こわい
なにが
こわいか
突き詰めたならば
病
死
という
逃げて
あきらかには
されていない病
そののちの
死なのだから
少なくとも…
未来のこと
いま
は
生きている…
ということは
いま
この
恐怖
こわさとは
さだかでなくて
ぜんたいぜんぶ
こわくなってるんだ…
こわいよ
シーちゃん
勇気がほしい…
勇気がほしい…
逃げずに
立ち向かわなくてはいけない
わかっているのに
勇気
逃げても
逃げても
生きているんだ…
もの捨てのために
また
ひとつ
つなげた
祈り
つなげた
お釈迦さまは
みていてくださる
あわれんでいてくださる
かなしみと
くるしみにあって
逃げず
立ち向かってくださって
ひとりぽっちのおさとり
そこへと
ゆきついた
勇気は…
きっと
ひとと
うまれてこられたからには
こんな
こんな罰当たりのわたしも
うまれながらにして
そなえられていて
あたえられて
ここに
この
こころ
の
どこかには
あるのだろうなあ…
こらえよ
こらえよ
声を
きく
こころに
きく
捨てる
が
近道だなあ
シーちゃん
わかって
わかっていて
大事な
肝心な
ところから
逃げる…
勇気をください…
祈って
祈って
祈っていた
逃げていても
生きている
いま
いま
あること
ありがたく
ありがたく
祈る
生きている自分へ
生きている
と
言った
ありがとう
と
言った
なんの
ちからもなくても
ひたすら
慈悲にすがって
まもられるだけの身
ありがたくて…
申し訳なくて…
いまだ
ここに
お祀りされている
神さま
仏さま
しっかりと
祈ろう
一心に
祈ろう
お寺へは
ゆけなくなった悪
罰当たりだけれど…
仏法僧
三宝に
帰依し
ひとり
祈ろう
われひとり悪
を
恐怖に
のまれる魔を
それでも
祈ろう
懺悔して
懺悔して
祈ろう…
いちにち
ただ
無事に
無事に
と
祈っています
倒れないように…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい