シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

しあわせを祈る

パパ

ママ

ごめんなさい…

 

おじいちゃん…おばあちゃん…

 

真夜中また

ひとりひとり呼んで

お念仏つなげて呼べば

 

おっかないこころにも

たとえ

一瞬の

灯りであるとしても

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀

 

ああ…

うん

ありがとう…ってなって

 

しあわせなわたしだ…って

 

パパ

生きているよ

いま

しあわせ…

 

生まれてこられて

しあわせなわたしだ…パパママ

 

こころに言って

手を合わせる

 

南無阿弥陀

つなぐ

 

背中が痛くて

すわっても

くるしい…

 

いま

生きてるねえ…シーちゃんって

 

また独り言しては

しばらく

うとうと…

 

ありがとうと起きられた

 

南無阿弥陀

 

ありがとう…

 

 

法然さま

御歌に

十遍

念仏

申せば

安心と

眠れると

そう歌われていたなあ…

 

夜通し

つなぐ

お念仏

ごめんなさい…

 

南無阿弥陀

 

 

朝昼夕と

夜と

お経をおとなえしていたのは…

 

いったい

いつ?

 

いったいだれ…

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

ありがとう

 

ありがとう

 

 

ありがとう…

 

南無阿弥陀

 

しあわせ

祈る

 

いま

無事に…祈る

 

しあわせに…

 

 

戦場にあって

そのとき…と

なったとしても

 

天国に

 

お浄土に

 

救い上げられる

さいわい

こころに

ずっと

あって

 

そのとき

あって

 

最上の

祈りと

おれば…

 

祈る

 

 

かなしい祈りだなあ…

かなしくて

 

それでも

祈った

 

 

いま

きり

 

もう

いま

そのときも

 

たとえ…

 

たとえ…と

 

また

すわっていた

 

 

 

戦争が

もたらすもの

 

不幸

怒りが

その根

 

ただ

不穏に

ただつなげられてしまう

 

祈り

つなげられて…

 

 

怒り

つなげられてゆかないように…

 

 

ひと

祈りと

ずっと

いたならば

願えば

 

愚かなわたし

悪わたしだから

 

ごめんなさいばかりのわたしだから…

 

いま

ある

さいわい

ありがとうするんだと

ありがとうと祈るんだ

お仏壇のまえすわっていた

 

お線香たいた

ありがとうと

祈った

 

祈らせてください…

 

祈らせてください…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

 風も無き輪廻の里に継ぐ命

 南無阿弥陀

 南無阿弥陀

 

 かぜもなきりんねのさとにつぐいのち

 なむあみだぶつ

 なむあみだぶつ

 

 

くるしくて

かなしくて

ずっと

迷って

 

迷子のこころで

お片付けもかなえられず

 

ぶり返した暑さにも

いっぱい食べられるのだって

 

パパママ遺伝子だ…

 

わたしと弟が

受け継いだ?

 

 

ママのご飯の

豊富なお野菜の副菜が

大皿や鉢に山と盛られ

主菜よりも

すきで

 

いっぱい食べたねえ…ママ

弟とわたしが残り物係だったから…

残ったら

つらかったねえ…

 

ママのいっぱい作るご飯は

ずっと

ずっとつなげられたらしくて

 

 

南無阿弥陀

 

 

お刺身の

下魚?ごめんなさい…いまや

ぜんぶ高級なんだけど

タコやイカがすき

 

パパといっしょだ

 

水タコを冷凍して

弟にもわたしにも

送ってくれたり

ママ言うところの子ども孝行な

やさしいパパだ

 

水タコ…って

泣けた今日

 

 

もう

ちっこいちっこい煮干しのほか

お肉お魚は食べなくなった

煮干しもちょっぴりだなあ

 

おねえちゃんに

お肉お魚料理を

わたしのへんてこりんご飯

食べてもらえていて

 

しあわせだったなあ…

 

愛あるひと

おねえちゃん

あんなお料理を…

わたしの

お肉お魚料理は

ぜんぶ

きらい

からの

克服料理だもの…

 

 

ありがとう…

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

 

 

末期の水の日本酒も

いっぱいあったウィスキーもブランデーも

みんないっぱい封を開けて飲んでたらなあ…パパ…って

せめて

日本酒

わたしが口をつけていたら…

パパ

おしまいのお酒を

堪能していたかなあ…って

 

南無阿弥陀

 

南無阿弥陀

 

 

なににも

すべてに

孤独が

つなげられてゆくんだけど

 

生きて

ある

いま

ありがとうと

いっぱい食べられて

この暑さに食べすぎるほど食べられて

ごめんなさいばかりになっても

 

いま

この

いま

さいわい

 

 

無事に

 

しあわせにいて…いま

ただ

いま

さえも

 

一瞬も

 

いまと

 

祈りと

 

しあわせに…

 

 

核弾頭の数を

おもってたら

おっかないわたしになって

それでも

増やさず

減らせると

 

祈って

ひとの

まことのこころ

祈っていた

ただ

祈るわたし

つなげられて

つれてきていただいた…

 

なんにもならない悪わたし

 

生かしてもらっている

 

愚か悪

もう

つなげられ無いわたしを

 

まことのこころを

祈る

 

祈らせてください…

 

 

 

倒れていませんように

無事に…

 

しあわせにいてください

 

 

 

かならず無事に

こえてゆけるように

 

明日

かならず

かならず無事に

つなげていただけますように…

 

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

祈らせてください…

 

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい