右でも
左でもない
なんでもないなあ…わたし…ねえシーちゃん
ただ平和かなえられるように
って祈っているんだなあ…ずっと
どこも
どこもどこも…
平和にって祈る
平和
なぜか
無くなってしまうわたしの世界だ…
ごめんなさい
われひとり悪
われひとり悪
ごめんなさい
南無阿弥陀佛
パパママが
お浄土のひとらが
いまここにいるように独り言
ここにいてくれているとおもう
同時にわたしのなか…ともおもう
血縁の者でない
もうお浄土の友たちも
わたしのなかに生きてると
そうおもう
この
いま
に
たどりつくまでには
時間かかったんだなあ…
お片付けもの始末もそうだ…
なにひとつも
どんくさい
もたもたの
しようないわたしだなあ…
ここまで
もたもた無駄ばかり手間ばかり
それでも段階的にでもなんとか
捨てられたものたちをおもった
ひさしぶりにそれらおもってたのは
醜悪?
だれだ?ひゃあ…
ってなる変化遂げた自分見るときだ
手や顔面の変容を
直視してしまうとおもうんだなあ
大物プラスチックの敷物が全部劣化して
素手で切ってマスク無しで丸めて捨てて
お掃除も箒塵取りでくり返してしまった…
終えられたのは
奇跡的にもおもえてくる
体調もアレルギーも皮膚の状態も悪化させた
醜い?すごい…こうなるんだ…ってわたしになった
漁師さんかお百姓さんのおじいさんみたいになった
手も顔も外界に曝されてるんだから
もともとアレルギーだから
そうなるのが自然のこと
わたしにとって美しいとは?
たとえば
ヘレンケラー
ママもだ
それも
おしまいに向かうママだよママ
ママ…美貌のひとだったけれど
たくさんの機能無くして言葉も消えて
そうなってからのママが
美しいっておもった
ずっと
見守ってくれている眼差し
ほんとうに美しいっておもった
南無阿弥陀佛
お茶お粉にするのもまだ途中…
そもそも
無駄なこと?
時間かかる手間かかること
ばっかりしているわたしだ
明日にはかなえられないかも…って始めたけれど途中
生きていると
感ぜられることは
全部無駄なことのわたしだ
ぼろぼろだなあ
へとへとだ…
ただ神仏のこととお供えと食べることきり?
有り難いいまだった
ごめんなさい
ごめんなさい…おねえちゃん
ありがとう
ありがとうって
おねえちゃんって
呼んでるなあ
ただ生きてるよ…ごめんなさい
痛みは…
首の筋を緊張させられないまま持続
でも…生きているなあ
生きている
生きている
生きているよ…いっしょに…って
お祈りして
夜
生きのびてこられたなあ…
っておもう夜
この冬にも向かえそうになくても
いちにちいちにち酷くなってくのでも
生きるは
生きるで…
いっしょだよ…
いま生きている
ありがとうって
小豆の炊き立てをお供えして
お下がりいただいた
ふらふらになっても
いっぱい食べられた
ありがとう
ごめんなさい…
なんでもない毎日がしあわせ
とか
消えた
いや…わたしには
そんな記憶も無いんだった
かなえられないことしか無くなっても
いま
生きている
ありがとう
憲法第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
ひとわれはひとわれはひと佛を呼ぶ
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
ひとわれはひとわれはひとぶつをよぶ
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
ひとでありますわたしはひとであります
ひとで
ほとけさまを呼んでおります
なむあみだぶつ なむあみだぶつ
祈らせてください…って
ごめんなさいって
ただ
生きています
ぼろぼろ
くたくた
痛い眠い
生きてるきり
いまきり
ただ
有り難い有り難い
有り難い
いま
ごくありふれたいちにちの短歌ならば
いま
この
いまは
わたしの生きるいま
いまはこうなので…
なんでもない
とも言えなくはない?
もうわからないけど
ぼろぼろくたくたよれよれふらふらも
痛い眠い寒いも
かなしくておっかないも
祈りとおれるいまだから…
なんでもないわたしの
いま
無事に
無事に
無事
祈ります
祈らせてください
かならず
かならず
無事にいてください
倒れないで
転ばないで
かならず無事に
生きて
平和に
しずかに
おだやかに
無事にいてください
ありがとう
ごめんなさい…
おやすみなさい