アジア太平洋戦争終わって
まもなく
争いが始まってた…?
未だに…
ニュース
かなしい
痛ましいニュース
聞いている
いま
いま
いまきり…
祈るきりの
無力
わたし…
悪わたし
南無阿弥陀佛
恥じても
恥じても
ほんとう悪のわたしだ
その悪業に
打ち勝てず
のうのうと
生きてきて
未だに…
悪わたし
南無阿弥陀佛
次々と伝えられる戦争
次々と伝えられる警報
雨
風
祈る
平和祈る
南無阿弥陀佛
いっぱい食べて
それも
他力に
おねえちゃんの慈悲に食べる身で
なんにも
ひとつも
かなえられなくなっても
未だに
いっぱい食べているのは
恥じてもいないんだ…わたしという悪は…
シーちゃん…
パパママ
恥じる資格もない
ごめんなさいばかりだ…
南無阿弥陀佛
お念仏も
卑しい念
悪と
おもう
それでも
お念仏は
いてくれる…
祈らせてください
と
神仏お祈りのお仕度した
稲荷大神さまの日だよ
パパママ
おじいちゃん
おばあちゃん
おねえちゃん…
ごめんなさい
つなぐ
お念仏
つなぐ
稲荷寿司を自分で作っていたのが
まるで夢みたいにおもわれた
大豆煮豆と小豆ご飯
どちらも
ほんのり甘い
ほとけさまにも
お供えするから…ごめんねママ
ごめんなさい…おねえちゃん
お供えして
お祈りした
ごめんなさいと
お祈りした
ママとわたし
おばあちゃんも
だいすきだったのは
甘い煮豆
甘いかぼちゃの煮物
それから…
甘いさつまいものあんかけ
これは
こちらの郷土料理
練りこみっていう
さつまいもの乱切りを
お砂糖を加えて甘く煮て
片栗粉の水溶きでとろみをつける
ママは隠し味のお塩はほんの少し
ほとんど塩味には気づかないほど
甘くてとろけているさつまいもで
ご飯を食べられるのは
ママとわたしと
おばあちゃんで…
甘い煮豆でも白米を食べられるのも
わたしたちだけ
でも
パパも
お酒のお供に甘いのも食べていた…
南無阿弥陀佛
さつまいもも
じゃがいももかぼちゃも
ずっと食べていないなあ
ゴーヤも
玉ねぎも
ネギも
生姜も
果物も
みんなみんな食べていない
菊の花…
いつ食べた…?
毎日のようにおひたしがあったなあって
ママ
ありがとう…
ありがとう…
お祈りしていた
酢醤油で食べる菊の花
だいすきで
ママの野菜料理
だいすきで
そのまんま
ほとけさまのご飯にもなって
漬け物だけで何種類もあって
パパのための
パパだけのお刺身や酢の物や
わたしたちのためのお肉料理…
お肉お魚も
お豆腐も納豆も
食べなくなった
お野菜も
いつもちょっぴり
いつも
おんなじものだ…
ごめんなさい…
生きている
生きてこられた…
ありがとうと
お祈りした
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
夢で
ママおねえちゃんわたし三人
お話していたのは
ママの部屋
なにがなんだかわからない体調
全身筋肉痛で
目も痛くて
でも
ママの部屋…となって
掃き掃除ママの部屋もしていた
いついつまでには…って
どんなにか
願って
希望
つなげてきたかなあ
ただ
生きているきりの
いまきりの
わたしになった…
それでも
ほんとう
有り難い
いま
最上の
さいわいと
ただ有り難いわたしになった
ごめんなさいと
お念仏と
祈りと…
祈らせてください
祈らせてください…
いま
無事に
いま
無事にいてください
夜
おだやかな夜になってくれるように
夜
かならず無事に
こえてゆけるように
夜こえられて
明日
無事に
かならず
かならず
いちにち
あたえていただくように
祈ります
祈らせてください
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい