蚊取り線香の香り
よいなあ
って
おもえた
ハッカ油
鎮静作用だか
なんなのか
よくわかってないけど…
あんまり
きびしくて
今日は
やめてみた
うわ…
楽だ…
シーちゃん
って
たくさん食べた
立つ
しゃがむ
ヒンドゥースクワットの完全型みたいに？
くりかえす
もの始末と
突然の真夏の陽気とで
逆流？
猛烈胸焼けして
痛みになってしまっていた
のどは
ずっと
痛いんだけど…
ハッカ油プラス蚊取り線香プラスお線香…
暑さに汗をかくからと
苦手の塩分も摂り…
ネズミ
こわい
はやく
はやく
もの始末…
って
また
眠れていない夜
明けて
早朝
お祈り
すぐ
お経
ハッカ油
ストップした
だけで
すこしだけ
楽になった
ありがとう
と
お祈りした
ありがとう
ありがとう…
以前
ずっと
教会に行ってた
ずっと
手元に
聖書
あった
聖書も
讃美歌も
どうして
いつのまにか
手放してしまったかなあ？
って
いつも
おもう
そうか…
いちばん
最初に
天に召されてしまった友
あまりに若く
あまりに悲しい旅立ち
あの頃
と
おもいかえしたんだけど…
記憶
もやのなかに
うずめこまれてしまっている…
そうしなくては
おられなかったんだなあ
よわい
わたし
いまだに…
眠れず聴くラジオ
いつも
いつも
うとうと
もやもや
聴いてる
ふっと
聴こえてくるのは
宗教や
信心や
悲しみにあるひとたちの言葉
だったりするんだけど…
こないだ
インドネシアのひとびとの
宗教観なのか
途中からで
うとうとで
市井のひとの言葉でもあるし
はっきりとは
わからなかったんだけど
インドネシアでは
神
とは
インドネシアの神も
たとえば
日本の仏さまも
西洋のキリストも
みな
すべて
等しく
神
と
おもい
尊び
畏れ
祈る
と
宗教によって
わけへだては
することもなく
宗教によって争い
戦争することもない
と
そんなことを
やさしく
やさしく
語っていたなあ…
って
こちらの
ひとたちの
神仏へのおもいも
かつては
そのような
たとえば
天
とも
おおきく
言えるような
ひたすらだけど
おおらかなもの
であっただろうなあ…
と
聴いているうち
眠っていたんだけど…
あれから
ふとした瞬間
どうしてか
内村鑑三を
おもってて
われは日本のため
日本は世界のため
世界はキリストのため
すべては神のため
内村鑑三の
もとめていたところ
ひと
その
罪と
救い
探求して
すべて救う
という
そこへと
ゆきついて…
自然
じねん
すべて
救う
すべて
つながっていること…
一瞬たりとも
忘れぬ自分で
おられなかった悪
罪
ただ
おもっている
ごめんなさい
と
食べて
また
ひとつ
でも
と
階段
ふらふら
転げそうだったので…
階下におろして
ひとつ
ひとつ
と
始末した
内村鑑三と
八木重吉と
ロックと
あった
日々も
香ってたなあ
って
おばあちゃん風味のブラウス
ママの？
姉上さまの？
とにかく古くて
おばあちゃんっぽくてかわいい
一枚
だけ
と
救った
姉上さまのお下がりのカーディガン
はおってみたら
女装？
なんか
やさしいきもちした…
ママ
おしゃれさんだったなあ
まるで
パリジェンヌの着まわし？
ブラウスの前を開けて
上着のように
はおってたり
お出かけには
上下で着てベルトして
ワンピースみたいにしたり…
もっと
ママ
よろこんでくれるような
女らしい
エレガントな格好
してあげられてたらなあ
って…
おばあちゃんのお世話のとき
もろもろ処置
もろもろ始末の
臭い消しにと
焚いてくれたのは
ママだった
まねっこしたんだけど…
よい香りのお線香も
いっしょに焚いていたけど
化学的香料のお線香は
つかえなくなってしまった
この度は
ハッカ油にも
へこたれると知らされたけど…
お線香
除虫菊のならば
平気で
よかった
すべて
救う
が
信ずる
こころ…
ありがとう
と
祈る
平和
かなう
道へと
すべて
ひと
救われる世界へと
つながって
たどりつけますように…
かなしいこと
ときほぐされて
平和へと
ゆきつけますように…
ちっぽけ…
つまらぬ
つまらぬ
無為
無用の
あがき
のような
いちにち
終わるなあ
ごめんなさい…
ありがとう
気候
まったく
さだまらず
新しい日常とやらは
加速してるみたいで…
倒れないように…
無事に
無事に
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
