いつから?
いつからだ…
思い出そうとしても
思い出せないくらい
ずっと
こころ
波立ってる気がするなあ
お祈りして
ただ
座って
どうにか落ちつかせていたり
まだ体力あったころには
限界まで歩いたり走ったりしてたなあ
過ぎたこと
は
過ぎた時は
ひとつも
ただ一瞬も
とりかえせないんだなあ
と
つねに頭にこびりついていて
起きてるあいだ追いかけてくる
だから
起きてるあいだ
いつも
ごめんなさいといっしょだ
人間は
群れのいきもの
群れ
失ったならば
なんとか
生きてはいても
どこかしら崩壊してしまう
とおもっている
壊れてしまうまえに…
大きなもの
重たいもの
だけでも
ひとつでも
捨てておきたいなあ…
と
今日も
もの捨て仕度してた
パンダは
ひとりだちしたら
ひとりぽっちの生活なんだって
シーちゃん
パンダは
山の中で
ひとりぽっちで
なにを
おもっているのかなあ
とか考えてた
大きな体だから
大量に竹や笹を
食べつづけなくちゃいけないんだろうから
ひとりぽっちでも忙しいんだろうなあ?
とか
草食だから
睡眠時間は短くてよいのかなあ?
とか…
真夜中
眠れないと
群れない
ひとりぽっちの動物のことや
ひとりぽっちお悟りした
お釈迦さまのこと
おもってる
そうして
いつも
しずかなこころ
見失ってた自分
懺悔してる
ごめんなさい…
ごめんなさい…
ありがとう
年をかさねてゆく
ということは
自然の
当然のこと
やがて病を
あたえられることも
おしまいの
そのとき
くることも
親の病に
コロナに
戦争に
まったく
しずかなこころでは
おれなかった自分
死ぬまで
懺悔して
ずっと
ごめんなさいと
懺悔して
懺悔してゆくんだろうなあ
なにひとつも
とりもどせないんだけれど
いつかは…
ここから
あたらしく
つなげてゆけることも
めばえてきてくれるかもしれないよ
と
いつか
ママが
わたしに言ってくれたような
あかるい
ひかりのような言葉を
おろかなわたしに
逃げているわたしに
わたしの
よわいところに
子どもに言い聞かせるみたいにして
いつか…
いつか…
と
言ってみる
夢想なのかなあ…
それでも
しずかなこころになって
あたたかなこころになって…
ありがとう
ばっかり
になって
いまあること
の
しあわせ
ありがたく
ありがたくなって
ひとりぽっちの人生だけれど
よい人生
と
ありがとう
と
すこしでも
眠れるならば…
って
祈る
おろかなこころが
引き出してしまった
つなげてしまった
悪
ごめんなさい…
とりかえせないけれど
消えてくれないけれど
ありがとう
つなげて
捨ててゆく
しずかな
こころ
仏心
なによりも
たいせつなものを
見失ってしまうんだもの…
仏教徒にも
なれるはずもないけれど
懺悔してゆく
捨てる
って
ものであれ
おもい
であれ
修行だ…
ふりきって
捨ててしまうことが
その覚悟が
もっとも
肝心なのに
やっぱり
迷う
逃げているからだろう
立ち向かえないし
たたかえないわたし
道
ひらく
つなげるためには
祈って
しずかなこころ
あたえていただいて
恐怖のネズミ
またやってこないうちに
大量のものたちを
すこしは減らして
押し入れに入る分
だけにしてしまおう…
ひとつ
ひとつ
つなぐ
ひとりぽっちだったろう
お祖師さまがたを
お釈迦さまを
おもって
祈って…
眠ろう
救急車が
立て続けにゆき
なんだか
かなしい…
助けてあげてください…
明日はないかも
と
いつか
は
矛盾
夢想でも…
あかるい
ひかるところ
夢見て
眠ろう
眠れていますように…
倒れていませんように
明日
かならず
あたえられて
しずかなこころ
つなげてゆけるように
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい