シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

予報は

 

外れた

 

雨の朝

 

さみしさと

起きた

 

お茶をいれ

お水とお供えして

 

お花のお水をかえて

 

 

仏壇の前にいて

それから

仕度をした

 

ママの一周忌は

雨の一日でした

 

 

わたしは

雨が好き

 

傘も長靴も好き

ずっと

お気に入りを

探している

 

なかなか見つからないけれど

いまあるので

間に合わせ

ずっと

探している

 

 

雨のおかげで

墓石は

きれいに

洗われたようになっていた

 

和尚さまの

お経の途中

少し

涙がわいた

 

魂は

居場所を見つけて

安らかであるという

 

お経は

やさしくて

 

 

姉上さまが

つれあいさんを

車まで送り

遅れて

お墓に来た

 

お花を飾るのに

傘をささないでいたわたしに

 

風邪ひくよ!

 

背後から

傘をさしかけてくれた

 

 

ママがいるのか

とおもった…

 

そんな言葉

かけてもらうの

何十年ぶりかなあ…

とおもった

 

 

体が

悲鳴のような声あげて

 

症状を示しても

そのままにして

一年過ぎた

 

一周忌の今日

また

あらたな症状がきた

 

ママが

心配してるのかなあ…?

 

 

あんまり

長生きしなくてよい

とおもう

 

ママのお世話を

させてもらったこと

 

混沌の

ものであふれかえった

古家の片付け

させてもらったこと

 

あと

もう少しで

 

そのことと

 

ママの人生の

最後を

いっしょにいたいということと

 

それだけで

過ぎた二年

 

ふりかえることも

まだできないし

 

雨は

ひたすら

やさしく降っている

 

寒い夜

でも

 

あたたかい雨だ

 

ありがとう

 

 

 

失せ物を

探さなくちゃ

なんか…

 

すごい大切なもの

わたしが

捨てた?疑惑…😿

 

 

誰のためにもならないんだよ

シーちゃん

 

それでも

 

今夜も生きてる

いいさ

それで☺️

 

 

何とかなる

 

ママ

ありがとう…

 

 

風邪を引かないで

無事にいてください

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい