雷
おそろしく近く轟く
雨は
突然
屋根
これでもかと
叩きつける
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
どこにもゆけないけど
どっかゆくとこ
わたしいて良いとこ
どっかに
あるかなあ…シ-ちゃん
パパママ
独り言
…声
声
出ない
真夜中どんなに
くるしくても
朝は
ただ
ありがとうだ…
ただ生きて
めざめられて
そのことに
ありがとうだけになるんだ
ありがとう
ありがとうと
神仏のお仕度する
明け方のニュースは…
予想通りで
絶望きた
絶望って言うの
やめておこう…
予想していたより
ひどいのか…
通例?
前例がつなげられたら
あたりまえに…?
おっかない…
南無阿弥陀佛
コロナから…?
その少しまえか
ここも
世界も
おっかないこと
あたりまえのように起きてる
悪わたし
よわいわたし
コロナのとき
わたしも禍いになったんだなあ
非国民
無責任
あとは…?
いちばんこわい言葉ならば
封印しよう
その言葉を言ってきたひと
幸福に…無事に…と
祈っているんだもの
南無阿弥陀佛
生きていなくたって
だれも困らないわたしだ
それでも
お念仏と
生きていられる…
他力に慈悲に
生きていられる…
ごめんなさい
ありがとう…
ずっと
何年も
にんげんと
だれひとりとも
会話していない
会話にならない
一方的な言葉
ただ
一所懸命
聞いてたこと
あれって
なんだったかなあ…
お話
聞いたら
小学生みたいに?
もう友だちになったみたいな
とても
驚いた
年かさのひとたちの
お友だちって…こんな…?って
ひとりぽっちのひと
すぐ
友だちって言うのか
わからないんだけど
やがて
いつか
どちらか
生存確認
発見者?か…
なるかも知れないんだ
わたしが住まわせてもらってるお家は
わたしが生まれたお家であっても
わたしのお家じゃない…
だれにも
教えたら
いけないんだなあ…
だれとも
つながってならないわたしなんだ
南無阿弥陀佛
あの救援物資の投下も
重たいだろうに
おそろしい
そう
おもってたら
少年が
犠牲になっていた…
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
平和
かなうように…
パパ
ママ
おねえちゃん…
今日も
ごめんなさいしか
無くて
ありがとうしか無くて…
ずっと
ずっと
おもうだけ
おもってるだけ
祈るだけ
ごめんなさい…
お寺さんのことも
いま
立ち向かえてない病の
塊
痼りと
同じくらいに
重たくて
こわくて
ごめんなさいで
それでも
ずっと
ずっと
おもう
おもって
祈っている
悪わたしが
お坊様お寺さんを祈るなんて
こころにきりしか
ゆるされない
知られたら…?
なにか
問うてしまっていたら…
もっと
住職さまに
怒られてたかなあ
怒りん坊なのか…
いや
もの知らぬ
わたしが悪なだけなんだな…
お寺さん
おもって
祈っていて
捨てられないもの
動けずながめてた
読むと
ただ
かなしいもの…
読んでしまう
馬鹿だ
ママ
きっと
絶望したな…って
パパは
怒りん坊だもの…
いつもパパを
なだめて
盛り立てるのは
ママだったもの
ママが
通いたくて
つづけていたみたいな
大般若会
信心
お寺お墓のお参り
そのはじめ
ふかい
かなしみ…
信仰
祈り
大般若会…
いつしか
ぷっつり
途絶えていたんだ…
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
祈らせてください…
ごめんなさいしか
無くなったわたし
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
香清く心立てませ鎮めませ
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
かうきよくこころたてませしずめませ
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
お線香が
祈りが
届いて…
なんにもならない
どうにもしようないわたしの
この
祈り
この
こころ
起こさせて
鎮めさせてください…
ごめんなさい
ありがとう
ありがとう…
無事に
無事に
夜
こえられて
明日
かならず
無事にめざめられて
かならず
いちにち
あたえていただくように
祈ります
祈らせてください…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい