シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

いのち

生きています

ただ生きていて

ごめんなさいと

おじいちゃんごめん…ごめんなさい

お経をおとなえした

 

眠れないままお念仏していて

耳がまた聞こえ難いことにも

気づかされる読誦なのだから…

耳に

 

いのちに

ごめんなさいするお経だなあ…シーちゃん

どこまでも馬鹿だなあ

そろそろ

よろよろ

起きだした

 

おじいちゃんごめんなさい

パパママごめんなさい

 

おねえちゃんごめんなさい

 

南無阿弥陀

 

南無阿弥陀

 

お念仏とお仕度した

 

明け切らない朝には

親指が麻痺してるように不器用になる水仕事

 

まだまだ水は温かいよ…

ありがとうママ

 

神仏に小豆餡ご飯おはぎと見立てお供えする

 

耳の聞こえも

あらゆる病も

立ち向かえてない

明らかにすることさえかなわずいる病も

 

因縁

 

わたしのうちにある

わたしにつなげられた

そなえられ与えられたもの…ましてや

どこにもゆくことかなえられなくなったことさえ

この

いま

わたしというものなんだなあ…おじいちゃん

 

おじいちゃんが心配するから

ってみんなに言われた

封印したかなしみに

隠れて泣いた

かなしい

 

いまも

未だに

かなしみとなってわいてくるけれど…

泣き虫は病みたいになったけど

ずっとおもって

こころにお話してきた

こころにいてもらった

ありがとうって

ただ

ありがとうってなる

 

記憶

無いわたし物語をしてくれた親戚のおばあちゃんたちも

みんなみんなお浄土だ

 

焼き場で炉の扉が閉められた瞬間

わたしが火がついたみたいに泣き出し

みんな泣いてしまったって

そのわたし物語をするたび

泣いてくれるおばあちゃんたちみんな

やさしいひとだった

 

お経

そらんじているいつものお経

耳が聞こえない恐怖とともに

ゆっくりゆっくりおとなえした

そのうち

 

聞こえている…まだ

いまの聞こえはこうだ…ありがとう

やがて

ありがとうも遠のいてしまった

 

お経

お念仏みたいに

お経のみとしてもらえた

おじいちゃん…ありがとう

 

ありがとうと

おとなえした

 

泣いてくれたおばあちゃんたちは

やさしいおじいちゃんの

やさしい親戚

 

因縁おもっていた

 

おじちゃんは…ちゃんといっぱい泣けた…?って

いつも聞いている

仏壇のまえで泣け!とわたしには言ってくれて

電話のたびしきりに

必死に

自分を自分で

納得させるように俺は後悔していないって…

 

どうしてか

おじちゃんも

お寺さんに絶望?してしまったようだった

お墓には足繁く通いつめて

どうしてかお墓でだけで

おばちゃんと会える…?

 

ひと

ひとがひと愛すること

どこまでも

かなしくて

たとえ

 

生きてあろうとも

死んだのちにもかなしくて…

 

いとしい

かなしくて

いとしいおもいだなあ…

消えないでいてくれるんだ

そうして

生きてこられたんだなあ…おじいちゃん

 

おじちゃん

ひとりのわたしきりの

信心だよ

おじいちゃん

こんなわたしになってしまって

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

南無阿弥陀

 

 

おっかないニュースが

もうつらくてたまらないんだけれど

こんなことになるのには長い時間がかかった

森林をにんげんの都合で便利に操作しようと

闇雲に繰り返して来たことがつなげられこのいまなんだ…

 

お米も…

 

 3合お米を炊いたら3合一食で食べられるんだよ!

 

お浄土の友の

あの子の声が聞こえている…ずっと

 

くるしかったろう…っておもってごめん

わたしだってお米食いで

あのママのおにぎりを10個

みんな食べられるはずだったんだ…ごめんなさい

 

傷ませてしまった食べ物を

くるしかったろうという勝手なおもいを

ごめんなさいと悼んでいた

 

夜は

ご飯お供えして

いっぱいご飯を食べようねえ…って食べた

 

お米

わるものにしたのは?

ベストセラードクター?どこ行ってしまった?

どんどん代謝は落ちる

じわじわ太るのは

あたりまえだなあ…って

友に言って

お米いっぱい食べられた

ありがとうって

おねえちゃんに

こころにつなげて

一食一食いただく

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

あたりまえのにんげんの

あたりまえ

ひとつ

まだあった…っておもって

いま食べられるんだ…って

 

ご飯を食べていた

 

お米も消えてゆくかもしれない

熊も

にんげんがこうしてしまったんだ…ごめんなさい

いま

ただ祈るしか無いんだけれど

ひと

見て考えて

為政者を選択するということ

かろうじて

まだこの国には残されているんだなあ

山は国の森林は三割ほどだとしたって 

放置され荒れるがままのところには

何らかの助けが施されるように…

おもい伝えられますように…

 

緊急銃猟

どうか無事に…祈る

つらいこわいニュースに

ごめんなさいと祈る

 

弓を射るそのときにも…という

法然さまの御言葉

胸に響く

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

こわくて

壊れてるかも…そうして祈って

書いているんだなあ…ごめんなさい

 

 

祈らせてください

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 打ち誦ず経さへ悲し因縁に

 凍つ心解く

 南無阿弥陀

 

 うちずんずきゃうさへかなしいんえんに

 いつこころとく

 なむあみだぶつ

 

 

ずっとつなげられて

 

いま

 

いまきり

ごめんなさい

 

こわくて

かなしくて

ごめんなさい…

 

いま

ある

 

おもい

いっぱいに

ともにいてくれる

 

生きています

 

ありがとう

 

ただ食べて

ただ生きていて

ごめんなさい

 

伝えられなくなって

おっかないわたしになって

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

 

無事に…かならず無事に

祈らせてください

 

倒れないよう

転ばないよう無事に

 

無事にいてください

 

 

しずかな夜になって

かならず無事にこえられて

 

かならず無事に

目覚められるように

いちにちあたえていただきますように

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい