お通夜が終わって
姉上様とつれあいさん弟夫婦
お家でご飯をごちそうになった
豪華な和食の仕出し
連日
お寿司やうなぎをごちそうになり
普段の食事は
実験ご飯と
精進料理プラス煮干し
みたいなご飯なので
胃がひっくり返りそうな
破裂しそうな
わたし
あんまりたくさんは
食べられなくなっていた
お通夜は
泣かなかった
泣けなかった
コロナのクラスターで
姉上様始め
世の中の状況がとても厳しい
みんな
それらをおして集まってくれて
いつも
わたしはみんなと違うから
やっぱり
ひとりぽっちなんだなあ
と思った
遺影に使える写真のために
毎年みんなで写真を撮ろう
という
わたしはいらない
絶対にいらない
遺影を飾って
お寺さんにお願いして
戒名?
葬儀社??
一体誰が?
なんのために??
なんだか
また
こころを
封印してしまったようだ
泣いてはいけない
泣いてはいけない
こうやって
また
記憶がなくなるんだろうな…
悲しい気持ちを否定して
こころを迷子に
行方不明にして
生きてゆかねばなりません
消えたい
とか…
こういうことなんだけど
ああ
不自由なこころだなあ
疲れたなあ…
泣いてもいいよね
まだ
ママが
天国へ行って
たった4回目の夜
元気にしていることに
疲れた
笑っていることに
疲れた
さみしい
さみしい
ママも
さみしいかなあ
これから後片付けと
明日の仏さまのお膳の仕度
供える向きが違うんだって
いままでやってきたのは
本当は
そんなのどうでもよい
戒名も
和尚のラップみたいなお経も
むなしくて
悲しくて
生きてるのか
死んでるのかわからない
食べ物の味もしない
もう少し頑張らなくちゃ
明日は
お葬式
それから納骨
遺影のママ
わたしの知らない顔をしたママ
本当に
疲れました
こころが…
ありがとう
でも
星が
きれい
星のきれいな
夜です