シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

草の花

花が好き

名前も

あんまり知らなくて

 

育てたこともないんだけれど

どんな花も

 

みんな好き

 

 

歩きながら

道端のお花に

こころのなかで

挨拶するくらい

 

だから

歩くの好きかなあ

というくらい

 

お花が好きだ

 

 

パパの残したシャコバサボテンは…

 

真冬の保温に

失敗してしまった

 

猛烈な寒さだったのに

仏間で

いつもの簡易ビニールハウス

ではなく

 

段ボールハウスにして

その上から

フリースのブランケットかけて

越冬を試みたのだけれど

 

 

一株

小さいの

だけ

生きてる…

 

凍傷だ

きっと

シーちゃん😿

 

かわいそうなこと

むごいことしてしまった

 

このシャコバサボテンは

 

いのち

燃やして

 

ママの退院に合わせて

満開の花を咲かせてくれた

 

 

ありがとう…

 

ごめんね

 

 

雑草という植物はない

みんな

名前がある

 

名前

ぜんぜん知らないのだけれど…

 

今年の草たちは

雨と晴れを味方にして

とんでもないことになってる!

元気!!

 

こないだから

とても一度には取れない勢い

 

そして

毎年

見たことないメンバーが

その勢力争いに勝ち抜き

 

今年の勝者は

もう信じられないほど伸びて

背高のっぽさんの菊系の花や

 

つるを伸ばして

じわじわ這いながら

唐草模様みたいになって

濃い紫の花をつけてる子たちや

 

草取りして

捨てちゃうの?

かわいそうに…

 

 

!☺️

 

すっかり開花してるし

丈がすぐに大きくなるし

つるはツタだけで勘弁だし

 

残してあげられないなあ…

 

 

お花を切って集めて

小さなブーケにして

カスミ草も合わせて

 

ガラス製の花の型押し模様の

脚付きの小さな花瓶に差した

 

うわー

かわいい💠

 

 

まるで

ターシャ・テューダーのお庭の花みたいな

雑草の

 

雑草と呼ばれる

草の花たち

かわいくて

 

 

泣きそうになった…

 

 

 

昔のお家は

坪庭があって

 

ツツジなど

花が咲く低い木々や

 

日陰には

苔むした丸くて平たい石を置いてあり

それを囲むように

緑濃い草が這って

 

丁寧に選り分けて残されて

たくさんの小さな花を咲かせてた

 

 

縁側から眺める

小さな坪庭

 

季節ごとの変遷

儚いけれど

 

うつくしい花たち

 

雪に眠る庭…

 

あの庭

お家

大好きだったなあ

夢にみるほど…

 

三人並んで

すいかを食べていた縁側

庭に種を飛ばして

笑って…

みんないて

 

猫もいて

 

 

絶望してた

わたし

 

絶望って

 

生きたいのに

生きたい

言えなくなること

 

 

絶望しているわたしが

こんなよわいわたしが

草だったなら…

 

お花は

咲かない草だろうなあ…

かなしくなった

 

 

たのしい記憶

凌駕して

 

若くして亡くなった友のこと

どうして

最後に

出来すぎている偶然の再会

あったのかなあ…

とか

 

 

疲れた…

 

 

最後に

会わせてくれたんだよね

 

ずっと

会いたかったから

 

 

いつも

太宰治に重なってしまう

あの『津軽』の

 

さらば読者よ

命あらばまた他日

元気で行こう

絶望するな

では、失敬

 

 

絶望なんて微塵もなくて

わたしを笑わせて

励まして

そうして突然

 

天国へ行った…

 

 

絶望するな!

だね

 

無心に…

 

お花を

みならおう☺️

 

 

ありがとう

 

 

夜は

ひんやりして

しばらくは

雨は降らないみたい

 

 

さみしいような

 

こわいような

 

平和が来ますように

 

 

明日を待てる

おだやかな夜になりますように

かならず

かならず

無事にいて…☺️

 

 

絶望しないで

倒れないで…

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

 

おやすみなさい