まるで戦争って
コロナのとき
多くのひと
そう言って
犯人捜し?
ぎすぎすと見張り合ってた
死ねばいいやら
非国民だ
殺す気かとか…
だれひとりも
わたしのせいで死んだりしませんように…って
まだ祈っている
コロナはこえられたあと
亡くなったひともいる
かなしくて
祈る
マスク
二重三重にして
少しも近くにいなくてならなかったひとには
かならず
ごめんなさい
アレルギー体質のうえ気が弱くて
踏ん切りつかずワクチン無しです
できるだけ距離を取ってください…ごめんなさい
そう告知していた…
マスクは
だれかのためにする
いまも
だれひとりもわたしによって
死んでしまわないよう
死んでいないように…
祈ってきた
祈って
ひとり
だれかには
さいわい
ひとり
祈っているうち
どこにもゆけないわたしになった
あたりまえ
無くなった
なんにもかなえられなくなった
だれひとりにも会えなくなった
宇宙に
ひとり?ってくらい
ひとり
怯えて
ひとり戦々恐々
死ねって
非国民って
もろもろ言ってきたひとたち
いま
幸福であるように…
かならず無事にと
祈っている
お浄土に修行してくれているひとならば
見守ってくれているんなあとおもえて
かなしくて
有り難い
ずうっと
かなしく祈る
愚か
馬鹿
かなしくても
ありがとうと
めざめた朝
筋肉痛と
眼の痛み
座ったまま揺れて?心臓くるしい
寒気も…
痛い…寒い…シーちゃん
ごめんなさい
わたしの体も心も
ごめんなさい
おねえちゃん
ごめんなさい…
生きて
起きられた
ありがとう
生きていて
ごめんなさいきても
ありがとう
伝えようと
座っていた
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
食べられて
有り難くて
食べ過ぎて
悪わたし
かなしい
ほんとう
馬鹿だ
つらくて
横になっても
ごめんなさいって
かなしくて
南無阿弥陀佛
お念仏
有り難い
有り難い
お念仏と
また
ひとつと…
かなし
悲し
愛し
美し
みんな
かなし
いにしえの言葉
お坊様でも研究者でも無くて
学びも無い愚か
遺偈に
ただ
想像していたこと
道元さま
おにいさまのおしえ
阿弥陀佛と
まったく
ひとつとなる
そのおしえに
きっと
泣いた…
っておもって
きっと生きたくて
生きられないおもい
黄泉の
救いにも
つなげたんだろうと
師のように
父のように
こえられたら…とも
おもっていただろうなあ…と
こえて
もっとひと
救いたいと
おもうあまり
あの言葉になったろう
もっと
伝えたかっただろう
かなしくて
かなしくて
大悲
仰いだ
泣き虫の
かなしみのひとおもって
祈るひと
おもって
南無阿弥陀佛
禊ぎ
と
生きる
生きること
禊ぎと
生きていてごめんなさいと
ただ
生きる
腹
は
こころのうち
見えないけれど…
まことのこころ
阿弥陀佛と
ある
いま
ある
失敗
しくじり
ばかりしていた
ふらふら拭き掃除
よろよろ後始末
背中
くの字にして
南無阿弥陀佛
お念仏して
やっと
終えられた
ありがとう…
ごめんなさい
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
うべなはむ見そなへ佛よ吾が禊ぎ
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
うべなはむみそなへぶつよあがみそぎ
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
熊も
台風も
地震も
かなしいほど
激しく
厳しくなってゆく自然
ごめんなさい
テレビを録画したとき
きっと
熊がいるだろうなあって
朝日連峰の番組も録ってて
やっぱりツキノワグマいた…
夏のはじめも
山は春みたい
熊
日向ぼっこして
ころんころん
草の芽を食べ
残雪のうえ
また
ころんころん…
太陽
暑いんだなあ…熊
ひとりぽっち
一頭きりの熊
山の熊
安心して
山に生きていた…
かなしみは
かなしみを
あたためる
って
友の死にも
知りたかった
パパママの死にも…
悪に
つなげてしまった
ごめんなさい
ごめんなさい
南無阿弥陀佛
弱虫
泣き虫
ならば
ここからの悪は
かなしみに
まもられて
つなげてならないんだなあ
なんの意味も無い
なんの役にも立たなくて
ただ
こわくて
かなしい
ごめんなさい…
ごめんなさい
なんにもならないことでも
ひとつとおもっても
お念仏
恐怖に
途切れたら
しくじりばかりしていた
おろおろ
よろよろ
後始末していた
夜
生きて
ある…
いまある
有り難いいま
祈るいま
生きていてごめんなさいも
生きてあるいま
有り難い
いま
倒れないように
頃ばないように
かならず
無事に
いちにち
しずかに
無事に終わってくれますように
夜
かならず無事にこえられて
明日
かならず
かならず無事に
いちにちあたえられるように
ただ無事
祈っています
祈らせてください
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい