つづく
お線香も
パパとの約束だ
火の元
用心だ
南無阿弥陀佛
背中の痛みは全身に
ぴりぴりする皮膚と頭痛鼻づまりと
ただだるい朝
生きてる…
生きてる…シーちゃん
ありがとうしよう
ありがとう…ありがとう…おねえちゃん
パパママ
南無阿弥陀佛と
手を合わせても
どうしても
どうしても起きられない…
お水…お茶…
神さまほとけさまに
よろよろふらふら
おそなえした
そのまえに水まわりのお掃除して
顔や耳や首や腕を清めて
口を漱いで…
南無阿弥陀佛
お念仏とともにあれば
いま
いまと
つなげられる
いま
のみの
無意味な
うつろなわたしであるのに
一連の
流れの
有り難いいま
つなげていただく
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
ごめんなさい…ごめんなさい…
お先にお飲みください
が
お茶の道の
はじめという
南無阿弥陀佛
お水お茶いただくと
ありがとうと
背中のばした
ごめんなさいと休んだ
なにひとつも
その資格の無い者と自分をおもうのは
そのまま
ただ
有り難いとなる
そしてごめんなさいとなる
南無阿弥陀佛
眠れないまんまでは生きられない
って
わかった
ママお浄土へ迎えられてからだ
南無阿弥陀佛
ありがとうと起きたら
ずいぶん楽になってた
南無阿弥陀佛
ありがとう…ありがとう…
眠れないのも
眠っても
ごめんなさいとなる…
もう
このまま…って
迷いのおもいに
身動き取れないことも
生きているいまさえも
あたかも自分で
自力でつくりだす
いまみたいにして
自ら
絶望?
いつ
であろうとも
たしかなもの
いま
のみ
いのち
有り難いいま
つなげていただくいま
つなげていただいている
すべてに
祈ろう
たとえ
愚かな悪わたしの極みのいまとしても
いま
ある
お経おとなえは
かなえられないわたしになっても
お経
こころにある
お念仏と
ずっと
ある
お線香を
ありがとうと
気をつけてとたいて
すわっていた
天国の
お浄土のひと
修行していて
もう
永久に
絶対に
かなわない
浄土再会
疑わずにおれる
安心
おもう
一心に
そこまで…
そこへと…
食べられて
ありがとうなのに
食べていることも
いっぱい食べるわたしには
ただごめんなさいなんだ…
それでも祈らせてくださいと
困難な国を祈っているんだ…
小麦粉と油と砂糖が
大量に滞っているという救援物資
この国ではいつのまにか
それらは悪になっている
お米も…
菓子パンも麺も
ご飯を食べての
おやつやお汁のわたしだから…
いつのまにか食べなくなったけど
パパママが
菓子パンで生きていたなあ…って
小麦粉と油と砂糖があれば…
なんでもできるなあ…って
届けられるようにと
祈っていた
有り難い有り難いご飯
へんてこりんだけれど
いのちの豆
いのちの米と麦
いのちの野菜だ
ぜんぶ
他力だ
おねえちゃんに
パパママに
ありがとうして
五観の偈おとなえしていただくんだ…
南無阿弥陀佛
夜
小豆をお供えして
お下がりいただく
ありがとうといただく
小豆には玄米と麦がちょっぴり入っていて
ちょっぴりの米麹でうっすら発酵している
お米が
消えないように…
祈って
お供えした
お線香
たいて
つきっきりでたいていた
祈った
祈らせてください…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
念念に封ぜられませ迷ひいま
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
ねんねんにふうぜられませまよひいま
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
お浄土のひと
だれにも
ひとりにも
さようならと
言えないまま…
明日また
また会おうね
止まっている…
パパママに
こころにも
また会おうね…
言えないわたしだから…
さようなら
は
左様ならば
の
なごり
しっかりと
伝えて
わかりあえて
左様ならばと
ご挨拶をするのだなあ
祈るしかない…
祈るしかなくて
ごめんなさい…
ありがとう
ありがとう…
祈らせてください
無事に
無事にいてください
夜
無事に
かならず
こえられて
明日
かならず
かならず
無事につなげていただくように
祈らせてください…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい