シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

手がかり

お墓

お仏壇

神棚

 

おさめてしまうこと

 

家族

のこされるもののため

そこへと

ゆきつく

おもい

 

おもいやり

おもう

 

嘆くべきこと

とは

まったく

おもえない

 

おもたさと

くるしみと

あって

 

おもいやりとして

そこへと

ゆきついたのだろう

おもう

 

 

あるもの

放置

できないという

おもいでもあるだろう…

ましてや

 

ご先祖さまの

のこしたもの

かつて

祈りの

こころの

よりどころでなかったはずは

ないだろうなあ…って

 

くるしみとあるひとの

こころのうち

おもう

 

たとえ

なにか

どうしようもない

くるしみとあって

 

たとえ

怒り

憎しみも

いまだに

あったとしても

 

ひと

 

ひとであること

 

もとめる

ひと

 

もとめて

 

もとめて

くるしくて

なお

 

おもたくてならず

ゆきつくんだろう…

 

きっと

その果てのこと

って…

 

 

神棚

おさめたい

って

姉上さま

言ってたなあ…って

 

おねえちゃんと

いっしょに

おさめるために

ゆきたかったよ

ゆきたいよ…

ごめんなさい…

 

まいにち

まいにち

神さまに

姉上さまに

ごめんなさい

ありがとう

神さま

お祈りしている

 

 

あるかぎり

そして

おさめても…

 

おもいやる

こころ

あって

 

ずっと

気がかり

となってゆくんだなあ…

 

その

おもいと

ともに

ゆくんだろう

 

祈り

ずっと

こころの

うちにあるように

ねがう

 

 

 

死のお片付け

その

覚悟

つかないまま

手をかけるより

しようないこと

つぎつぎと

たたみかけてきて

 

ここに

おいてもらってる身

すこしも

その役を

 

ほんのすこし

ひとつでも

果たそう

ねがって

つなげていただいて

 

また

きびしい冬

いっそう

そのこと

おもう

 

 

ある

ということ

いちばん

あやうい

ひと

 

いのち

 

明日は

無い

いちにちなんだなあ

 

いちにち

いちにち

いっそう

そこへと

ちかづくんだなあ…って

 

 

寒さに

のみこまれて

そのかなしみに

しずみかけてゆく

寒い寒い

 

ごめんなさい…

 

ありがとう…

 

つなげていた

お布団のなか

 

やっぱり

こころに

お経

きてくれた…

 

 

懺悔滅罪だ…

シーちゃん

って

 

まだ

ぜんぶ

おぼえていないなあ

ごめんなさいだなあ

って

はじめのところ

一所懸命

おとなえしていた

 

 

仏祖憐れみの余り広大の慈門を開き置けり

是れ一切衆生を証入せしめんが為なり

人天誰か入らざらん

彼の三時の悪業報必ず感ずべしと雖も

懺悔するが如きは重きを転じて軽受せしむ

又滅罪清浄ならしむるなり

 

 

生きて

ある

ひと

 

すべて

 

すべて

すくう

 

その

ある

と…

 

 

懺悔する

 

仏さま

 

ご先祖さま

 

お浄土の

ひとびと

 

生きて

ある

ひとびと

 

ちかく

 

ちかく

なってゆく

そんな

おもい

くる…

 

 

 

お寺

無く

お墓

無いものにも

 

ひらかれて

 

そなえられて

ある

 

くるしみとあるもの

くるしみに

ある

無いもの

そのように

しなくてはならない

そのおもいへと

ゆきついたもの

 

もっとも

憐れまれるべきもの

 

もっとも

すくわれるべきもの

 

そう

おもわれた

 

 

たとえ

お墓も無く

お位牌堂もなく

 

お寺へと

ゆくことさえ

かなわなくなってしまったもの

 

たとえ

お寺お墓に

つながっていて

精一杯の供養をつなげていても

 

それでも

なお

だれにも

つたえられない

だれにも

問うこと

かなわない

くるしみと

 

ずっと

ある

すべての

ひとたち

 

おもうこころ

どこまでも

いつまでも

おもいやる

こころに

 

その

かなしみに

 

のまれては

つぶされてしまいそうなひとたち

 

その

どこにも

行き場無い

おもい

 

ただ

ずっと

くるしみと

あるひとたち

 

そうして

 

信ずるもの

もとめるもの

もたないひとたちも…

 

ゆきつくところ

 

 

そのような場所

となっている

恐山

知った

 

 

いま

 

いまきりの

いま

 

ある

 

ここに

 

ある

ということ

 

のこされるもの

おもたいもの

としても

まだ

神棚

お仏壇

あって

神仏おまつりされている

 

あること

ありがとう

お祈りしている…

 

 

無為

無能

 

また

いちにち

あたえられた

 

ありがとう

つたえた

ありがとうと

 

さんげしている

 

ごめんなさい…

 

懺悔と

祈る

 

 

捨てられないもの

ひとつ

手をかけていた

 

ママの

若き日の古着物

 

わたしが羽織れるように

なってくれたもの

まいにち

みてる

 

ママ…

ありがとう

 

泣けてきそうだよ…って

 

まいにち

ありがとう

ありがとう

ってなってゆくなあ

 

いっしょに

ママが縫いあげてくれた

ってなっているんだなあ

 

希望

みたいに

おもわれる…

 

ありがとう…

 

 

手がかり

 

たった

ひとつ

希望

手がかり

 

手がかり

だけでも

くるしいんだけど…

 

くるしむ

さまようひとたちの

ゆけるところ

となってくれないかなあ…

ここからの

 

これからの

お寺

 

いつでも

だれでも

ゆける

ところと

 

 

どこか

たった

ひとつ

でも…

 

いつしか

ただ

そう

ねがってるなあ

 

 

祈る…

 

祈る

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

わたしひとり悪

 

さんげしている

 

 

こわい

雷…雪…

 

かつてない

大雪

 

 

明日

無いんだなあ

だれしも

 

 

手がかり

なくとも

 

なにひとつとも

 

だれひとりとも

つながっていない

その

手がかりも

ないと

かなしくて

 

かなしくても

 

 

お祈り

つなげてもらった…

 

 

ありがとう…

 

ごめんなさい…

 

 

ごめんなさい…

 

 

ありがとう

 

 

いま

無事でいてくれること

 

ただ

無事に

いてくれること

 

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい