シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

着るも食うも生きるもお下がり

青い空

ひきこもりにも

青い空とわかる

くっきりと晴れた日

 

あかるいところ

あったかいなあ…ママ…ありがとう

ママいつもあかるいところいいって

あかるいところいちばんいいって

くりかえし言ってたなあ

 

独り言って

シーちゃんには言ってないかなあ?もう

独り言わたしやっぱり

パパママに

お浄土のひとに言ってたのかなあ

 

ずうっとまえから

ずうっと言ってたんだなあ 

歴代ぬいぐるみのくまさんたち

おねえちゃんが買ってくれたスヌーピー

もうない…

 

シーちゃんと

ママのくまさんやらぬいぐるみにも

助けてもらってるわたしのこころだなあ

 

ひとりぽっち

さみしいけど…

わけわからないわたしのこころの

疎外の

孤絶の

はぐれた独りになって

 

わかったこと

いっぱいあるなあ

 

わたしが知らないわたし

パパママお浄土の友に

まいにち教えてもらう 

 

まだわたしみんなと生きてるから

みんなわたしになってくれるから

だから

生きてるかなあ…

 

おねえちゃんとわたし

猫にもおしゃべりさせる?遊び

猫になって?しゃべって

おもしろいことさせてた遊び

ずうっと

つづけてたなあ

 

泣くな…

 

かなしみに

さみしさに

なんにも考えられなくなって

こわくて

 

こわくて

どうしようもない

祈るいちにち

 

お世話って

神さまも

ほとけさまも

お世話させてもらってると

まいにちまいにち神仏のことしてたけど

お浄土のひとならば

いっしょに生きてくれてるうえに

修行してくれていて

 

その修行のおかげで

波立つこころと生きて

いつも見つめてこられたんだなあ

 

ありがとう

 

お線香焚いてた

風邪かもだけど

ずっと焚いていた

 

ゆっくりゆっくりお片付けしましょう

とは

亡きひとのものたちの

お片付けへの助言だ

病むひと多いらしい

本まであるらしい

 

わたしパパママ生きてくれてたときに

パパママにお願いされてた…

ゆっくりすぎるお片付け

かなえられなくなった

ごめんなさい…

 

お浄土に一等さいしょに

大急ぎで行ってしまった友が

おもしろいこと言ってくれて

いっしょに大笑いしたわたしの持ち物は

ぜんぶ古くなってもうないけれども

こころにはある

消えないでくれてる

 

あのときの友 

あのときのわたし

くりかえしまいにち

あのときは…とおもえるんだ

わたしと

生きてくれててありがとうと言ってる

ごめんねえ…って

 

生きているのが

わたしでごめん

わたし生きてるよって

未だに泣いたり笑ったりする

 

ゆっくり過ぎて

捨てられないわたしのお片付け

とうとう

頓挫

 

かなしみすぎるのも悪ならば

捨てられなくなったのも悪かなあ…

お仏壇のまえ

泣き虫道元さまに聞く

ママに聞く今日

 

今日は鼻水と筋肉痛ふえたので

お米をいっぱい食べた

小豆も食べた

お供えして 

お下がりを

有り難くいただいた

 

鼻水でも

深まる秋の香りはわかるんだと安心する

閉ざしたお家なのに農家さんの藁焼き?

切ないにおいだ…

どこからかきた

 

秋が終わるなあパパママ…冬だよまた

 

食べ物は

みんな神仏のお下がり

 

働かず食うは

まことの悪と

ごめんなさいと食べる

たとえ

なんにも傷ませず食べたとしても悪と

何度も何度も手を合わせて

ありがとうと食べる

元来お腹いっぱい食べるわたし

食べても食べても食べたいような…

悪とことん根深い悪わたし

ただ懺悔する

 

ごめんなさい

ありがとうと

五観の偈おとなえして

戒めて食べても

有り難くいただくも

 

過ぎるとは…

 

ごめんなさい

 

どうして

どうしてこわいかなあ…

 

こわさ

かなしみ

増してゆく愚か

 

ここは住んでおれないのに

お片付けは

住まわせてもらっているわたしの役

無力無能の悪わたしに

与えられた役

 

ただひとつの

大事な役なのになあ

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

働かず食うを

ゆるしてください

 

南無阿弥陀

 

 

懺悔する資格無いわたしだ

わかっているんだけれども

懺悔する

懺悔してゆく

 

 

ずっと養ってくれている

おねえちゃんへの

御恩返しに

お片付けを…

 

考えられなくなった頭

そのことでいっぱい

 

ぼうっとして考えられない

ただ眠たくて寒くて

祈る

 

ごめんなさい…

ありがとう

 

ごめんなさい…

ありがとう

 

食べられる有り難さも

過ぎてしまえば

かなしくて

こわいんだ

 

なにかは食べて生きていなくては…

 

また与えられたいちにち

食べなくては

生きられない

 

食べたら

過ぎてしまう悪わたし

 

かなしい

愚かな葛藤

くりかえす悪

 

ごめんなさい

 

野菜果物の皮も無駄しない永平寺

典座和尚の真似してたなあ

かぼちゃの種も空炒りして

すり鉢にすって食べ切ってたけれども

かぼちゃ

食べなくなった

 

 

おけさ柿がきれいで

ぷっくりかわいらしくて

完熟して甘いなあって手に取って

 

桃といっしょのことされてたんだ

かわいそうな

おけさ柿

 

いっぱい

あちこち

潰されてた…

 

食べられなかったら

捨てなくちゃいけなかったら…

かなしいなあとなって

 

買えなかった

 

ごめんなさい

 

買ってあげられたらよいんだけれども

捨てられないわたしだ

ごめんなさい

 

スーパーどんどん消えてくこちら

買ってあげられず

ごめんなさい

こころに手を合わせてた

 

わたしの生きるは

きっと

ぜんぶ

お下がり

 

着るもの

 

食べるもの

 

きっと

いのちも

 

お下がり

 

 

生きたくて

生きられなかっただれかの

まだ残されたいのちの

命分

分けていただく

いのち

 

きっと…

 

有り難い

いのち

 

生きているのがわたしで

ごめんなさい

 

大切な

いのち

 

悪わたし

こわくて

おそらく

守ってやれないいのち

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

平和

祈ります

 

祈らせてください

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

祈るきり

食べられたありがとうと

生きているきり

 

ごめんなさいと

祈る

 

いまきりも

平和

 

祈るこころ

平和

 

生きて…

 

生きて

 

祈る

 

かなしくて祈る

さみしくて

祈る

 

無力

他力に祈る

悪わたしにも

 

祈らせてください

 

ただ

祈らせていただく

いま

ごめんなさい

 

平和

祈ります

 

 

倒れていないように

 

転ばないように気をつけて

 

無事祈ります

 

祈らせてください

 

 

かならず

無事にいてください

 

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

 

おやすみなさい