お釈迦さま
倒れそうになっていたとき
施しうけたという
乳のお粥
インドだから…
香辛料が効いてたらしい
なんか
そういう
死にかけてるとき食べるもの
食べたいなあ…って
おもってた
ふらふら
ぐらぐら…
ごめんなさい
ばっかり
きた
神仏
ともに
自分の食べるもののうち
大豆や
小豆や
まいにち
おそなえしていて
お下がり
いただいている
神さまにそれら
おそなえするとき
よみがえる言葉…
また食べたい
っていう…
姉上さまに言ってもらった言葉
おねえちゃん…
ごめんなさい
って
泣いた
また食べたいと
姉上さまに言ってもらえたのは…
へんてこりんな
ちらし寿司
材料は
油揚げと人参と生姜と卵と
お米とお酢とお砂糖と
お塩とお醤油
のみ
っていう
貧乏精進ちらしなんだけど…
てまひまかけて
いなり寿司では味わえないほど
たっぷりたっぷり
ほんのり甘い刻んだお揚げさん
食べたくて
いろどりきれいがよいなあ
と
短冊人参もたっぷりと
あざやかに煮上げたり…
生姜は刻んで
さわやかなりんご酢で
ほんのりさくらいろに
どきどきしながら食べてもらったっけなあ…
きっと
ママも
だいすきだろうとはおもってたんだけど
まさか
姉上さまに
また食べたい
って
言ってもらえるなんて…
って
もっと
どきどきしたなあ
あれ
どうして
ママの病院通ってるときに
姉上さまのお弁当にしてあげなかったかなあ?
そっか…
やっぱり
こころも
からだも
なんにも余裕ないのに
なんでも詰めてお弁当にして
なんでも
ただ一所懸命
必死になって
なにがあっても
ママのまえでは
笑顔でいよう
って…
また食べたい
うれしかったんだよ
シーちゃん
って
大豆おそなえして
食べて…
ずっと
不安で
おっかないこと
ばっかりきてしまう
こころ
神さまにおそなえするとき
この
うれしかった
言葉
ありがとうと
やってきてくれるの
ほんとう
ほんとう
うれしい…
まことの
こころ
まことの
こころ
ごめんなさいして
お祈りした
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
まだ
水さえ不自由していたり
古家
おもたい雪に
壊れないでね
と
おもうと
おもう…
大雪
地球温暖化のため
海水温上昇による
線状降雪帯という
なんにも
できない
どこにも
ゆけない…
死のお片付け
なのになあ
ごめんなさい…
数珠つなぎの
ぐるぐるめぐる
おっかないこと
やってきてしまったら…
また食べたい
こころに
いてもらおう
って
ごめんなさいと
お祈りしてる
夜
ありがとう
ごめんなさい…
無事に
無事にいて…
倒れていませんように
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい