真夜中
寒いなあ
と
うとうとしては
めざめる
くりかえしてる
めざめると
ああ…
生きている
ありがとう
と
おもう
なのに
なのに…
突然
わーっと…
泣けるなあ
泣けるのも
生きているから…
って
ありがとうだ
シーちゃん
って
真夜中
仏間に
座って
すこし
ほんのすこし
すこし
読んで
ただただ飢えをしのび
寒さに耐えて
ひたすらに仏道を学ぶべきなのだ
わたし
僧
でもなく
仏教徒とも
いわれない…
それどころか
不孝
の
罰当たり
なんだから…
祈り
浄く
浄くなるように
徳無き
祈りのように
ちいさくとも
ちいさいからこそ
ちいさく
取るに足らぬ
ちいさいこと
身に
この手に
つなげて
つなげて
わたしの
祈り
としよう
と
おもう
事故
たいへんな道だ…
飢えてもなくて…
姉上さまの
慈悲に
救われ
食べられる
いちにち
いちにち
一食
一食
ありがとう
と
すべて
無駄せず
食べつくす
手
ちいさいこと
ひとつ
ひとつ
つなげて
祈り
手を
あわせる
夜
奈良美智さんのX
だけ
奇跡的?
にみれてるタブレット
姉上さまから
お借りしてて
耐えて
しのぶ
というのだから
たいそうな贅沢…
まだ
動いてくれてて
この
ただ
生きてる報告も
毎日できていて…
ほんのすこしを
のぞいてみてる
ありがとう
と
泣きたくなるんだけど…
また
うわっ
と
泣けてしまった…
奈良美智さんのXの写真
北海道犬の
赤ちゃん
三匹
だまだまになってて…
一生懸命
眠ってた
なんか
ちいさい頃の
記憶
あるような
夢のような…
姉上さま
わたし
弟
三人
ちいさな三人
きちきち
手を握り
きちきち
くっついて…
緊張して!
ママの入院してる病院へ
三人
だけで…
泣けて
パパ
ママ
病で
三人
ここにいて
ここの
お家に
ひとつ屋根の下に
泊まり込んでたら
パパ
ほんとうに
よろこんで…
おまいさんたち!
ひとつ屋根の下に
眠ってるんだなあ…
って
わたしに
何度も
何度も
言ってた
ひとしきり
泣いていた
ちょっと
どっかは
ぶっ壊れてきたかなあ…
ぶっ壊れた
おもって
祈って
お洗濯
今日も
一生懸命
手で洗った
手
とっくに
皮膚
壊れてて
それでも
それくらい
どうってことない
なんにも
なんにも
耐えては
いないじゃないか…
と
ひたすら
ひたすら
祈って
洗った
水
浄く
と
祈る
今日が
無事に
終わってくれていること
祈っています
ゆっくり
やすめていたらよいなあ
倒れていませんように…
眠れていますように…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい