シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

祈り

食べてならないものを食べ

そのゆえに

生きていてならないいのちと

なってしまっている熊

 

熊が

山の生きものたちが

生きておれない山になること

ずうっとまえから伝えてきたひと

たったひとりでもかなえられること

来る日も来る日もつなげてくれていて

 

新聞にも読み

のちにテレビでも見てた

 

まだテレビ見ることが

わたしのあたりまえの頃だなあ…シーちゃん

 

いつ?

いつ国からの言葉

聞けるのかなあ?って

ニュース聞いては

 

手を合わせていた

 

7人

 

手を合わせて聞いた

 

南無阿弥陀

 

ニュースを読むアナウンサーもつらそう…

 

個体数を把握…猟銃…

 

 

南無阿弥陀

 

無事に…

 

街なかにも迷い込んで潜んでいるんだろう

 

気をつけて…無事に…

 

 

熊と

おんなじわたしなんだ

食べてならないもの食べて

生きてならないいのち生きている

そうおもわれる

 

祈り

ごめんなさいとなって

ありがとうとなって祈る祈り

そして

ただ

ごめんなさいとなる祈り

 

食べられて

ふとるほど

食べられて

こらえられない悪自分

申し訳無くおもうも

過ぎてしまったり

 

ごめんなさい

いのち

過ぎてあやめ

傷つけてしまういのち

傷つけてしまったいのち

 

自分で自分傷つけてしまう

ごめんなさい…わたしのいのち

 

 

 

いのち

ここまで

つなげていただいたこと

 

まったくあたりまえが

かなえられなくても

それでも

 

いま

生きておれる

 

いま

 

ただ

有り難い

ありがとう伝えて

祈りと伝えて生きていられる

 

有り難いこころとおんなじに

それよりもさらに

申し訳無い

 

ごめんなさい…おねえちゃん

ごめんなさい

 

伝えられなくなったよ

 

食べられて

生きて

ただ

生きているよ

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

パパ

ママ

 

ごめんなさい

ありがとう

 

傷つけてしまうひと

ごめんなさい

 

ありがとう

 

ありがとう

 

文字が

追えない…読まねばと読む新聞

かたまって

暗くなってゆく

 

止まる

 

深呼吸して…くるしくて

なんにも受け止められず

なんにも考えられなくて

ただ

こわくて

遠くて

 

止まる

 

かなしくなる

 

 

籠山行があるのならば…って

馬鹿なおもいつなげていた

あの時よりもっと

あたりまえ無くて

 

にんげん?わたし

まだ

にんげんか…って

 

それでも

そんな弱虫にも

 

あったかい言葉

外の青い空みたい

お日さまみたいって

ありがとうと読んでいたり

 

外こわくなってしまったけれど…

どこまでも歩いていたんだなあ…

 

あったかい…ありがとう…って

きりきり冷えた手も足も

凍えてしまったこころも

あったかい…ってなっていたり

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

ありがとう

 

読めず

書けず

 

きっと

いちばんに

為さねばならないこと

わかっているのに

 

いちばんに…伝えなければ

それ

いちばんに

かなえられなくなったこと

 

 

悪わたし

われひとり悪を

またつなぐのか…と

 

自分

おそろしい

 

 

祈り

 

どこからくるかなあ…

 

なんにもならない

孤独孤立孤絶のいま

だれとも話さず

伝えられない

 

無力

無能

無意味なものわたし

未だに

おねえちゃんの慈悲に

養ってもらっている

ごめんなさい

 

ごめんなさい

こわくなって

ごめんなさい

 

かすかにも

かかわれていたときには

 

さらすばかりの自分か

もっと

つなげられてしまうのか

 

自分

こわくなって

ようやく

自分は悪と

わかった

 

そんなわたしを

あたりまえのにんげんは

こわいのだなあ

傷つけてしまうのだなあ

 

ごめんなさい

 

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

祈る

 

祈りは

 

消えない

 

 

祈る

 

 

 

幸福に…

無事に…

 

ありがとう

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

 

祈ります

 

祈らせてください

 

祈らせてください

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

 千日を越へ屈じたる悪われに

 祈まぬ日ありや

 南無阿弥陀

 

 せんにちをこへくんじたるあくわれに

 のまぬひありや

 なむあみだぶつ

 

 

おっかなくなる言葉

かなしくなる言葉は

ひらがなにかえて書いてみたり

 

それでも

傷つくひと

 

ごめんなさい…

 

傷つけて

いのちあやめて

生きてきたわたしだなあ…まだ

そのいのちを生きている

 

 

ごめんなさい…

 

無事にいてください

 

 

転ばないように

 

倒れていないように

 

 

食べられたらすべて栄養

お水も忘れずに飲んで

かならず無事に

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

 

祈らせてください

 

 

しずかに

こえられて

 

かならず無事に

明日いちにちつなげられて

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

 

祈らせてください

 

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

 

ありがとう

 

 

 

また

明日

 

 

 

おやすみなさい