青い空
青い空
それから
白鳥
一列になって…
そして
ひとすじの雲
もこもこの雲も…
あの日
わたしたち見上げていた空
そこに
ママがいたんじゃなくて
ママもあの空
見てくれてたんだ
ありがとうと
めざめられた
と言っても
どきどきなのか
はらはらかなしいのか
いまのわたしの
いつものめざめ
ママ
わたしとなって
生きてくれている…パパも
おじいちゃんたちも…友も
シーちゃん…ありがとうしよう
ありがとうとそれから
ごめんなさいしよう
祈りと
いまと今日
生きていよう
生きてる…
生きてた
また起こしてもらえたんだ
お浄土のひと
わたしに住み
わたしのこころに生きるひと
南無阿弥陀佛
お念仏
つなげていただいたのも
こころに生きるひとのおかげ
ありがとうって
ごめんなさいって
お祈りした
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
ひとつとて空音空目は無かりけり
帰らぬひとよ 吾がうちに生く
ひとつとてそらねそらめはなかりけり
かへらぬひとよ あがうちにいく
吾がこころ住み成し給うひとありて
愛しくも今 ただいのち生く
あがこころすみなしたまふひとありて
かなしくもいま ただいのちいく
空音は空耳や
聞き間違いの意
空目は見間違い
帰らぬひとは死者
住み成すは
自分のおもうようにして住むの意
いのち生くは
生きのびるの意
いにしえの言葉
そっと
おもう
そうして
こっそり泣いて
ようやっと生きて
生きのびてこられた弱虫
未だに泣き虫のわたしだ…
隠して
こらえようって自分に言ってきたなあ
生きてこられた
いま
祈るいま
ただ
いま
ごめんなさい…
おねえちゃん
ありがとう
生きて起きられたよ
ありがとうと座った
ひと
死んだら
どこへゆくのですか?
尋ねたのは禅僧
師僧である高僧の答えは
ひと死んで
帰らぬものとなれば
愛するものへと往き
愛するものに住み生きる
お前はそんなこともわからんのか
禅僧の問答としたら…?
どっちも
たぶん間違ってる?
でも
やっぱり
あったかくなった
どちらも
信じられるお坊様だ
っておもって読んだ…なぜかって…
問うたお坊様は
未だ
長い求道にあっても
依然くるしんでいるなあと
その本読んでいたら
伝わってくれたから
生きるということは
やっぱりそうか…って
今日
おじいちゃんがわたし呼ぶ名前?
聞こえたような…
いつもいつまでも
こころに聞く声なんだけれど…
いつのまにか
おっかないどっかの爺さんの声?
みたいに
どうしてか?おもってた声だ
なんで?
ずっとこわかったんだろうなあ
かわいそうだったんだろう
ああ…おじいちゃんだった…ごめんなさい
って
やっと
おもわれた馬鹿だ…わたし
やっぱり馬鹿だってなった
ごめんなさいした
かなしみ消えないわたしの
かなしみ
ずうっと
そっと
そっとしとこう…って生きてきた
生きている
生きてこられた
どうしてわたしの愛するひとは
みんな
無念の死
若き死を
あたえられてしまったんだろう
そう問いつづけて生きてきた
かなしみは
泣くのは
ひとだから
にんげんだから
お坊様だって
お医者さんだって
にんげん
お坊様でお医者さんというひと
31年もの長いあいだ
愛しい自分の分身とおもう後輩の青年のお墓にもお家にもゆくことかなわずに
ずっと
悲しんで苦しんで
ただ
いまの自分にかなえられるひとつ
精一杯つなげることで
生きのびてくれていたと知って
ありがとうとなった
そっと生きるいま
いまきり
ごめんなさい
にんげんらしきは
ただ
祈り
ひきこもりって言葉
かなしい言葉とおもう
そっと生きるひととおもう夜
阿弥陀さまにおまかせする
そのあんじんに
しあわせに
おもわず
口からこぼれる
南無阿弥陀佛
そう
おしえてくださった
庵主さま
やっと…
そっと
そのおもいにつなげられた夜
ありがとう
底の
底の?
ぼろぼろの
ふらふらの
もうどうにもしよう無い今日
ただ
生きて
いっぱい食べよう!って
いっぱい食べた
ごめんなさいって
ありがとうって
食べられた
生きている
いま
いまきり…ごめんなさい
ただいまきりの
あんじんでも
いま
いまと
つなぐ
おねえちゃん
ありがとう
食べすぎた…
ごめんなさい
ありがとう
夜
かならず無事に
夜
こえられて
無事こえられて
明日
かならず
かならず
無事につなげられますように
倒れないように
転ばないように
かならず無事に…
祈らせてください
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい