ
かなしいほんとう愚かなわたしだ
ごめんなさいと
ありがとうと
起きた
ふらふら風邪気味?
鼻声だなあ…シ-ちゃんと
独り言に知らされて
南無阿弥陀佛
生きています
ありがとうと起きられたけれど
やっぱり
かなしい
どこまで馬鹿なんだろう
なんでこんなに
よわいんだ…
あの後悔の
かなしみの
女性が
お元気でいてくれるように
ずっと伝えてくれているように…
お仏壇のまえも台所も廊下も
暑い暑いお部屋でも
祈る
祈っていた
今日は
立派な
まことのこころある
信ある
徳ある
すべてのひと
すべて
祈ってくれている日
祈り
すべて
つなげられてゆく日
ありがとう…
ごめんなさい…
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
なんにも
ひとつも
しっかり考えられていない
このまま
すっかり
ぶっ壊れてしまうのかなあ
いちにち
いちにち
ただ知らされてゆく
無力
悪
ごめんなさい
信ずるものとして
ほとけさま
信ずるわたしで…と
南無阿弥陀佛
お念仏
つなぐ
このいちにち
あたえていただいた
有り難い今日
この
ただ
いちにち
いま
ただ
いまを
つなげていただく
ただそれきりの
いま
南無阿弥陀佛
奇蹟のように
かなえられるもの
ひとつとして
無い
それだけ
わかる
たったひとつでも…
お掃除
昨日のつづきした
お祈りして
もの始末
ひとつ
すすまず…
泣けた
原爆投下のため
無風快晴の朝を
何日も待っていたにんげんの話も
ラジオに聞いたような…いや
本に読んだのかも…
この国のひとたちのうち
核は無くすることできる
核は減らすことができる
そう考えるひと
減って
核は
増えてゆく
そうおもうひと
増えて…
信ずるひと
祈りと
ずっと
信ずるひと…
伝えてください…
ずっと
伝えてください
南無阿弥陀佛
祈る資格も
もう
にんげんの資格も
無いのかもしれないわたし
さんげする
祈る
信ずる…
祈らせてください
と
祈る
お経
偈も文も
かならず
功徳
救い
ある
お経
くるしいのは…
ごめんなさいだ
わたしの
いたたまれない
申し訳無さだ
悪
こらえられないわたしの
ごめんなさいだ
南無阿弥陀佛
朝から
ずっと
十方三世一切仏
諸尊菩薩摩訶薩
摩訶般若波羅蜜
じーほ-さんし-い-し-ふ-
し-そんぶ-さ-も-こ-さ-
も-こ-ほ-じゃ-ほ-ろ-み-
ひびいてくれている…
ずっとずっとずっと…
そのひびきと
まことのこころと
おれなかったんだ…
ごめんなさい
後悔も
愚かな
卑しい自分
ごめんなさいしていた
ありがとうと
いま
ある
ここからは…
たとえ
ぶっ壊れてしまってても…
お祈りしていた
まことのこころ
言葉にして
伝えて
ともに
生きる
平和に
よく生きる
そのために
言葉
ある
なのに…
なのに…
ごめんなさい
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
夕星や優曇華夢と隠れたり
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
ゆふつづやうどんげゆめとかくれたり
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
インドの木
優曇華の木
花
三千年に一度咲くという
そのとき
ほとけ
あらわれるという
信ずるひとのおかげで
いま…
無力
ごめんなさい…
ありがとう
ありがとう
暑い暑い夏
無事に
こえらえるように
お祈りしています
倒れないように
いっぱい食べられていて
お水もいっぱい飲んで
無事にいてください
夜
無事に
おだやかな夜となって
かならず無事に
こえられて
明日
かならず
かならず
無事につなげていただくように
祈る夜です
祈らせてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい