シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ちぢこまる

救急車が

目の前

通ったかとおもうと

 

また

ゆく…

 

いのちを

乗せているのか

これから

いのちへと

向かうところなのか

 

いつも

どきどきする

 

胸が

つまる

おもわず

 

その場に

立ちすくむ

 

 

助けてもらって

 

助けてあげて…

祈る

 

 

月が

黒くて大きな鱗のような

幽玄な雲に

すっぽりと

覆われていた

 

その雲の鱗の隙間から

光が洩れる

 

やさしい光

 

なのに

ちょっぴり

こわい光だ

 

立ち止まって

見上げてたら

 

怪しげに

警戒したように

こちらを睨む人の視線が…

 

いけない

いけない

歩きつつ

場所を移動して

 

平然と

 

ちらり

ちらりと

月を眺めて

歩いてきたのだった…

 

うつくしい月!

 

 

孤独な日常

 

会話も

メールも

誰とも

まったく

何にも無く

生きる毎日

 

 

今夜の月も

きれいだった

シーちゃん

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

祈る…

祈ってる

 

 

もともと

群れない人間

 

親友と呼べる友が

生きてた頃も

まるで

 

離れたところに住む

恋人と?

時おり

会うかのごとく??

 

ほんの

たまに会う時には

 

時を惜しむように

一日

共にいたりしては

 

ふたたび

それぞれの日常

それぞれの

孤独へと

帰る

 

そんな

風変わりな友情だった

 

 

ずっと

そうして

会える

って

 

信じてたけれども…

 

若くして

亡くなってゆく友へ

何にも

できることもなくて

 

突然

旅立った友の

不在は

いまだ

信じられない

 

 

人生は

いつも

いつでも

 

いま

なのだ

わかった

 

 

節分の

不幸

 

絶望

 

傷つき

 

その

わけは?

 

尊敬

という

決めつけ

姉上さまに

そんな決めつけしていたからだ…

 

ようやく

気づく

 

 

わたしへの

決めつけに

傷つき

 

わたしもまた

 

尊敬という

自ら

つくりあげたものに

姉上さまを

縛りつけてた

 

けど…

あれ?

わたし

誰に

どんなふうに

言われようと

 

おもわれようと

 

決めつけされていようと

 

平気では?

問題ない!

とも

気づいた

 

 

 

生きる

って

孤独

 

さみしいことに

決まっているのだ

 

 

たとえば

 

たった

ひとつの月だ

月は

ひとつ

 

星ぼしは

無数に

瞬くけれども

 

月が

ひとつ

 

満ち欠けしては

 

それを

見上げたなら

 

わたしも

宇宙の

 

地球の

 

ちっこい

ちっこい

個体である

って

 

おしえてくれていて…

 

 

いま

ここに

生きてることの

ものすごさ!

 

知らせてくれていて…

 

 

そうだ!

ママを

お家につれて帰ろう!

っていう

あの時の

 

根拠のない自信満々の

わたしが

 

ひとり

悩んで

孤軍奮闘の

わたしが

 

わたしだ

 

わたしだった…

って

 

今夜の月

そっと

 

そっと

おしえてくれた気がしたのだった…

 

ちぢこまる

 

ちぢこまってた…

 

無意味に

不安の種

まいてた

 

 

 

ちっこい個体

だけど

 

みんな

宇宙ほどの

大きさで!

 

ひとり

ひとり

ひとつと同じじゃなくて

 

そうして

孤独を

生きてる

いま

 

月の

ちから

 

 

ありがとう…

 

 

明日の夜は

皆既月食なんだって…🙂

 

 

今日

おなじ月を見て

 

いま

生きてること

 

無事にいてくれること

祈ってます🙂

 

 

ちぢこまるときも

あってもよいし…

 

大きく

深呼吸して!

 

また

自分を

生きてゆこう

 

かならず

かならず

無事に!🙂

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい