いのちに
ごめんなさいとなる
不安に
甘いもの
いっぱい食べたい…
ごめんなさいばかりになる
生きてたら…
生きてたら…
南無阿弥陀佛
五観の偈おとなえして食べる
有り難く食べる
過ぎて食べても
ありがとう
ありがとう
ありがとう
つなげて食べた
強風
突風
怯えて祈ってた
また
雪が降るという
寒いのこらえて
なにかひとつも…
祈りながら
朝の
お清めのお掃除
あとは
ただかなしい
お片付けがひとつでもかなえられたら
生きていていいよ…って
自分を
自分で
ゆるしてきたかなあ
なんて罰当たりの愚かか
悪か
朝
あたえられたのも
生まれてこられたのも
自分のちからじゃない
自分が頑張って生まれて
生きてこられてたんじゃない
ばかだなあ…シーちゃん…
もう10年お片付けしても
いま
このお家は
いまだに恥ずかしいお家だ
朽ちて
普請さえ手当てさえしてやるちから無く
朽ちるままに
ここに生きて
それでも生きてこられた
この古家に守ってもらってきた
また
お家に
ありがとうと
ごめんなさいしていた朝
よわった?
壊れた?
狂った?わたし
自分に聞いてるんだ
自分こわいのか…
おかしくなる自分も自分だよ
ものや朽ちてゆくお家こわいのか…
ここまでもいまも
ここに生きてきた
ここにいま
生きてるよ
南無阿弥陀佛
だれひとりにも
申し訳無い
おねえちゃんに
申し訳無い
自分にも
いのちにも
申し訳無い
お浄土のひと
すべて神
すべて佛
すべて申し訳無く
懺悔する
わびる
生きてる
生きてる
生きてこられた
どこか
ゆくところ
探さなくては…
そうおもうとただ泣けてくる
動けない…もうお片付けも
もの捨ても
できない
にんげんみたいでなくなった…
生きていることきりも
食べられていることきりも
有り難い有り難いことなんだ…
ここを
このお家を
生まれたお家を
すっかり
さっぱりと
きよらかにしてやるのは
住まわせてもらっているわたしの役
よわってごめんなさい
痛い背中丸めて
ごめんなさいを
お念仏と
つないだ
10年は
そのとき
そのとき
そのときの自分の
最善を尽くしたのに
結果
徒労と
捨てるに
さらに時間費やしても
最善とおもわれることに
こころ砕いてきたのに
こころを尽くして
祈って
うつくしく捨てたのに
わたしじゃご祈祷にはならなくて…
ものにもあわれが沈殿したみたいな
断末魔の叫びのような気配感じたんだ
ああ…あれらは
捨てずに済んでいたら
ざわざわ騒ぐこころ
恐怖には
かならず
ぶり返すなあ
ほんとう
もの捨てには不適当な
もの始末の過ぎるわたし
とうとう
ものの圧にも負けたのか
必要なものさえ買えなくなった
お片付け
もの始末
終えられたならば
自分のことを
ひとつひとつ
自分のためのこと
そうおもって希望抱いていたのになあ
もう
生きていてならない自分みたい…
ごめんなさい
ごめんなさい
死ね
って
あの言葉きたときも
突然
きた
戦争
奇襲
殺戮の計画
最高の知恵駆使しても
まるで
言葉も持たないものたちみたいだ
よいにんげん
わるいにんげん
いるのでない…
ひとというもの
言葉を
信を
こころを
もつものたち
よわいと
腰抜けと
なじられても
つながれる
よわさは
よわさを
痛みを
わかる
よわって
つよくなくて
つよくなれなくても
つなげられてゆく
よわさの
ちからあるよ
祈るとは
信ずるとは
よわいまま
このまま
絶えず
飽きず
つなげてゆくことだ…自分に言った
祈り
つなげられますように
あんな野蛮な殺戮
よわさとも言ってならないなあ…
眠れていない
壊れた脳みそが
平和祈る
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
いま
無事に
倒れないで
転んでいないで
無事に
火の元に
怪我にも
気をつけて
いま
かならず無事に
かならず
かならず
無事にいてください
無事
平和
祈らせてください
祈るを
ゆるしてください
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ありがとう
ありがとう
ありがとう
おやすみなさい