いつから
どこから
つながって
ここか
いまか
かなしくおもっていた
懺悔してゆく
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
勝ち負けというなら
ぜんぶに負けたいま
それでも生きるは勝ち負けでない
さいわい
生きてあたえられた今日だ…ありがとう
ありがとうと起きられた
おそろしい自然
いつもそこで
なのに衝撃に
傷むよわいこころ
衝撃うけて
なにかが壊されてゆくこころ
我が身とおもわれてきたはずの
自然災害
戦争紛争も事件事故にも
わびていた
壊れるよわさ
わびていた
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
ひとりかなうこと
なにひとつ無かったのに
それら一切他力と忘れずにいられたなら
このいまは無いんだ…パパママ
ごめんなさい
おねえちゃん
ごめんなさい
生きてるきり
ごめんなさい
お家にもごめんなさいしていた
またお清めのお掃除した
懺悔
徳無きわたしの懺悔
ゆるしてください
祈り
悪わたしの祈り
ゆるしてください
ここにいま
いられるのは…
ママおもって
ママのお部屋の古い着物みてきた
ママはわたしといてくれてるから
ママがみたかった?なに伝えたい?ママ
あんまり寒くて考えられない頭さらに
かたまって
そのまま置いた
いのちをみた…わたし
おねえちゃんのおかげで
ずっと
いのちといさせてもらったんだ
ママと
わたしとなってくれたママと
手を合わせてお辞儀した
お仏壇のまえに坐った
ごめんなさい
いのちに
つなげていただいたいまだった…わびた
パパママがまだ生きてくれたおかげ
おねえちゃんのおかげだ
たとえ
パパママのお世話させてもらうこと
我が分にかなわなかったとしても
幸福の導きの灯りとなってくれた
ありがとう
無力無能よわりきった自分
わびた
徳無きものは孤独となる…
パパママのご先祖さまの
おねえちゃんの
他力の徳に
導かれたわたしのいま有り難いいま…
手を合わせて
懺悔した
畏怖
限り無くても
愚かなこころの愚かな恐怖
ただ恐怖にもつなげられたいまだけど
いっしょにいさせてもらえたこと
消えない灯りとなって
導く
病んで
壊れてしまう心身ともおもわず
ただひたすら向かえたのは他力
すべていのちがあったからだ…
そうしてまだ
こころには
そのいのちすんでくれている
いま
なにもかも行き詰まってたことばかり
知らされる自然の脅威
傷んだ自分のよわさに
懺悔していた
ぼろぼろの自分にも
かなえていただいた
ここまでに
すべてに
懺悔して
坐った
シーちゃんは…
ママが抱っこしてくれていた
鳴いて困ってずっとずっと
なでてくれた
お念仏すれば
あの
いつまでも母の目していたママ
どこまでも
ただ母だったママ
つつんでくれているとおもうんだ…ママ
昨晩
やっと冬のお布団にかえられたよママ
ばか…ほんとうばか
ヒーターもまだ使えてないばか
生きてこられたのは
他力と
ありがとうと坐った
病み
悪の闇
いまきりのいまも
生きているいま
有り難いいまと
ただ坐った
無力わびた
ママのお部屋も
おねえちゃんのお部屋も
ねずみ虫や劣化のおかげで
三年以上がかりになったけど
捨てられた大型家具たちには
心底有り難いことだったんだと
空間に手を合わせてきた今日は
神さまはどこにもおられる
というパパの言葉と
ただ手を合わせてわびて
ごめんなさいとお掃除した
いま
いまのひとつは…と
壊れたママの冷蔵庫まだ使っていて
もうすこしの買い置いたお野菜たち
ありがとうと傷まないように始末した
ママ
ありがとう
おねえちゃん
ありがとう
南無阿弥陀佛
なんにも考えられない頭だなあ…
すべて完全に行き詰まっているいまだ
大地震の危機にも
向かえないよわさ
冷蔵庫飛んで倒れるだけでなく
危機いっぱいの古家で立ち尽くしても
お掃除した
ひとつ…ひとつ…自分に言い聞かせても
やっぱり大事なことまったくかなわない
わかって
わびた
ママのお部屋のお片付け
おしまいのママおもって
ずっと泣きながらしていたなあ…ママ
到底ひとりでは無理といまならわかる
ただ有り難いとおもわれる
大きな箪笥も捨てられた
パパのおかげだよ…
おねえちゃんのおかげだよパパ
ただ
手を合わせた
仏教の
お釈迦さまのみおしえは
聖書にもあったよねえパパ
頭のどっかにはあるのに…と
もう本読めない頭だけど
本一冊ひらいた…
はさまれてあった紙に
道元さまの御歌があった
その頁に
みつけた
そうだ…
ロマ書の聖パウロの言葉だったよ…パパ
わが欲する所の善は之をなさず
反つて欲せぬ所の悪は之をなすなり
道元さまの御歌は
濁りなき心の水に住む月は
波もくだけて光とぞなる
祈らせてください
悪愚かの祈り
ゆるしてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
いにしえびとならば
かならず神といて
歌にも詠んだ
生きるきりといって
自らのはからいなど
まったくないいのちにわびていた
今日のこころ沈むこころ
ただ恐怖のこころにも
愚かなこころにも
お念仏とおれる
さいわい
こわいかなしいこころもみていただく
神はおられ
佛は
この我にもあると
おもわれて
有り難い
ありがとうと
坐った
生きるいま
有り難いいま
かならず無事にいてください
倒れていませんように
転ばないように
事故無く
怪我無く
無事でいてくれますように
祈らせてください
祈らせてください
いまきり無くて
ごめんなさい…
ばかで
迷惑かけて
いま生きるしかなくて
ごめんなさい
無事
ただ無事
祈ります
祈らせてください
ゆるしてください
ごめんなさい
ごめんなさい
ありがとう
おやすみなさい