ありがとうと
有り難い
有り難い
いま
うごけなくて
どこにもゆけない
おっかないばかりのいま
生きるも
ただ
申し訳無くても
いま
きりの
いまも
ただ
有り難い
南無阿弥陀佛
佛
ある
わたしに
ある
佛われとあり
そのことは
信じようと
信じて信ずるようになったのでは
まったく
無い
縁
そなえられて
うづめられて
あって…
わたし
生まれた
南無阿弥陀佛
いのち
いまきり
たしかで無い
いのち
いまきりの
いのち
大切な
いのち
パパの子で
ママの子で
おねえちゃんの妹で
弟の姉で
わたしになった
ありがとう…
ありがとう
ごめんなさい…
ごめんなさい…
壊れた冷蔵庫といて
なにひとつ傷めずに
食べ切ること
かなえられる
永平寺の典座和尚さまのおかげ
本に
読んだおかげ
大切
意味は
貴重であること
さしせまっていること
壊れたわたし
壊れた冷蔵庫
おんなじだなあ…って
さしせまっているものだ
けれども
いま
きり
いのち
大切に
つなぐすべ
無い
ありがとう
ありがとうと
起きられた
ただかなしく
ただこわくても
いまある
生きてるよシーちゃん
生きているだけで
ごめんなさい…
おねえちゃん
ひとりひとりのひと
生きていないひと
生きているひと
ひとり
ひとり
呼んで
呼んでいる
ありがとう
ありがとう
と
呼ぶ
罪深い悪わたし
ひとりとも
つながってならない
と
知らされた
悪
容易く
つながってしまうんだ
と
知らされた
おねえちゃんのおかげで
生きていて
その
一切他力にも
あたたかな
慈悲にも
御恩
お返しも
かなえられ無いわたしになった
伝えることさえ
してよいの…って
こころに
おもうきりになって
なにもかも
さしせまっているというのに
身動き取れないわたしになった…
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
ごめんなさい…
ごめんなさい
お家は曹洞宗
御本尊は
お釈迦さま
おとなえは
南無釈迦牟尼佛
ごめんなさい…
仏教徒とは
とうてい
言えない
お寺お墓
ゆけない悪わたしだ
おとなえは
南無阿弥陀佛
ごめんなさい…
ぼうっとして
ふらふらして
壊れたわたしが
わたしが壊してゆくわたしを
わたしが
わたしたちが
いのちと壊してゆく地球を
いま
この
いまきりのいま
悪わたしのいま
かなえられること
まもることとは…と
祈って
願って
ただ
いまと
一所懸命
ただ生きていた
極寒の真冬をこえてこられた
いま
この猛暑の
例年より数度以上高温の夏も
ほとんど
うちわで
生きてこられた
ありがとう
ありがとう
生きていて…
伝えたいひと
こころに
おもうきり
ありがとう
伝えたいひと
こころに
おもうきり
ごめんなさい…
ごめんなさい…
無事
願うひと
ただ
こころに
おもうきりの夜
祈らせてください
祈らせてください…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
鎖し固む心ならずも揺蕩ふも
佛われとあり
南無阿弥陀佛
さしかたむこころならずもたゆたふも
ぶつわれとあり
なむあみだぶつ
とざそうと
とじこもろうと
おもっていない…
ごめんなさい…
ゆれうごく
さだまらぬ
わたし
わたしも
ひと
犠牲
言葉
重くて…
言葉は
すべて
重くて
大切だ
われとわが身
ひたすら
捧げて
尽くして
尽くしてくれているひとたちの
おかげで
おねえちゃんのおかげで
生きてこられた
生きていることできる
いま
ありがとう
ありがとう…
戦争して
ならない
戦ってならない
ひとならば…
大切に
ひとの
言葉を
まことのこころの
まことのこころ
まことの言葉と
伝えたい
伝えたいんだけど…
ごめんなさい…
ありがとう
ありがとう…
無事に
無事に…
無事にいてください
生きていて
生きていてください
倒れないように…
食べられたら
すべて
ぜんぶ
栄養
身に
こころに
かならず
なってくれる
無事にいてください…
祈らせてください
祈らせてください
夜
しずかに
終わって
夜かならず
こえられて
明日
かならず
かならず
無事につなげられるように
あたえていただくように
祈ります
祈らせてください
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい