申し訳なさ
かなしみに
できなくなったこと
たくさん
ふえて
それら
おもってしまえば
もっと
さらに
できない
が
ふえてく…
わたし
だけ
人間
じゃないみたいな…
宇宙に
ひとり
ぽっかりと
制御不能で
浮いてるような…
これって…
ママといて
なにもかも
どきどきで
それでも
いちにち
処置も栄養も投薬も
無事に
終わり
ママに
お歌うたって
ママの
寝息
すこやかに
規則ただしく
聴こえてくると
宇宙船?
ふたりぽっちの
宇宙の旅?
ふわふわ
どきどき
あのとき
のようでいて
まったく
ちがって…
昨夜は
ほとんど
眠れずにいた
まいにち
なにかを
あきらめて
つなげてる
断念
の
あきらめだ…
かといって
すっぱりと
放棄してしまうことも
考えただけで
恐怖してる
ネズミ恐怖も
そうだし
やがては
さらに
さらに
朽ちる
もう
いやというほど
見てきてる
くりかえし
始末してきてて…
念
おもい
断つ
には?
きれいに…
うつくしく
そちらへと
ちかづいてゆけるように…
そうするしか
ない
始めてしまったからには
終わる
終わらせる
っていう
終点まで
たどりつけないと
ずうっと
ひきずる
知ってる
ネズミまで来たんだもの
みんな
ぜんぶ
捨てて
捨ててしまえば?
とか
何度も
おもったけれど
あわれ
っていう
そのおもい
も
断つことできなくて
また
つぎつぎ
徒労に終わったもの
始末した
かなしいなあ
こころ
はれやかに
かなしみ
癒えて
癒えてくれるように
と
ありがとう
ありがとう
ごめんなさい
と
始末した
もう
聴けないなあ…
かなしくて
しずか
が
よいなあ
シーちゃん
って
雨の音
きく
こういうとき
かならず
あの友
アパートに
ひとり
亡くなっていた
友
おもう
彼女のための
お数珠ネックレスで
お祈りした
世の中の
ひと
みな
平和に
と
祈る
どうか
どうか
争うこと
やめて…
と
祈った
浄土再会
法然さま
流刑の
いわれなき罪にも
たいらかに
うけて
浄土再会
疑わず
と
動ずるでもなかった
という…
徳
無きわたしは
そんなことを
おもうべくも
ねがうべくも
ない
でも…
お浄土に
いてくれる
と
修行しててくれる
と
そう
おもえるようになったこと
ほんとうに
こころから
ありがたく
祈っている
きよらかな
うつくしいところに
いてくれるんだなあ…
と
祈る
ちかづいて
ゆこう…
ちかづいて
ゆけるように
捨てているんだ…
ありがたく
ありがたく
祈りと
ゆこう
眠たくて
なにひとつも
ふわふわ
宙ぶらりんな
かなしい
いちにち
終わる…
生きてるから
かなしいのだ
あわれ
は
愛する
パパママ
姉上さまのもの
だから…
うつくしく
うつくしく
そちらへ
ゆきつくのだから
よいねえ
って
ありがとう
と
ごめんなさい
くりかえしてた
寒くて
断念…
ありがとう…
今日
いま
かならず
無事に…
いちにち
いちにち
生きて
ある
いま
つながって
つながってくれますように…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい