シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

釈尊

たかが

ネズミ

 

おもえたならば…

 

などと

 

 

絶対に

無茶なところに

 

ぐにゃぐにゃと

よわさ

ねじ曲げて

 

無理やり

平気へっちゃら

って

そういう自分に

もってこうとすること

 

もう

なくなったけど…

 

 

それって

 

もっと

もっと

深刻な

重大なところから

 

逃げているからだ

シーちゃん

って

 

 

よく生きてゆけない自分が

 

よく

死ぬ

なんて

 

かなえられっこない

 

知ってる

知らされる…

まいにち

 

刻々と

 

いちにち

いちにち

知らされている

 

 

 

釈尊

 

お釈迦さまの

道のり

 

お悟りの

のちにも

悩み

 

悪魔

抑え

 

ただ

ひたすら

清浄へと

むかって

 

一所懸命

生きて

 

生きて

 

 

死ぬ

 

 

凄絶

という言葉で

ぜんぜん

足らない…

 

ひたすら

って

こうか…

 

 

急ぎ

善を為せ

 

 

 

わたしに

かなえられる

 

ちっぽけ

ささやか

でも

 

逃げに

身動きできなくても

たった

ひとつ

でも

 

かなえられる

とは…

 

 

また

ネズミ対策して

手でお洗濯して

 

ひとつ

救うものを繕って

 

煮立てて保温する

ガス極力すくなく

煮豆を仕込み…

 

かなしくて…

 

 

ただ

 

かなしくて

 

 

かなしみ

って

 

へとへとになるなあ

パパ

って

 

背中の痛みが

おさまらないので

仏間に

もの集めてきて

もの始末した

 

お家

もの始末

もの捨て

ほんとうに

ささやかで

 

わたし同様

ちっぽけ

なんだけど

 

泣いて

絶望して

お布団にくるまって

悪魔に

のまれ

 

自分

呪っては

いないよ

 

寒い冬

こえられた

あったかなフリースのものたち

自分でつくったへんてこなもの

ありがとう

って

洗った

 

捨てられなかったママ用クッションのカバー

自分でつくったんだけど…

わけわかんない

袋みたいな服にして

ずっと

着てた

 

 

もうすこし…

 

なかなか

おしまいに

ゆきつけない

 

こころづもり

予測

 

こうして

見誤ってるうちに

 

抑え損ねた

悪魔に

のまれたら

 

逃げつづけていたら…

 

もう

ひとりでは片付けられい

手のかけようないような

 

とんでもないことに

きっと

なってしまうんだなあ…

って

おもっていた

 

 

 

お釈迦さまの

悩みは

 

老病死

より

うまれた

 

 

こらえよ

 

耐え忍ぶのだ

 

 

 

ぬるく

甘くて

 

およそ

くらべられない

 

くらべるどころか

 

ならべても

ならないなあ…

 

痛ましくも

つよい

お釈迦さま

 

おもっていた

 

 

 

生きて

 

この世に

地獄を生きよ

 

業果

この世で受ける

 

耐え忍べ

と…

 

 

 

逃げ

 

解き放たれたならば…

 

一所懸命に

よく

生きて

 

よく

死ぬ

 

そのための

お片付けだ

って

 

くりかえし

自分に

言うのだけれど

 

買わない

のために

残されて

繕ったり

つくったりしたものたちは

 

始末に

困るなあ

 

迷惑だなあって

 

ごめんなさい

くりかえしてた

 

 

 

暑くなってしまったので

倒れないが

いちばんで

 

すずしいときに

お祈り

ごめんなさいして…

つなげよう

 

 

生きて

うごけて

 

いちにち

あたえてもらった

 

 

ありがとう…

 

 

ありがとう…

 

 

よく

生きられないわたし

 

ごめんなさい…

 

 

 

 

平和に

 

ゆっくり

しずかに

終わりますように…

 

 

いちにち

いちにち

無事に

ありますように…

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい