シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ひとついのちを生きていて

 無尽数(むじんず)のなやみのなかにあがくさえ

 けふのつたなきわれが生きざま

                 木俣 修

 

今日

生きていて…

いま

生きていて

 

ニュースに

祈ってた

夜も

祈る…死ぬなって

祈ってた

 

 

また災害になった豪雪

災害救助法が適用されるという

家屋の状態がいのちに関わるならば?

除排雪の費用の一部を

負担してくれると

 

いのちに関わる…

 

いのち

守ってやれないわたしだなあ…

 

ごめんなさい…

 

いままで

ここまで…いまも

ばかだから

まるで苦行みたいになってしまっても

生きてくれたいのちに

わたしのいのちに

ありがとうした

 

こんなにも落ちた

こころは

いままで

あったかなあ…?パパ

あったよ…ありすぎるほどあった

いま

いま

こえて

こえられなくても

ただ生きて

いまだ…

お浄土のパパと

お浄土のママと

おじいちゃんおばあちゃんたちもみんな

いっしょにいる…

わたしになっていま

この生きるは

みんなのつなげてくれているいま…と

ありがとうと

ありがとうつなげて

生きてこられたよ

 

みんなの

おねえちゃんのおかげだ

 

朝は

目覚められたありがとうがきてくれる

ありがとうと

いっしょにくるのは…

かなしみと

ごめんなさいだ…愚かなわたしだ

ごめんなさい…ごめんなさい…

 

ありがとう

 

ありがとう

 

ありがとう

 

また

ひとつ…って

ふらふらと

あがく

 

 

お家は

古くて

雪は容赦なくものすごく降って

もはや

どこがどう潰れてもおかしくない

しようのないことだねえ…パパ

また豪雪になるのは予期してても

ずっとずっと

身動き取れなかったんだもの…

 

わたしはここの

このお家の

ねずみの番…

それきりも

おねえちゃんの大切なものは

無事だ

 

潰れてしまわないで

春になったら…っておもっても

かなしくて

 

ううん…いま

いま

生きている…ありがとうだよ…パパママ

 

いっしょに…いっしょに…

祈ってくれてる

ありがとう

 

 

祈ってください…

 

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀

南無阿弥陀

 

 

ありがとうと

生きていよう

ありがとうと

かなしみと迷いと

迷っても迷っても

あがいて

そのとき

までは

生きていようと平和祈っていた

 

あがくさえかなえられなくても…

かならずくるそのときまで

生きていたなら…

たとえ

それきりも

よき道だ

 

生きる

 

生きている

 

生きて…って泣けてくる

ニュース

幼いちいさい

若いひとたちが

何百人も

自らいのちを終わらせてしまうこの国

 

手を合わせた

 

南無阿弥陀

 

 

いのち

ひとつだよ…

 

よみがえったりはしないよ…

 

いのちはひとつ

生きるは

一度

 

生きて

生きて…生きていて…

って手を合わせていた

 

 

コロナは

終わっていないんだと

知らされるニュースばかりだなあ…あれから

いちばんよわいところに

不満や圧迫がゆく

 

死ぬな…

 

死なないで…

生きていよう

 

ただ生きていよう…生きてるきりも

すばらしいいまだよ

あがくこと

くるしむこと

かなしむことも

生きるだけれど

 

ほら…一瞬も

いま

生きてるって

かならずその瞬間はあって

 

生きて

生きて

かならず生きて…生きていようって

お祈りしていた

生きてる…生きて…

ちいさいひとに

自分に

言っていた

 

祈る

 

 

戦争

分断

世界中が

争いと

厳しい自然と…

 

豪雪もやっぱり

温暖化という報告

おもったことは

よいことならば

かなわず

やっぱりそうか…は

どんどんつながってゆくなあ…シーちゃん

 

南無阿弥陀

南無阿弥陀

南無阿弥陀

 

おねえちゃんにありがとう

こころにきりのありがとう…つなげて

食べられた

心臓が

ばくばくして

くるしくなって

食べるのもくるしくても

食べた

わたしは食べて

生きていよう

 

それきりも

ありがとうがつなげてくれるいま

ありがとうと

平和の祈りと

ごめんなさいばかりになっても

かならず

ありがとうになって

 

食べるは孝行

 

食べるは供養

 

食べるは

生きるだ

 

ありがとう

 

 

生きざまなんて

いえるひとつも無いわたし

なんにもならないわたし

それでも

生きていて

祈っている…

 

平和

祈っている

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

この国は

いま

平和に向かう国となる…

信ずるいま

お仏壇のまえに

坐って祈る夜

 

必死の

あがき…

ふらふらのあがきに…心臓もぶっ壊れそうだった

脳みそはほんとう自分もこわいほどだ…

わたしの心臓に脳みそに

逆流で痛む喉に胃に

捻った膝にも

生きている…ありがとうと

パパありがとうと

言っていた

 

ずっとずっとわたしの生きるは

なんにも功無くも

ひとつ

 

ずっと

ひとつと

いまと

生きてきた

 

ごめんなさい…無力ごめん

おねえちゃんにわびる

 

いま

生きて

いま

 

有り難い

有り難い

いま

 

 

祈る

夜です

 

 

無事を

平和を

祈る夜です

 

かならず

無事に…

 

生きていますように

 

 

倒れないで…無事に

転ばないよう気をつけて

怪我も何事も無く無事に

火の用心気をつけて…無事に

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

祈るきり

ごめんなさい

 

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

ありがとう

 

 

ありがとう

 

 

おやすみなさい