涙
こらえていた
よろこぶな
親方に言われていた
って
大の里さん
よかったなあ…
って
パパ
ママ
おじいちゃん
天国のひとたちに
言ってた
テレビ
みれる
って
とても
しあわせなことなんだなあ
って…
恩
ご恩を
果たした
というような
安堵の横顔
ずっと
みてた
場所前の報道
なんかの
まちがい？
って
おもうほど
よさそうなひとだなあ
稀勢の里さん
よかったなあ
って
うれしくなってたから
恩
ひととの
つながり…
ご両親
ご家族
親類
ご先祖さま
相撲の道の
師たち
親方
ふるさとの
ひとびと
大相撲を
ささえるひとたち…
みまもるひとたち…
歓声…
笑っているひとたち…
パパ
病とともにあって
大好きな相撲はじめ
テレビ
まったく
みれなくなってたきもち
わかる…
わかった
素直
まっすぐなひとだろう
大の里さん
信頼
失ってしまったという
申し訳ないおもい
あっただろう
よろこぶな
は
勝負
相手のあることという
そればかりではなく
さまざまな
おもいがあっての言葉
まっすぐ
一所懸命
その姿
その
信念
途切れさせるな
つらぬいてゆけ
そういう
一心
だったんだろうなあ…
わたし
なんにも
なんにも
ないなあ…
なんにも
できなかった
そればかりか…
と
なりかけて
ごめんなさい
ありがとう
と
お祈りした
なんにもできなかったよ…
シーちゃん
って…
恩
うけた恩
いまだに
ただ
すがるばかりの
姉上さまの恩
おもっていたら
やっぱり
泣けた…
ごめんなさい…
時計
置いてあるのに
止まっていたらいけないよなあ
と
自分の部屋の小さな時計
動かした
いつから？止まっていたかさえ
おぼえていない
恩
恩返し…
かなわないだけではなく
お墓参りへも
お寺へも
ゆけない…
罰当たり
わびていた
ひとつ
も
つらくて
申し訳ないおもい
ばかり
つのって
ただ
わびる
わびていた
明け方
両足が
つった
前脛骨筋
ぎゅーん…
と
両側
同時に
つった
全身が
つる…？
とか
こわくなって
起きて
正座してみた
ようやく
落ちついたところで
真夜中？
明けたけど
まだ早朝
朝ごはん食べた
好きに
食べた
大好きな
スキムミルク発酵のヨーグルト
スキムミルクやめたので
食べなくなってしまった
クルミも食べなくなって
お肉は
ずっと食べていないしなあ
って
卵は
今日は
朝晩
ふたつも食べた…
姉上さま
パパママ
ありがとう
いただきます
と
五観の偈
おとなえして食べた…
ラジオできいた
言葉
ご飯のときに
よみがえっていた…
戦争には
勝者は
いない
という
言葉だ
今日
ご飯
食べられて
こんな
しあわせ
ないなあ…
って
眠れてなくても
恐怖の足つりさえ
起こしてもらうように…
いちにち
いちにち
あたえてもらっている
ありがとう
と
祈っていた
なんの
疲れなのか
わからないけれど
申し訳ないおもいで
いっぱいになってて…
なんにも
できそうになくて…
眠りたい…
ごめんなさい
ごめんなさい…
おろかさ
に
申し訳ない
いたたまれないおもい
ただ
申し訳ない…
ごめんなさい
ありがとう
平和
祈ります
いちにち
無事に終わること
祈っています
食べられて
眠れていて
やすめるときには
やすめているように…
倒れていませんように…
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
