シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

お坊さん

お坊様

 

なりたい

 

そう

願っていたのは

 

パパが

天国へゆき

 

ママと

離れて

 

ひとり

ひたすら

 

ひたすら

祈っていた頃のこと

 

わたし

そんな資質

なくて

 

到底

かなわぬこと

おもいながら

 

それでも

ひたすら

祈りと生きてた

 

そうしか

生きてられなかった…

 

いま

も…

 

 

すべては

 

やがて

平和に

つながってくれるように

 

ひたすら

目の前の

ひとつ

 

ひとつ

 

一所懸命

つなげて…

 

かろうじて

生きていた…

 

生きている

 

あの頃

苦しくて…

 

でも

 

いまも

生きてる!

シーちゃん

 

 

食事

過不足なく

こしらえ

 

食べて

 

走って

 

歩いて…

 

 

坐禅

食も

 

睡眠も

 

すべて

生活を

おもう

 

その

こころに

 

救われた

 

目の前の

できる

 

一所懸命

ひたすら

つなげて

 

そうすることに

救われていた

 

 

いま

世界は

どこにも

 

ひとつも…

 

平和

ないような

 

そういうところで

生きよ

 

愚かな者は

ひたすら

懺悔して

生きてゆけ

 

そう

さとしてくださっているような

 

そんな

おもいを

 

あたえていただくこと

ありがたい

おもう

 

 

魔は

やってくるけれど

 

 

こころに

平和を

 

安心を

 

あたえていただける

祈りを

もって

 

一日

生きてる

 

 

世界は

争い

止まず

 

伝播するかのように

ひろがってゆく…

 

 

世界中の

ただしき祈り

ただしき信心

あるひとびと

 

その

愛と

 

慈悲と

 

祈りを

もって

 

尊い言葉

発してくれるよう

そう

祈ってもいるのだった

 

 

その

言葉に

よって

 

皆が

平和を

願い

 

つながって

 

つながって…

 

 

平和

かなうとよいなあ

 

 

わたし

なんの

智恵も

ちからも

無いまま

 

ただ

 

ただ

祈っている

 

幼いひと

よわいひと

 

平和と

命のため

 

命懸けで

その身を投じてくれているひとたちが

 

まもられるように

 

祈る…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

苦しみ

からの

祈り

では

 

邪で

 

とどかぬのだろう

 

まったくの

他力の

 

無力の

 

誓願だ…

 

 

迷い

一日

何度も

絶望のような

 

くるけれど…

 

そこから

救い上げてくれるのも

 

祈りだ…

 

 

パパや

ママや

 

ご先祖さま

 

そうして

姉上さまに

 

まもられて

生きてる

 

ありがとう

 

その

こころ

ひとつ

 

ひとつ

 

つなげてる…

 

なにひとつも

わたしの

ちから

じゃないなあ…

って

 

ありがとう

 

ありがとう…

って

 

ずっと

 

言ってる

 

 

 

以前より

パパの部屋は

扇風機などの

季節外れの物の

置場所でもある

 

ネズミ

からの

もの捨てで

 

ようやっと

現れた床を

きれいにした

 

洗って

台所に置いてた

扇風機を保管できるようにした

 

古いストーブ

残した分は

これも

きれいにして

 

いまや

石油は

貴重だから

 

灯油が入ったままだったけど

冬が来たら

使ってあげるね…

 

整然と

整列させて置いた

 

ストーブにも

ありがとう!

って

言って

 

パパには

やっぱり

ごめんなさい!!

って

 

ありがとう

祈った

 

 

最後の入院の

病室で

パパは

 

ひたすら

自分のお部屋や

パパがため込んだものが

ぎゅうぎゅうに

つまってる場所

 

きれいに片付けられるのを

待ってた

 

わたしに

片付け頼む

と言って…

 

ひたすら

待ってた…

 

まるで

何かの

願掛け

のように…

 

 

ある程度

片付いた

おもった時

 

なんにも

伝えていないのに…

 

会うなり

 

ありがとう!

それは

はれやかに!!

 

笑っていたなあ…

 

遺影と

おんなじ

にこにこ笑顔で…

 

 

あれは

 

きっと

院長の言葉で

たぶん

とても上手に

知らされていたにちがいない

おもっているのだった…

 

 

お医者さまには

時間が無いから

 

発心しても

仏門には

なかなか

入れない

 

とはいえ

 

どうして

こんなに

よい先生

よいひと

 

わたしにはカルト

おもえる

団体に属してるの?

 

とても

残念だったけれども…

 

パパや

わたしには

 

とても

よいひとで

 

すばらしい

お坊様だった…

ありがたく

おもっている

 

 

パパを

追っかけるみたいに

 

同じ病で

天国へ…

 

おそらく

にも

 

なってくれたんだろう…

 

いつも

ありがとう

祈ってる

 

 

死のお片付け

追い込まれてたなあ…

 

今日は

自分のもの

わたしが使えるもの

 

まだまだ

たくさん

たくさんあり過ぎるなあ

おもったんだけど…

 

生きてけ!

って

使おう

って

 

そうだ…

わたし

生きてる

って

 

ほんと

ばか…

 

かなしみすぎる

 

お坊様には

なれっこなくて…

 

けれども

 

道元さま

その

兄上

證空さま

つなげてくださった

おもって…

 

勝手に

こころに

お慕いしてる

庵主さまが

 

ブログで

伝えてくださっていた言葉

 

まずは

仏教徒

として

生きてください

 

あの

言葉

 

ひびいてくれた

 

 

お寺にも

ゆけないけど…

 

 

ここ

わたしの

僧堂

 

できる

つなげて

 

生きてゆこう

って

 

ありがとう

って

 

祈る

 

 

月が

みちてきて

 

ただ

かがやいてる

 

 

ありがとう

 

 

 

ありがとう

って

お念仏みたい

 

念仏のように

 

一切に通ずる

 

きっと

 

 

きっと…

 

 

ありがとう…

 

 

 

今夜

無事に終わってますように

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ゆっくり

眠れてますように…

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい