お経は
お浄土のひとのため
亡きひとらの供養になると
おもうならば
すでに我が為
邪
悪と
わびた
お経いつしか
くるしさに誦じたお経だ
最初から邪悪なお経だなあ…
ごめんなさい…
申し訳無さに
こころ落ちる
寒さ
お経にさえおかしな意味もとめて
無意味どころか悪とするならば
そのこころのままおとなえするは
甚だしい悪だ…ごめんなさい
手を合わせてわびていた
ただ
坐ろう
南無阿弥陀佛
お念仏と
お仏壇のまえ
坐った
坐ったところで
なんにもならないわたし
まったくなんの意味も無いわたし
なんにもかなえられないわたし
生きているのが申し訳無い
おもいは
ただ波となって
くりかえしくる
有り難いこころと
生きるさえ我がものとするような悪と
ただ交互にやってくるんだ…
ごめんなさいと坐った
仏間にいて
なんでもしてきて
かなえられないままのものたちいっぱい
今年のうちに…
何度おもったろうなあ
ごめんなさい
ごめんなさい…
手を合わせていた
独り
徳無き独り
よわいひとり
身動き取れないひとり
死ね
という
死にましょうという
どこかのだれかの言葉
いまもくるしみとあるお坊さんの言葉
やってきては
くりかえされる
お坊さんになるということは
修行だけでなく
くるしくつらいことなのだなあ…と
ぼんやりおもっていたお仏壇のまえ
多くのひとは
すでに割り切って聞く言葉たちも
よわくて愚かなわたしにかかれば…
一生消えない言葉に?
申し訳無い学び足らない信心足らない
もの知らない自分わびている
お家の和尚さまたち
無事に平和に幸福に…ずっと祈ってる…
お坊さんは
お釈迦さまのお弟子さんとおもう
お坊さんの言葉ならば
お釈迦さまの言葉と
お釈迦さまの声と
聞いてはならないのかなあ…?パパママ
ただ寒くて
眠たくて
仏間に
雨の音聞けば
死ねばいい…
死にましょう…
ほんとうに
聞こえてしまえば?
聞こえていたことおしえてくれた友
つらかっただろうなあ…と
お浄土の友おもっていた
病に
向かえない…ひきこもり?いまは
このいまは
なんなのか
わからない
こころだって傷むだろう
肉体の病にも
向かえないのは
こころありきか
なんなのかもわからないけれども
とっくに
あたりまえじゃないんだから…
生きているよ…生きてこられたよ…
生きている今日を
有り難い今日と
有り難いいまと
祈ろう
自分に
お浄土のひとに言った
南無阿弥陀佛
お念仏と
ただ
坐った
うろうろも
へとへとでかなえられなかった
ごめんなさいしかなくなった
生きていよう…シーちゃん…
パパママ
おじいちゃん
おばあちゃん…いつものように呼ぶ
ひとりひとり呼ぶ
おしまいはいつも
おねえちゃんだ…ごめんなさい
ありがとうと
生きてると
呼ぶ
いま
生きてるいま
いまきりも
さいわい
この国のひとは、また我がために利を思ひて施を至す。
笑つて向へる者に能くあたる、定まれる道理なり。
他の心に随はんとせば、これ学道の礙なるべし。
ただ飢を忍び寒を忍びて、一向に学道すべきなり。
寒い冬には
浮かんでくる…
道元さまの
正法眼蔵随聞記一の四
このようなおもいと
ただ一所懸命になって
お片付けに向かえたなら
きっと
清らかにかなえられて
終えられるんだろう
かなえられなくなって
昨日のつづきも
徒労に終わった
ただ食べるも
たくさん食べてしまう
こらえられないわたしだ
あたりまえでは無くなったご飯と言って
なんにもならないわたしが食べるには
過ぎて食べてしまう悪だ
ごめんなさい
お肉もお魚も
食べたいとおもわなくなった…
生きてこられたこと
有り難いいま
ありがとうと
ごめんなさいと坐った
明日から
真冬の寒波くる
明日を
おもうことも
かなえられないいま…ごめんなさい
祈らせてください
平和
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
明け方の夢
会いたかったひとが
夢にあらわれてくれたのに
わたしはただ一所懸命に
先生?だれかはわからなかったけれど
有り難いお釈迦さまのような先生だ
その先生のお話を
夢中に聞いていた
研究室みたいな明るいお部屋で
ただ一所懸命聞いている夢で…
しあわせな夢だった…
申し訳無い冬だ
また寒い冬だ
明日もおもえないまま
また
冬
ごめんなさい
明日からは
また暖房つけさせてもらわなくては…
古い灯油を使わなくてならないのに…
どうしてよいのかも考えられない
いまきり
いまきり
生きていたきり
ごめんなさい
ありがとう…
ありがとう
生きています
無事
祈ります
眠れているように
倒れていないように
転ばないで
怪我しないように
無事にいて
かならず
無事にいてください
無事
祈ります
祈らせください
ごめんなさい
ごめんなさい
ありがとう
おやすみなさい