シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

いま

ある

わたし

 

いま

あるもの

 

これが

 

これで

 

すべて

なんだな

 

毎日

おもう

 

ありがとう

って…

 

 

大好きな

大好きな

おばあちゃんのこと

わたしの

生きる

師匠

みたいな

 

ひとりの

女性を

 

忘れられず…

 

いつも

おもってる

 

 

そのひと

言ってた

言葉

忘れられないのだった

 

 

こんなの残して

死んじゃったら

うちのお父さんが

うんと

かなしむだろうなあ

って

縫いながら

いつも

おもってるの

 

という…

 

 

愛情物語

ほんものの…

 

 

その

おばあちゃん

なんでも手作りで

 

パンツ

下着も!

 

ぜんぶ

手作りで…

 

とても

ぽっちゃりで

 

自分に

ぴったりのが

なかなかなくて

だから

自分で

みんな

なんでも

縫うようになっただけ

 

とか

さらり

言ってたんだけど…

 

ぽっちゃりさんで

あんな

すてきな

かわいらしい

おしゃれさんは

その女性以外には

 

出会ったことなくて…

 

ママより

お年がいってたけど

 

どうして

 

どうして

 

お友だちに

なってなかったんだ!

 

いまでも

おもう

 

おそらく

 

もう

彼女も

天国と

おもわれる

 

なのに

 

いま

でも

 

残念に

おもう

 

せつなく

おもいつづけてる

 

たいせつなひと

 

うしなうばかり

わたしの

生きる

 

怖じ気づいて…

 

そして

 

こんな

へんてこの

意気地なしの

わたしなのに

 

天国へ

いそいで

行ってしまった

たいせつなひとたちは

とても

 

とても

立派な

 

よいひとたち

ばかりで…

 

 

みまもってもらってるなあ

って

祈る

 

へんてこでも

 

ひとりぽっちでも

 

生きるよ…

 

って

 

 

ありがとう

 

祈った

 

 

ニュース

世界中が…

 

なにやら

ほんとうに

穏やかでなく…

 

こわい

ニュース

 

ラジオ

消して…

 

祈った…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

喉頭浮腫は…

 

咳は

やっと

止まったんだけど

 

のど

へんな

異物感…

 

なにか

つまってる?

みたいな…

 

きもちわるい

シーちゃん

って

 

昨夜も

 

悪夢

ばかりみて

うとうと…

 

こまぎれで

眠った

 

 

とても

とても

眠たい…

 

 

こんな日は

カビ部屋の仏間には

いないほうが

よいのだけど…

 

わかってるけど…

 

 

また

 

仏間で

いつもの

お針

 

へとへとでも

できる

お針してた

 

 

今日

 

いま

 

ある

それが…

 

しあわせ

 

ありがとう

 

天国の

あの

大好きな

おばあちゃんに

 

ありがとう

言った

 

ありがとう

 

 

 

 

夜は

 

ひんやり…

 

 

あったかく

やすめていたらよいなあ…

 

のんびり

 

平和な

こころで

いてください

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい