シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

おうじあう

祈り

へと

 

みずから

たどりついたひと

 

善きひと

徳あるひと

おもう

 

おもった

 

祈っていた…

 

無事に

無事に

 

 

 

かなしみ

くるしみ

 

いたたまれなさ

 

いまだに

そこに

あって

 

自分のもの始末に

迷って

 

右往左往している

 

 

どこへも

ゆけなくなってる

もう

 

二年だ

 

 

生きてる

だけ

この

報告

やがて

 

病とある

いま

ただ

いま

生きている

 

という

 

そちらへと

 

たどりつくんだろうなあ…

シーちゃん

 

明日をも知れぬ

というのに…

 

自力

自分の

ちから

まったく

 

まったく

無いっていうのに

 

 

愚か

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

 

祈り

 

救う

始末した

 

 

 

善きこと

悪しきこと

 

すべては

みな

 

わたしありき

のみならず

 

 

宿業

 

つながっている

 

そう

わかって

 

生死を

 

生きる

死にゆく

 

おもわないときは

ない

 

一瞬も

ないのに

 

どこへも

ゆけないなあ…

 

 

無学の

おばあちゃんが

 

なむしゃか…

なむしゃか…

なむしゃか…

 

お念仏

となえるようにして

 

祈って

 

ひたすら

祈って

祈っていたこと

 

あの

小さな

痩せた背中

 

ありがたく

 

ありがたく

ここに

 

こころに

いてくれてる

 

おばあちゃんとは

血のつながり無い

 

すべて

つながってくれた

業の

ゆえ

 

宿業の

ゆえ

 

つながってくれた

すべてのひとの

幸福

祈る

祈っている

 

 

祈る

こころ

 

たがいに

応じあう

おもう

 

信ずる

 

 

祈りの

ちから

信じてください

 

おしえてくださった

庵主さま…

 

ありがとう

祈っている

 

 

どこへもゆけない

なんにもてきない

なって

 

それでも

ひとつ

ひとつ

 

ひとつ

でも

身軽に

 

こころ

かるく

 

はればれと

 

その

おもい

つなげて

 

祈って

 

祈って

 

 

お片付け

もの始末

 

祈り

なってた

 

 

ただ

うろうろ

右往左往してても

 

お念仏

ひびく

 

おもい

 

祈り

 

ひびきあう

 

おうじあう

 

おもう

 

 

善き言葉

 

善き

おしえ

 

ずっと

 

ずっと

無事にいて

ずっと

おつたえください

 

ともに

祈っています

 

こころに

念ずる

 

 

 

くるしくて

かなしくて

 

いたたまれないときには

 

法然さまの

言葉を

ならい

 

我が身

我が

こころ

そって

 

できる

ひとつ

 

ゆける

へと

 

ゆこう

おもう

 

 

ありがとう

 

ありがとう

 

 

 

かなしきかな

かなしきかな

 

いかがせん

いかがせん

 

 

 

法然さま

ぼどの

お祖師さま

でさえ…

 

嘆き

かなしんだのだなあ

その

果てに

 

念仏往生

 

ただ

念ずる

 

念仏

申す

 

その

原理へ

いたってくださったのだなあ

 

 

道元さまも

病にあって

 

ひたすら

お念仏のように

他力

とも

とれる経

 

ひたすら

くりかえしていた

という

 

 

わたし

くるしくて

かなしくて

それで

あたりまえ…

 

一切他力

なにひとつも

自分の

ちから

無いなあ…

 

 

泣けてしまう

 

 

それでも

 

明日は

ないかも

 

お祈りした

 

 

ひとつ

ひとつ

小さなこと

つなげられた

 

 

ありがとう…

 

ごめんなさい

 

 

祈る

夜です

 

 

 

いちにち

無事に終わっていますか

 

疲れていないよう

 

食べているように

 

倒れていないこと

 

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい