ただ
ありがとうなのになあ
いつも
いつでも
いつでも
ありがとう
それだけなのに
それだけだったのになあ…
よわいなあ
ばかだなあ
いつも
おもってる
よわいんだけど…
よわさに
おぼれて
しずんでしまうんだなあ
ごめんなさい…
ごめんなさい
つなぐんだ
シーちゃん
って
起きられた
起こしてくれて
ありがとう!
すぐ
お仏壇に
ありがとうのご挨拶した
お正月
お正月らしいこと
まったくなくて
ただ
一所懸命
いつもの
お水やお茶お花
いつもの神仏の
お祈りのお仕度して
お祈りつなぐ
お茶
ずうっと
自分のお茶のたび
あたたかいのにかえて
ありがとうつたえてる
いっしょにいてくれて
ありがとう
修行していてくれて
ありがとう
たすけてくれたんだねえ…
ありがとう
ありがとう…
ありがとう
天国の
お浄土の
ひとたちへ
そうしていたように
どうして…
どうして
姉上さまに
ただ
ありがとう
って
じっと
しずかに待って
待って
待って
しずかにしておられなかったんだろう
ごめんなさい…
まだ
待ってる
ずっと
待つ
もう
おそくたって
待つ
ごめんなさい…
ありがとう
ありがとう
お祈りした
家族みんなの
ほほえみが
ひとり
ひとり
うかんでくれた
そしたら
いっしょに祈ろう
ってなってくれた
お経
ゆっくり
ゆっくり
おとなえさせてもらえた…
ありがとう…
お経
朝夕おとなえしてたのに
ずうっと
そうして
おとなえしてたのに…
夜のお経
おしまいに
修証義一章ずつ
おとなえしてたのに
おとなえしてならない自分
と
生きていてならない自分と
おもえてしまったんだなあ
なにがこわいのか
わからないくらい
ぜんぶ
こわい
そうなってた
どうして
こんなに
なにもかも
おっかないんだろう…って
死
おもえば
生きている
ありがとうがやってきて
死
こわい
生きて
生きていたい
あたえられた
いのちの
おしまいまで
一所懸命
生きていたい
って
わかった
よわくて
こわさを
逃れられないなら
お片付け
死のお片付けと
いのちがけに
一所懸命つなげてもらおう…
きっと
いま
しか
こころ
からだ
ついてゆかなくなるんだ…って
裁かれてる
自分
と
おもったけど
この無いにひとしい
ちっぽけな世間の
荒廃と
怒りの文句
ただきいて
どこも
みんな
怒って
裁きや悪口や
うずまいていて
わたし
いないものみたいに
それら怒りむけられたけど
そういう自分なんだなあ
と
知った
そういう自分
生きてくんだ
って
わかってても
おちてしまったなあ
あれから
ずうっと
自分
裁きつづけてるんだなあ
でも
今日
あたえられた
生きて
めざめられた…
たった
そのこと
いま
あること
しあわせの
ぜんぶになって
ありがとうってなって
今朝
おそろしい冷え込みの
朝
また
めざめさせてもらった
朝
こころに
また
ほほえみ
もらった…
たいせつな
家族たちの
ほほえみだ
ここのお家に
うまれてこられて
つながってもらえた
たいせつな家族…
おじいちゃんの
おばあちゃんの
パパ
ママの
姉上さまの…
弟の
ほほえみ
あるなあ
こころにいてくれてる
って
こころに
あるもの
と
ゆくんだ…
ありがとう
と
お祈りした
ありがとう
ちっぽけな
祈り…
祈るひとと
つながってくれるように…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
お線香
かおる
おごそかな空気と
お線香
かおる…
ちびの頃の
お正月
年越しから
新年へ
神仏のこと
供養
お家のなかにおられるという
たくさん
たくさんの
神さまたち
まもって
祈って
一所懸命
生きてくれていた
家族
そうして
もう
お浄土のひとたち…
ありがとう
ごちゃごちゃのまんまで
ごめんなさい
また
一所懸命
いのちがけに
つなげさせて…
祈ってた
なにひとつ
いのちがけでないことなんて
ないんだねえ…
と
ありがとう
と
祈る
祈る
夜
いちにちの終わり
夜
平和に
おだやかに終わってくれるように
かならず
無事にいてくれるように…
お祈りしています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい