シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ほんとうの勇気

お片付け

もの捨て

おもいきって

 

ほんとうに

おもいきって

 

捨てて

捨ててゆかないことには

 

残された者に

ただごとでない大迷惑を

かけてしまうんだなあ…

って

 

日ごとに

体力気力

判断力も

衰え

 

やがては

できなくなるまで

ついえてゆくこと

ひしひし

わかって

 

ものの重圧

迫ってきて…

 

早朝

真夜中?

 

ああ…お彼岸の入り…

おもったら

 

それきり

眠れず

 

起きて

お祈りした

 

途中

がくがくするくらいに

寒気におそわれ…

 

寒い

眠い

以外

 

まったく

なんにも

考えられなくなってしまった

 

お布団

ふらふら

ふたたびととのえて

倒れるように

 

ちょっと

眠った…

 

眠るまえに

粉にした緑茶を飲んで

 

カフェインの効果

あらわれるのは30分後

 

シーちゃん起こしてね…

って

 

眠った

 

 

ずっと

まともに

眠れていないし

 

ヒーター

使えなくなって

からだを冷やして越した冬

それでも

 

越えた

ありがとう

って

 

湯たんぽと

眠った…

 

自力では

ぜんぜん

あったまれなくなった

 

だから

動き回る

 

それも

今日は

無理だあ…ってなったら

 

ほんとうの勇気

この手にしたいと

そう

ほんとうに

 

こころから

おもうのならば

 

ほんとうに

ほんとうに!

 

捨てる

しか

 

ないんだなあ…

 

それは

残された者の

ためにもなることだなあ

 

30分とすこし

眠れて

 

のろのろと

起き出して

お布団を

ふたたび積み重ねた

 

残された者

というのは

家族で

 

姉上さま弟だから

 

人のため

とは

厳密には

言えないけれども

 

遺影に使う写真無いと

残された者が困るんだ!

なんて

 

いつか

弟が言ってた

そんなことの

じゃないほど…

 

ほんとうに

迷惑かけてしまう

おそろしくなった

 

 

人の手

わずらわせる作業

ものすごい費用かかる

だけでなく

 

恥だ…

 

 

なのに

 

今日は

寒気がきたってのに

やっぱりヒーター点けれなくて

 

ふらふら

あぶなくて

 

仏間に

ひとり

座って

 

祈って

それから

 

お仏壇のまえでできる

もの捨てのための始末

ちまちま

ちまちま

つなげた

 

 

どうしても

誰かを助けたい

と思うとき

ほんとうの勇気がわいてくるんだ

 

アンパンマンの原作者

やなせたかしさんの言葉

 

 

なんの

誰の

役にもたたぬこと

 

恥じる…

 

ここを

きよらかに

 

うつくしく

 

何度

そう

ねがったろうなあ…

朽ちてゆくのは

 

自分も

って

 

節くれた手

 

あかぎれ

しもやけ

アレルギーで

穴だらけ?傷だらけの

 

みてた

けど

 

もう

どうということもない…

 

喘鳴や

喉頭浮腫や

 

眠れない夜や

 

越えて

 

越えて

 

春がきたんだなあ

って

 

 

ありがとう

お祈りしてた

 

 

生きてる

今日

 

いま

ありがたく

しあわせだなあ

 

できなくなったこと

すべて

あって

 

生きてる

いまだ…

 

 

ありがとう

眠ろう

 

 

眠れるように…

 

明日

あたえられるように…

 

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

祈る夜

 

祈る夜…

 

 

 

いちにち

無事に終わっていること

祈っています

 

食べて

眠って

 

いちにち

いちにち

つながって

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい