シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

故郷

亡くなったひとはどこへゆく?

 

亡くなったひとは愛するひとのもとへ…

 

こんな問答

禅僧たちの

師弟のやりとりならば…?パパ

 

朝また

あの禅僧の本に読んだこと

おもって

すぐ

お念仏していた

 

そうだよね…パパ

愛するひとといるんだ

いっしょだよね

 

友にも

言った…

 

読めなくなっても

かつて読んだこと

ひょいと

きてくれる

 

お経も

おとなえかなわなくても

受持

得受持

うかんだ…

足りたんだ…

かすかな

学びともいわれない

かすかなことさえも

お念仏に

つなげていただくには足りたんだと

お念仏した

 

ありがとう…おねえちゃん…生きてる

ありがとう

 

ありがとうと

起きられた

 

朝は

かならず

ずっとかなしくて

絶望なのか

なにかわからない

暗がり

こころに

あるんだけれど…

生きてる…生きてる…自分に言う

お浄土のひとに

おねえちゃんに

ありがとうする

 

生きて

起きられた

いちにち

いのちあたえられた…となってくれる

お念仏だ

ありがとう

 

ありがとう

ありがとう

ありがとう…ごめんなさい

すぐお念仏と

ありがとう…ごめんなさいと

神仏のお仕度始められた

 

ありがとう

 

南無阿弥陀

 

ひとの

こころとは

生まれながら

仏心

仏性

まことのこころ

あって

ひと

という

お釈迦さまのみおしえ

 

あの問答は?

 

禅門の僧として

ではないなあ

ひとの言葉だなあ…シーちゃん…

 

何十年も

かなしい

死別

 

わたしずっと

おもってきたなあ… 

また

寒い仏間にただ坐ってた

ごめんなさいと坐った

 

おじいちゃんの死のかなしみには

家族が

いてくれてた

わたしは物心ついたばかり

おさなかった…泣き虫は

とうとう病みたいになった

パパママに

おばあちゃんに

おねえちゃん…弟にも

そのあたたかさに

守られて

助けられた

生きてこられた

 

一等さいしょの

友の

死は…

 

生涯

その喪失とゆくんだ…

 

かなしくても

おもいつづけ

おしまいまでゆく

そう

やっと

わかった

はっきり

わかった

 

パパがお浄土へゆき

ママがお浄土へゆき

愚かなわたし

たくさんの困難に

負けつづけて?

ちがう…勝とうともおもえない

よわさとあって…わかった

 

孤独

孤絶の

悪わたしとなってからだ…

いやちがうなあ…

自ら

自らの悪

いちにち

いちにち

わかり 

身動き取れず

ただ生きるきり

いまきりの

無力

わかり

 

懺悔となって…

 

それからだなあ…

 

お浄土の

友に

ありがとうと

言ってた

 

わたしを

懺悔するものとさせてください… 

 

懺悔の祈りになった祈り

 

わたしの

こころは

友の

お浄土のひとの

かえりつくところ

 

故郷と

させていただきますように

それに

ふさわしいこころであるように…

祈る

 

有り難い

一念

つなぐ

いま

 

曇り

暗がりあれば

ただ

お念仏

つなぐ

 

 

くるしくて

申し訳無くて

お経おとなえかなわず過ぎた日々

おそろしくなるほど長い

ごめんなさい…

ただ

生きていたごめんなさいしているいま

もう

どんなに

あたりまえで無く

もうにんげんみたいでも無くとも

いま

有り難いいま

生きているありがとうと

生きているいま

 

知らず

お念仏とおれた

有り難いこころ

どうか

 

故郷となりますように…

 

また

お掃除していた

 

たれか故郷をおもわざる

 

ラジオに流れてきた…

 

手を合わせた…手を合わせて聞いた

おじいちゃん

おばあちゃん

おもわれた

 

 

南無阿弥陀

 

いつしか

このこころに

ずっと

友いてくれたと

わかった…

いっしょに

生きてたわたし

わかった

 

かなしみと

ありがとうと

いっしょに

ゆく

 

 

亡きひとの

友の…

いるところと

ありつづけるこころとさせてください

 

まことのこころと

させてください…

 

お仏壇のまえ

坐った

ただ

坐った

 

 

一念

一念

お念仏

 

懺悔する

お念仏と

おれる有り難いこころと

一念一念

ずっと

お念仏している

生きていた…生きてるきり

いまきり

ごめんなさい

 

 

弾薬庫…いますぐにも

急ぎ

あちらこちらに急いで

できるらしい…候補地もう決まってる

まさか

武器は?保管されたりしないよねえ?

弾薬だって恐怖だけど

パパに

おじいちゃんたちに

友に

言って

手を合わせてニュース

祈って聞いた…

 

 

何人も

何人もいる?

総理の声は

瞬間に

変わるなあ…

何人ものひとが話してるみたい…

酔っ払ってるかなあ…?二日酔い?

はじめとにかく

こわかったんだけど…

寝不足なんだなあと

同情になった

でも…どうやら

もとから

そういうひとらしいんだパパ

わかったんだけど…やっぱり

こわい声

はしゃぐ?声

すぐ変わる声

はらはら…祈って

聞いていた夕方

 

 

迅速に

って

軍備増強の準備は大変迅速らしい

落ち着いて考えてほしい…と祈る

 

弾薬庫は

どこに設備されるんだろう

米軍基地近くに?

やっぱり田舎に?

わからないけど

こわいこと

いっぱいになったこころ

ごめんなさいと

お浄土のひとに

ごめんなさい…手を合わせていた

 

こわくなるわたしでごめん…

ごめんなさい

 

なんにも

かなわず…ただ生きていて

ごめんなさい

 

南無阿弥陀

お念仏した

 

安全

平和

祈っていた

何度も

手を合わせていた

総理大臣の

いろんな声

手を合わせて聞いた

お仏壇のまえ

平和祈って

手を合わせて聞いた

 

祈らせてください

 

祈らせてください

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

今日

寒い今日

また暖房つけず…夜

お掃除とうろうろしたり

お仏壇のまえ坐って

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

生きています

ありがとう

 

ありがとう

 

ごめんなさい…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

無事終わってくれていますように

 

事故無く

怪我無く

無事に

 

転ばないように

倒れていませんように…無事に

 

かならず

無事にいてください

 

 

祈る夜です…

 

祈らせてください

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

 

ありがとう

 

 

ありがとう

 

 

 

おやすみなさい