シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

時間と死のお片付け

だめだめの自分

おろかな自分

しか

みえてこないお片付け

 

時間ばっかり手間ばっかりかかって

結局は捨ててしまおう

ってなったり

 

 

風や

通りの音をきいて

お片付けしている

 

春は

どきどき

嵐のような風が吹く

 

お家どこも壊れないように…

って祈っていた

 

風の音

こわくて

 

四弘誓願

みたいっておもってた…

 

ごうごう

ひびいて

お坊様の読経みたいだった

 

 

時間

いのちなんだなあ

シーちゃん

 

煩悩無尽誓願

 

何度

お誓いして

 

いつまで

迷うんだろう

 

いつまで逃げるんだろう…

 

 

どこのお部屋も

ぜんぶ床が見えるように

たったそれだけでもかなわないものか

 

祈って

ねがって誓って

お片付けしてた

 

途中

きもちを

こころを

 

自分を

はげまそうと

 

すっきり床があらわれたお部屋の

床きれいにした

 

ほら

できてるよ…

すすんでるよ…

って

床掃除した

 

申し訳なさ

いたたまれなさ

 

どうしようもなく

身動きとれないような時間

ずいぶん

過ぎてしまった

 

ずっとお片付けしてるなあ

 

ごめんなさい…

つなぐため

 

ありがとう

つなぐため

 

死のお片付けなんだなあ

とおもうのに

 

どうしてまだ迷う?

 

ほんとうにおろか

 

時間は

いのちなのに…

わかってるのに

 

逃げて

逃げている

それでも

 

ずうっと

もの捨てお片付けつづけてる

 

さいわいは

幸運は

ネズミ

最悪のわるさして

それこそ火事になったりしないで

 

まもってもらってるなあ

ありがとう

って

祈った

 

 

まもって

まもってもらって

つなげられてゆくこと

すべて

 

ぜんぶ…

 

ありがとう

 

すべて

慈悲にすがってのこと

 

祈る

 

ありがとう

と祈る

 

 

くるしくて

かなしくて

いつのまにか

おぼえてたお経

 

どうしてか

いつのまにか

僧の修行のようになってる生活

 

くるしいから

かなしいから

祈るんだ

おもった

 

泣きながらでも

お経おとなえできるならば

かならず

おとなえしよう

って

 

明日は

ないかもしれないんだ…

 

 

仏の

大慈悲心に

まもられて

 

姉上さまの

慈悲にすがって

 

ただ

ありがとう

となって

 

ありがとうを

つたえたくて

 

祈る

 

こころからの

お祈り

かなえられるよう

 

どうか

みちびいてください…

 

祈る夜です

 

 

 

平和への道へと

つながってゆけますように

 

祈っています

 

 

 

無事に

いちにちが終わり

ゆっくりやすめていますように

 

眠れていますように

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい