シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

うつす

誰かの

こころ

 

ぜんぶ

わかっては

あげられない

 

自分のこころさえも

 

 

たやすく

うつされてしまう

怒り

 

それに

恐怖

いだいてしまうならば

 

おろかは

怒りを

うつし

 

かえし

 

つなげてゆく

 

さらに

おろかなことをする

 

自分とは

そんな悪

悪をなして

つなげて

わかった

 

おろかなわたしだなあ

 

ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさい

懺悔

つなぐ

 

逃げ道つくってまで

悪をつなげる

って

わかってしまったけれど

 

わからせていただいたんだなあ

 

 

かなしみ

逃げ道に

 

過ぎたる

かなしみ

手放せず

 

手放さず

 

いつまでも

 

どこまでも

さらに

 

さらに

つなぐ

 

そのような

おろかなかなしみ

すててゆく途中の

お片付け

おもった

 

 

お祖師さまがた

おもう

 

みずから

もとめ

いのちをかけて

 

すてて

 

お釈迦さま

たよりに

こえて

 

無事

かえりつき

 

生涯

ただ

みおしえ

つたえる

そのために

捧げてくれた

 

それら

ささやかにも

いま

ここに

あるなんてと

 

ありがとう

祈る

 

 

尽くして

果てた

お祖師さまがた

おもういちにち

 

 

 

かなしいこと

いっぱいあるなあ…

ひょいっと

ぶりかえす

よわさ

 

でも

 

うれしくて

 

たのしくて

 

泣きたいほど

胸いっぱいになること

もっと

もっと

あるなあ…

 

これはしあわせだ

シーちゃん

って

 

ありがとう

大好きだよ

 

いっぱい

 

いっぱい

大好き

 

大好きは

もっと

いっぱい

って…

 

こころに

つたえて

 

お祈りした

 

ありがとう

 

 

月に

水に

こころ

うつし

 

すきとおるようになれ

ただ

みおしえとあれ

お祈りしていてくれるだろう

お祖師さまがた

 

うつしていただきたくて

 

まいにち

繰るんだ

って

おもった

 

 

お浄土へと

むかれられて

 

うつくしい国に

 

平和の国に

 

修行していてくれる

ひとびと

 

ママ…

ありがとう

 

まだ

いつもいっしょ

 

いつも

呼んでる

 

パパも

 

おじいちゃん

おばあちゃん

お顔しか知らないおばあちゃん

 

生きてくれてるひと

姉上さまたちも

 

ありがとう

って

言っては

 

おねえちゃんって

ありがとうって

 

呼んでるなあ…

 

 

 

罰当たり

 

ごめんなさい

 

ありがとう

つなぐ

 

 

月の光のように

水の流れのように

 

自在に

 

刹那に

 

ここに

あちらに

いてくれてる

おもわれる

お浄土のひとたち

祈る

 

 

あたえられた

いちにち

 

わたしっていう

おろか

かなしみすぎる

 

その根となる

怒り以上の

 

手放せるように

すてて

すててゆけるように

 

祈る

 

 

かなしみ

せつなさ

むなしさ

 

こえて

こえてゆくため

まことの

ひと

となるために

いのち

あたえられたんだ

 

 

ありがとう

いつまでも

つたえよう…

おもった

 

 

迷う

どうすればよいのか

わからなくなるもの

きっと

ものが

捨てて

って

おしえてくれてるんだろうに…

 

かなしみ

やってきて

たちつくして…

 

それらものは

すべて

 

過ぎたこと

うつしてる

 

すでに

過ぎて

無用となったもの

そうして朽ちたもの

ようやく

すこしだけ

わかるのに

途方もない時間

かかってしまった…

 

 

 

平和とは

 

幸福とは

 

ただ

おもってた

祈って捨ててきた

 

ここ

古屋に

あふれた

かなしみ

 

そんなかなしみばかり

うつしてしまっていたなあ

 

 

捨てられなかった

姉上さまの古い毛糸

 

瞑想ストール?

なんて

ちまたで名付けられてたもの

そっくりのストール

編み上ってた

はからずも…

だけれども

 

ひと

つながってるなあ

おもい

つながってる

って

おもった

ひとり

 

 

すべて

うつし

すべて

わかる

 

ひとには

誰ひとりも

かなえられないけれども…

 

ここから

 

いまから

 

うつす

わかる

おもう

わたしであろうと

懺悔してゆくんだよ

って

 

懺悔

ありがとう

つなぐんだよ

ただ

祈る…

 

 

オードリー・ヘップバーン

いつもかなしみとあって

そのような表情で

 

手当て

せずに

病と召されたのだけれど…

 

彼女のように

尊いひとが

なぜ

という

 

おしまいのパートナーの

男性の言葉

知ってしまって

 

とても

かなしく

さびしいきもちになった

 

 

尊い

ひと

 

ひと

 

すべて

尊い

 

そのことを

現実のものとしよう

 

平和

かなうように

身をすてて

尽くしてくれた

 

 

その

いちばん

ちかくにいただろう

見ていただろう人間

 

ひとって

かなしい…

 

 

 

祈り

 

ひと

 

平和

おもってた

 

 

 

困難に

たえて

つなげていただいた

まことの祈り

おもっていた

 

かなうはずもなくても…

 

 

なにひとつも

ありがたく

祈りと

ゆこう

 

 

いっぱい

いつまでも

大好きだよ

お祈りした

 

 

ありがとう

 

 

ひとつさえ

果てしないような

途方もないような

今日が

終わる

 

 

すてよ

 

懺悔して

 

こらえよ

 

こころに

きかせていただく

 

ありがとう

 

 

 

倒れないように…

 

かなしみとあっても

いっぱい

しあわせ

いつも

 

いつも

 

ここに

 

いま

あること

 

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい