シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

その時

お仏壇に

下げられている

装飾

金色の灯籠のようなの

 

ゆらゆら

ゆらゆらと

揺れるまで

 

地震

気づかなかった…

 

今日は

すごい寒い朝

 

お掃除のあとは

 

小豆を煮立てて

包んでおいて

お味噌汁つくって

 

お祈りして…

 

一日

台所と

 

行ったり来たりしながら

 

仏間で

お仏壇のまえで

お経を

くりかえし

となえてた

 

身が

入らず…

 

ほんの数行

おぼえて

 

 

夕方まで

手が冷たいまんまで

 

夜の

お祈りを

という

 

その時の

地震

 

 

ああ

いま

 

その時

なのかなあ…?

おもった

 

お仏壇のまえで

よかった

と…

 

 

おさまって

 

落ちついて

 

 

その時は

ちゃんと

ありがとう

言えるかなあ?

 

ひとり

自分にきいた

お仏壇に

ありがとう!

伝えた

 

お祈りした

 

 

これから

大きな地震がこないとよいけど

 

ここにも

 

どこにも…

 

どこにも…

 

平和が

一日も

はやく

かなう時が来たらよいなあ…

 

祈った

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

只管打座

わたしの

座る

 

正座

なのだけれど

 

ひたすら

座りつづける

それしか

できない…

という

 

そんな時が

たくさん

たくさん

あって…

 

 

 

この

一年は

 

ただ

ただ

座った時が

 

つながって…

 

いま

こうして

生きていられるかなあ…

 

 

眠れていない

ぼんやりした頭で

おもった

 

生きる

 

まずは

 

死なないこと

 

そのような時が

かろうじて

つながってくれた

 

よわさ

 

愚かさ…

 

 

そうして

生きてるまに

 

ほんの

ひとつのことを

 

ひたすら

ひとつ

ひとつ

つなげて…

 

片付けられた場所も

あって

 

こころの

どこかを

気づかず

手放し

 

かるくなったところ

きっと

あることだろうな

おもった

 

 

その時はその時!

自分に

言い聞かせてたなあ

 

魔法の言葉だ

シーちゃん

 

ママとわたしの…

 

ふたりの

魔法…

 

まもられて

 

まもって

 

いっしょに

いさせてもらったのだ

 

ありがとう…

 

 

また

おとなえしよう

いせいよく

こころに

 

そして

 

その時

には

かならず

 

ありがとう

伝えよう…

 

 

誰にも

伝わらなくても…

 

 

師に

会うには

 

いまだ!

 

という

 

その時

あるんだって…

もとめていたら

かならず

おとずれるんだって…

 

 

真如

 

自在に…

 

 

自分

責めるの

やめよう

 

姉上さまに

支えてもらって

 

生きてた…

 

また

春なんだ

 

ありがとう…

 

 

ありがとう

伝えよう…

 

 

くるべき時

ためにも

 

きちんと

お片付けしよう

 

 

寒くて

寒くて

それでも

水は

少しずつ

ぬるみ

 

しもやけの

腫れ

少しずつ

 

少しずつ

ひいてゆく

 

泣きたいような…

三月が

 

もう少しで

終わる…

 

 

ただ

生きてた

ただ

 

生きてる…

 

 

ありがとう

 

 

風邪も

なんにも

引かないように…

 

あたたかいもの

飲んで

 

明日のために

ゆっくり

ゆっくり

休めていますように…

 

 

かならず

かならず

無事にいて

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい