シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

無明も無いところへ

見上げてるばかり…雪の声?

なんか

黄泉の国から

お浄土から降る雪かなあ…ごめんなさい

見たところで無力

雪片付けも外もみんな…

おっかなくて

ごめんなさい

生きてるよ…ありがとう

雪にも

見知らぬひとにも

おねえちゃんにも

お浄土のひとにも…ごめんなさいしてる

それよりもっと

もっといっぱいの

ありがとうしてるいまだよ…

生きて

起きられたこときりも

ありがとう…ありがとう…と

うれしいいまだ

 

へんてこりんなわたしもともとだけど…

自分でもこわいくらい

かなわないことしかないいま

わけもわからない恐怖のいま

生きて起きられた…!

ありがとう…その瞬間さえ

恐怖あるいまも

有り難いいま

恐怖と生きてるきりだって

有り難いいま

祈るいま

 

雪かき

こちらでは雪を片付ける

と言うんだけど…それくらい大変な雪

片付けの方法ならば

一から熟練者の技まで懇切丁寧に

コツも秘策もみんなみんな

ぜんぶぜんぶ

おねえちゃん

伝授してくれたおかげで雪片付けすきに

だいすきになれたんだけれどもうこわい

 

もたもたおっとりな要領得ないわたし

猛烈上手になって上達して…うれしくて

とうとう

おねえちゃんにほめてもらえるくらい!

あのときのよろこびは忘れられないなあ

ひとり真夜中ひとり明けきらない早朝に

何年も何年も一所懸命頑張ってきたのに

ごめんなさい…

 

雪にまつわる

奇怪なこと不気味なこと

にんげんとはなんだろう…?ってなった

にわかには

信じられない事象と言葉きた

 

知らなかった世間

にんげん

愚か悪わたし

知らされたのも雪だ…

ちいさい世間間の軋轢か…

なにかの正体か…わからないまま

世間は消えてったんだけれどまだこわい

雪片付け

わたしだいすきだ…だから一所懸命した

でも暴言?喧嘩?わたしという労働力?

無料の

ばかの

ちから?

わかんないけれども…

奪い合いか圧力かもわかってないけど…

とにかく

戦争みたい見張り合いみたいになった

わたしはひとりでだんだんよわって

こわかったんだ…まだ

また雪に怯えてるんだ

 

顔にわたし

ばか

って

書いてあるかなあ?

しょげて

病んだな…

 

だれも

にんげん

じわじわ体力気力は無くなってく

あたりまえになくなる

お互いに

あたりまえだから

みんな

死ぬいのちだから…

まだそれでも成長というのならば

ほんとうの

ゆたかさ

こころだ…と知らせてもらったのに

 

ひとかならずゆく道の

捨てるしか手放してくしか無い

ひとゆく道の途中

だれしも途中の

いま

 

わが愚か

よわさ

ゆく道

 

いつか

自ら

ゆきつくと

信ずるこころ祈る

 

まことのこころ…祈る

 

愚か悪にもそなえられてある

信ずる

 

無明も無い

まことのこころ

ある

信ずる

 

雪の恐怖に身動きできないいま

まっしろの雪ただ見上げて

祈ってた

 

善意とは

善かれとおもって為すは悪

そうして為せばかならず

悪となるんだ…と

身をもって知らせていただいた雪

善かれはすべては悪と

とらわれてた卑しい邪見に

悪わたしわからせていただいたんだ…

ばかわたし

ほんとうに

生来のぼけぼけのばか

よわってくまま悪のまま…

おしえていただくのも苦労したんだな…

ごめんなさい

ありがとう

 

前季の大雪にたえてくれたけれど

今季はきっともう

お家たえきらないんだろうに…ごめん

 

お家つぶれるくらいの大雪だった前季は

恐怖の大雪にもふらふらまだ頑張ってた

去年の二月末にも

まだまだ大雪だった

怯えていたあの大雪

今年は

どこも…どこも…

ただ祈るきりだ

ごめんなさい…ごめんなさい…

お家にも

雪にも

ごめんなさいしていた

 

雪の空

淡墨いろの空

ただ見上げていた…ごめんなさい

 

風邪だけど発熱は無い

ありがとう…ありがとうと起きられた

鼻詰まりと耳鳴りと目やに

ぐずぐず…ふらふら

眠ったの?わたし…ふらふらだけれど

起きられた…ありがとう

生きて起きられたよろこび

きっと

だれにもどんなときにも…おしまいまで

あたえられる有り難いよろこびだ

またあたえていただいた

 

ありがとう

 

ありがとう

 

まいにちまいにち

パパママおもわれる…

おねえちゃん弟おもわれる

ありがとうと

ごめんなさいといる

 

零下の真冬にも暖房無しに

うろうろしているも

有り難い

ずっと何年も

あちこちの雪片付けしてきたおかげ

お家にいるならば

1度あればしのげる

ママの残していた綿入れ半纏有り難い…

また夜になってオイルヒーターつけた

おねえちゃん!ごめんなさい…って

つけさせてもらいます…ありがとう!と

仏間につけてやっと坐った

気ぶくれ過ぎて正座もたいへんなばかだ

ほんとうばかたれわたし

痴れ者の…わたしだよ…と坐って

お祈りした

ごめんなさい

 

意味や

理由や

目的や

価値や

損得や

なにか

あって

生まれた

いのちじゃないこと

善かれの

よこしまに

おしえていただく悪だ…わたし

いま

無意味ないのちになったわけじゃない

なんの意味ないいのち

ありがとうだ…

ありがとうと

坐った

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀

南無阿弥陀

 

ありがとう…

おねえちゃん 

ごめんなさい…生きています

ありがとう

 

 

国と

国と

約束

それは

ひととひととの約束

 

井伏鱒二

太宰治の師

 

『黒い雨』

 

原爆の

戦争の

あってならぬ

にんげんの愚行

にんげんという

情けなく 

頼りないもの

こころ

こめて

文学にこめて

書き上げてある…

どんなときにも

おしまいまで生きるいのち

いのちの

よろこび

生きるということ…

 

文学に

小説に

こめてくれて残されていること

有り難いと

何度も読んだ本だ

また読みたい…紙の本しか読まない

ぱらり

繰れば

そこに

いつもある邂逅

紙ならではの邂逅

へんてこりんわたしの本たち

いつも…どこにも…

わが悪と

生老病死

おしえてもらえるんだ…また読めるかな

 

 

ひとつきりも

この世界から

減らす

 

持たない

希望

 

未来の希望

 

永久に戦争しない国

希望の国

 

来た道

守って

道守ってゆく希望

 

 

廃炉

老朽化した原発

これから環境の急激な変化に

活発になるしかない地震活動

ひと減ってゆくしかない日本

主食の稲作さえ怪しくなった日本

核のごみ捨て場には 

国からお金がいっぱいくるけど…

核のごみ?

永遠に

ごみとはならないごみだから

どんなに深く埋めても

土にはかえらないから

 

未来のひとびとに

いったいどうやって?

おしえるのかな…

 

 

祈り

まだ

わたしにも

ゆるしていただけるんだろうか…

 

祈らせてください

 

祈らせてください

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 君待つや黄泉より雪に言問ふや

 南無阿弥陀

 南無阿弥陀

 

 きみまつやよみよりゆきにこととふや

 なむあみだぶつ

 なむあみだぶつ

 

 

こころ

まだ

ぜんぶ

壊れてなかったら…と

まだわたし

にんげんだったら…と雪ただ見上げてた

 

君が世

室町時代

君が

となったんだって

そのまえは

我が君は

だったんだって…

 

おもえば…

 

一等はじめに

お浄土に走って行ってしまった友おもう

友とわたし

言葉が

かよう

まるで

こころ

かよう

はじめてのにんげん?

なんか

ふたり

恥ずかしすぎて…

つたわりすぎて…

 

こわかったんだな…

 

生きて

育まれは

もうかなわないけれども…

わたしを育む

有り難いひと

ともに

生きて

いま

 

伝えたい…

 

こころ

ゆたかに

おしまいへ…

 

祈る夜

 

祈るきり

食べられて

生きてたきり

ごめんなさい…生きてるきり

 

ありがとう

 

ありがとう

 

生きていれば…

よろこびある

 

生きていれば…

 

生きていれば…

 

生きてくれたひとと

いま

こころに

生きていて

育まれるわたしだなあ…

 

 

ありがとう

 

 

無事

ただ

祈ります

 

かならず無事に

怪我も転倒も

火事も…事故も…

何事無く無事に

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

気をつけて…

 

気をつけて…

 

祈るきり

祈るを

ゆるしてください

 

 

ありがとう

 

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

 

ありがとう

 

ありがとう

 

 

ありがとう

 

 

おやすみなさい