ふつう
あたりまえ
漠とした言い回しにも
ぎょっとしたり…言葉
消えない言葉
積み重ねられてゆく
ぼうっとしてるのに
はらはらしている
安息
安心
無い
ふつうも
あたりまえも
無い
南無阿弥陀佛
お寺
ゆけなくなったのじゃない
お寺
ゆく資格が無いわたしなんだ
まいにち
まいにち
おもう
ごめんなさいと
お念仏と
懺悔する
一月二月は
こころは
もっとも
くるしい時期だなあ…シーちゃん
パパの法要の
あのときから
時間が
止まった?
わたしが
狂ったのか
止まったのか
わからないまま
立ちすくんでる
凍りついたのかなあ…わたし
わたしの
こころ
まことの
こころは…
自分の
こころに聞く
眠れていないのは
もう十年になろうとしてる
耳鳴りが物凄くて
耳まだ聞こえてる?聞こえる?って
はらはらして
その確認のため
ラジオつけっぱなしにすれば
こわいニュース
遠い笑い声…
かなしい
不穏な世界の情勢と
届けられるニュース
深呼吸して聞く
牽制
威圧
大国の迷走
正気とはおもえないことばかり
国内の治安悪化も…加速してる
世界中
急激な気候変動
異常気象にも
困難なひとたち
亡くなってゆく
ふつうで
あたりまえの
軍備って?
言葉
軽く
危うい
急かされてる…
なにかは
くるまれて
肝心のところ
言葉足らずで
伝わってこない言葉
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
救い
ある…あの絶望?お寺さんから
まるで
来るな
という引導みたいな…
それから
話すこと聞くこと
みんな檀家さんを
置き去りにしてる言葉たち
どっか
追いやってる言葉ばかり聞いたら
絶望みたいな
やっぱりそうなのか…という
おねえちゃんから聞いていたことの
裏付けのような…
あれから
お寺は
ただただ
かなしくて
おもうほどに
どうにも
むなしい場所となってしまった
わたしの信心が
ぐにゃぐにゃだったんだろう…
求めるものは
ここには
無いと
絶望するくらいのものでしか
なかったんだろう
ごめんなさい
わたしというにんげんが
しっかりとして
自立していたら
たとえ
どんなお寺さんだろうと
供養のためと
ゆけたかなあ…ママ
ママに
おねえちゃんに
ごめんなさいして
生きているんだ
かなしい
かなしい
パパママも
ご先祖さまにも
かなしいおもいを
させてしまったわたしだ
あのとき
どこもみんな
争っていたんだなあ
死ね…って言葉
聞かされてたり
非国民と
罵られたり
そんな時の
絶望だ
死ねと言ったひとは
いなくなって
激しい言葉発してたひとの幾人かは
亡くなってしまったんだなあ…
疫病
コロナ
むごいな…
争いのもとにもなったワクチン接種も
そうだ
だれも
わたしによる
コロナには
死んでいないよ
ワクチン無しのわたしのせいでは
だれも
だれも
死んでいないよ…
いつも
いつも
そう自分に言うんだ
とにかく
こわかった
わたしが
ひと殺したりするの?
ワクチンできないわたしならば
まだこわい
くりかえすという
孤絶
も
救い
だれも
わたしのせいで死んでないよ
悪わたしの
いまの
ただひとつの
救いなんだ…パパママ
ごめんなさい
おねえちゃん
ごめんなさい
雪の季節には
タクシーでゆくしか
わたしはお寺にゆけない
もとより跡取りでもなくて
たとえ
おねえちゃんのお世話になっても
タクシー使って
のうのうとお寺へ行ったところで
なんの役にも立たないんだもの
わたしとは…
わたしとは…
迷惑かけるばかりのにんげん
お片付けさえも
やり遂げられたならば…と
一所懸命つづけてきたけど
なんにも考えられない
こわい…って
いったいなにもかも
こわいって
なんなのかも
わからない
無力
無能
ふっと
お浄土の友
あの子の
声するような…今日
聞こえていない声を聞いていた今日
あの子は
聞こえていない声
聞いて
生きていたんだ…
会いたい
会いたい
お仏壇のまえ坐る夜
助けてあげることも
支えにもなれなくて
ただそばにいてあげることも
なんにも
ひとつも
できなかったんだ…
わたしに
たしかな信
深い
信心
あれば
いま
このいまとは
なっていなかっただろう
懺悔している
おしまいの
そのときも
懺悔と
祈りと
お念仏申すわたしであるように
祈らせてください
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
無事
祈ります
倒れないで
転ばないで
無事に
怪我無く
火にも気をつけて
無事に
かならず
かならず
無事にいてください
こわいのは
壊れてく自分も…よわい自分も
よわってく自分も
でも
生きて
有り難い
有り難い
いま
祈ります
平和
祈る夜です
祈るきり
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ありがとう
ありがとう
ありがとう
おやすみなさい