シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

うまれたところ

うまれつき

という言葉には

 

うまれたところ

うまれた時の環境

境遇

含まれる

とおもう

 

たとえば

生家が同じくとも

親が同じくとも

 

いちばん最初の子の

姉上さまは

 

いちばん大切に

特別に贅沢にされて育てられた

 

そう

大人になってから

ママに聞かされた

 

それで

 

幼い頃

近所の年寄りたちが

わたしを

かわいそうに…

と言っては

 

こまごまつまらないものを

買い与えてくれたり

 

時おり

風邪引きになって

いつものように浴衣を着て

そのままの姿で

外を出歩くわたしに

 

ひらひら金魚のような

赤い三尺帯を買ってくれたりして…

 

びっくり仰天!

分けもわからず…

でも

よろこんでたりした記憶

 

あの時

何やら

痛ましいような笑顔で

いつもの

かわいそうに…

言われるため

 

子どもごころにも

 

かわいそうに

とは?

 

謎ばかりが

深まっていたのだけれど…

 

ママの

のちの

解説で

 

三人の子どものうち

おじいちゃんおばあちゃんの

溺愛と確固たる方針によって

パパママにも止められずに

 

贅沢な育ちかたをしたのは

最初の子の

姉上さまだけであった

ということを知って

 

やっと

 

ああ

そういうことだったのか!

気づいたわたしは

 

やっぱり

かなりな

とんちんかん?だったのだなあ…

いまでも

おもいだすたびに

可笑しいのだった…

 

そして

いまだに

姉上さまのお下がりを

ずうっと

大切にしているわたし…

 

ありがとう…

 

 

ママの

古着物も

捨てられないなあ

 

今日は

ママのお部屋の整理を

ほんの少しできて

 

衣紋掛けに

ひろげたまんまだった

ママの娘時代の古着物

一枚二枚を

 

洗っていたりして…

 

 

ここに

うまれて

 

その

うまれつきのおかげで

 

わたしは

わたしになったのだなあ…

しみじみ

おもった…

 

 

うまれてこられずに

天に召されてしまった赤ちゃんがいたという

うまれてこれたならば…

兄上さま…

 

そういう

背景の

うまれつきで

 

姉上さまは

姉上さまになったのだなあ…

 

まったく

 

まったく

わたしとは

性格が違っていて

 

手厚く

愛情深く

気位高くも育てられているので

 

わたしなどがおもっても

なんとなく

違ってたな

 

いまとなって

おもう…

 

 

姉上さまに

支えてもらい

負担をかけて生きる

ということを

 

噛みしめて

噛みしめていたおかげで

 

与えられたのは

 

菩提寺

曹洞宗の教えや

ここにあった経本などでの学び

 

それらが

いまの

祈りとなったこと

 

もの始末や

片付けと

同じようにして

 

このこころに

染み込んでくれたこと

 

もっとも

よろこぶべき

うまれつき

 

めぐりあわせ

 

ありがとう…

そして

 

そして

ごめんね…

 

 

 

いつものお祈り

お経をあげて

 

冷えた仏間に

お膳を運んで

 

ゆっくり

ゆっくりご飯

 

天国のみんなと

いっしょに

晩ご飯を食べた

 

小豆

効いたのだ

ちょっと楽…

シーちゃん

 

毎日

明日は

ないかも…

だけれども

 

人生は

この

一瞬

一瞬

 

無駄は無い

死にちかい

パパがさとしてくれたなあ…

 

急ぐ旅じゃないぞ

って…

 

それから

まもなく

天国へ行った…

 

 

 

世の中に

おおよそ

 

ほとんど

 

適合

できないわたし

だろうけれど…

 

もう

少し

かるく

 

少しは

身動きとれるように…

 

できること

ひとつを

つなげる…

 

 

もの始末したら

 

いつか古着物を

ほどいて

作務衣やもんぺや

 

おはしょり?

縫い込んで対丈にして

 

簡易に

三尺帯みたいな付け帯

加工して

着られたなら!

想像したら…

 

 

なにやら

どきどきした

 

洗って

はじめて

おお!

あなたは絹でしたか…

っていう

 

目の無さ…

 

 

 

奈良美智さんは

かれこれ15年

迷走!してたって

言ってたな…

さっきのツイート

 

ほとんど

おんなじくらい!

わたしも

ぐにゃぐにゃ迷走してたよ…

ぶつぶつ言って

 

 

生きてるなあ

 

 

生きてきたなあ…

 

って

おもった

 

 

明日は

やってこないかも知れず…

 

 

うまれたところで

パパママと

 

ご先祖さまと

 

仏さまと…

 

ご飯

 

 

ありがとう…

 

 

世の中が

平和に

ゆっくり

ゆっくり

育ちゆくところであったらなあ

 

誰もが

うまれたところを

いつまでも

たいせつに胸に抱き

 

どこまでもゆき

みんなが

ゆっくり

成長してゆける世界であったらなあ…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

体調が

ちょっぴり回復したってだけで

ものすごいしあわせになった

コロナの

おかげ?

 

 

また雪がくる…

 

寒波がやってくる…

 

 

大好きな

きれいな雪!

雪片付けのことは…

 

野となれ…🙂

 

 

 

今日が終わる

なんにも

成果もなくても

 

生きてるなあ…

 

ありがとう

 

 

ちゃんと休めてて

一日の終わり

ほっ…

できてたらよいなあ

 

倒れてないで…

 

かならず

かならず

無事に🙂

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい